井上士朗の句碑(大光寺に於)《士朗 その3》;「山里の 月夜を運べ 庭の松」 | 「洋ちゃん」のひとりごと

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今朝、

散歩で東区泉二丁目、

大光寺・境内にあります‘井上士朗の句碑”をデジカメしてきました。

 

大光寺は、日蓮宗で清洲越えの慶長15年(1610年)に当地に移ったお寺です。

境内に俳人 井上士朗の句碑があります。

士朗は守山の生まれ、本来は医者で専庵といい、伯父の家である大光寺の南に居住していた。


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大光寺                  山門の右で咲いていました。
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            井上士朗宅跡
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井上士朗の句碑です。

 

句の意味

士朗は年老いて中風の病気にかかり、晩年は6年間このために苦しんだ。

妻は歿し、落ち込んでいた。

文化7年(1810年)知人が気晴らしに、月見に行こうと誘ったとき、読んだ句。

《 山里の 月夜を運べ 庭の松 》

私はもう出て行く気力がない。庭の松よ、山里の月夜をここに運んで来ておくれ。

(士朗は文化9年(1812年)71歳で歿す)