今朝の散歩で、
東区徳川二丁目にある
‘了義院の芭蕉の句”をデジカメしてきました。
了義院は清須越えのお寺で昔は成就院と称し月見の名所として「尾張名所図会」に記載あり。
(お寺の北側は急坂です…大曽根坂)
お寺の正面です。鳥居が建つ…? 由緒書き。
芭蕉は1688年(貞享5)7月に、
三日月を眺める名所として有名な、
このお寺を訪ねて三日月を大曽根坂
から眺めて読んだ句。
‘有とある たとへにも似ず 三日の月”
句意
「三日月の美しさは古来のいかなる形容にもまさってよいものだ」
三日月を仰いであらためてその趣きを発見した。
三日の月(みかのつき)
三日の月は、光は弱いがその形に趣きがある。
そこで古来、弓、鎌、眉、舟等いろいろなものにたとえられる。
右)
芭蕉50回忌の1743年(寛保3)に
各務支考門下の五条坊木児(もくじ)が
笈日記の句形により建立した句碑。
この碑は戦災で破損、
つなぎ合わせて修復したものの
読み取り難いことからその横に
昭和24年、新碑が建立される。