昨日(29日)、
中日新聞・朝刊に
江戸時代の尾張の儒学者鈴木 朖(すずきあきら)の記事がありました。
(私「洋ちゃん」は鈴木 朖自筆の詠草の文を保持しています)
鈴木 朖
・明和元年(1764)~天保8年(1837)。
・名古屋の儒学者。名古屋西枇杷島の医者・山田重蔵の三男として生まれる。
・18歳で祖父の家督を継ぎ鈴木氏を名乗る。母屋から離れたところにいたので「離屋」と号す。
・晩年には、藩校明倫堂教授並となり『日本書紀』や『古今集』を講じた。
・寛政4年(1792)29歳の時、名古屋を訪れた本居宣長の門人となり、『馭戎慨言』序を執筆。
・著書には、『言語四種論』、『少女巻抄注』、『離屋学訓』などがある。
書の部分:軸幅90cm、高さ30cmです。
さつまなてしこといふの を見てよめる世の?の
花よりはささやきにて色は いとこまやかなり
いときなる 姿そいとし 哀なる来しもはるけき さつまなてしこ
雁
秋きりの隔てぬ声に かきつれてとふ面影も みゆる雁金
二行目以降の詠みです
橋姫の片敷袖や いかならむ見渡す 宇治の瀬々の月かけ
此間は参上奉得寛 話大慶仕し其節拝 見仕しなてしこ
追而詠書し間呈上 いたしし御笑覧
可下
後の三行の詠みは??。
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⇒平成29年2月8日にN博物館へ寄贈しました。