電話の利点って、自分が話をしたいときにできて、したくないときにできないようにできることだと思う。
直接会って話をするとなると、そんなことはできない。
あたしはその電話の利点を最大限に活かしたつもり、だ。
…もちろん、こんな電話の使い方はオススメできない。
なぜなら、やられた相手は気分が悪くなるからだ。必ずと言ってもいいだろう…
――――――
4回目程の着信で、やっと電話がつながった。
りえ「どこだよ?」
おーじ「あ?おめー勝手に電話切ってんじゃねーよ」
りえ「どこだって聞いてんだよ」
おーじ「あぁ?てめー人の話聞けよ!」
りえ「はぁ?おめーと電話してもロクなこといわねーじゃねーかよ」
汚い言葉のやり取りがしばらく続く
ホント、周りの方に申し訳ない…
おーじ「じゃぁてめーずっとそこにいろよ!俺一人で行くからな!」
りえ「帰るよ。だからあたしの財布頂戴」
おーじ「はぁー?」
そう、今のあたしは手ぶらだ。
おーじは自分の荷物とあたしの荷物を両方持って、先に行ったのだ。
ホント、優しいのかどーなんだかよくわからない…