兼中斎宗完の時鳥画讃(有明の~) | 「洋ちゃん」のひとりごと

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今朝も、愛犬ナナと散歩に・・・

2~3日前頃から近くの公園では「セミ」の合唱が始まっています。
       
まもなく本格的な夏の到来です。

帰宅後、すぐ床の間に、

兼中斎・宗完宗匠自筆の「時鳥画讃」の書軸を掛けました。


       

ほととぎすは、
初夏を代表する鳥としてよく歌に採り上げられます。

夏に飛来してくるため、夏の訪れを知らせる鳥といわれています。
          

  ・

賛の詠みです

阿り明の・・・有明の

  月を見せ介里・・・月をみせけり

   不とゝき須・・・ほととぎす

                兼中斎

有明とは、

 月が空にあるままで、夜が明けようとするころ。

 夜が明けても、まだ空に残っている月。


(堀内)兼中斎宗完様について

 堀内家は代々表千家の宗匠を努める茶家。

 その堀内家の12代目が兼中斎宗完です。


(付記)

ほととぎす・・・漢字の表記

 時鳥、杜鵑、杜宇、蜀魂、不如帰、子規、田鵑など