週末に秋田の男鹿半島、椿漁港のある地区で養殖された椿サーモンが入荷、買い物客もこれがテレビに出てた椿サーモンかぁと眺めながらもなかなか手は出ない。
本部からの品作り指定ではお造りは1切れ10gで6枚を飾り皿のだいこんツマに盛り付けて680円となってた。まあ目安だから最初に1枚計ってみたりはするが大体の勘で切っていく。
普段の鯛やカンパチとかの盛り付けはたいてい1枚15グラムの指定だ。300g程度の柵なら20切れ取れて3パックぐらい出せる。
最初の頃は魚種によっては1枚を計ってみたりもしていた。ちょっと厚く切るとすぐ18グラムとかになるが最近は切っていてなんとなく分かる。椿サーモンの10という厚さはしゃぶしゃぶ用のブリとかの厚さになって歯応えは弱いペラペラな感じ。それでも1枚100円という高値。新発売のご祝儀価格で競り落としてるせいだろう。うちの店やイトクは地元の中堅スーパーとして県内のこういう新商品を並べないわけには行かない。イオンには必ず並ぶのは企業規模の力だ。
そしてるうちに土曜に初水揚げの白神のふもと八峰町の岩舘漁港で海洋養殖されてる耀きサーモンが今日店にきた。これまた高値のブランド品、魚体はくすんだ灰色に薄くピンク色が帯を引いていた。刺身スタッフが10gでこれもかとため息。
あれもこれもサーモンで売り出してるが、もとはといえばノルウェーからチルドで生空輸されるアトランテックサーモンの美味しさが火をつけたと思う。その後チリの養殖銀鮭やオーストラリアからも入るようになって国内でも負けじとトラウトサーモンという名前でニジマスを養殖しているところが各地にある。みればニジマスの特徴の魚体の模様とか残ってる。
僕は安いチリ銀鮭をさっと2、3秒水で流してふき取りサケ独特の臭みを少し取り去ってスライスしてわさび醤油で食べる。酒の肴だから200円から250円ぐらいの小さな柵が出たときだけ買って8切れぐらいにそぎ切りして食べる。