8月上旬に怪我をして、1キロ近く体重が増え、BMIが２２を超えてしまった。
人に会うたびに「痩せましたか」「痩せましたね」と言われ、「やつれましたね」とすら言う人もいる。
家族にも「ガリガリやん」と言われ。
それでBMI22超えってどういうこと？
身長165cmなので、できれば57kg以下（BMI21以下）が望ましい。
減量が必要だああ
”あしたのジョー”に、矢吹丈のライバル、力石徹が減量するシーンが出てくる。
ボクシングジムの倉庫に寝泊まりし、外側からカギをかけてもらって、水を断つ。
ある時、耐えきれなくなって、”水をくれぇ” ”もう減量はやめだぁ”と叫び、扉をぶち破って外に出て、洗面所やシャワー室に向かう。
しかし、水が出ないよう、蛇口はすべて鎖で固定されていたのだった。
これは・・・ 誰がやったことだ！
そこに、ボクシングジムの会長の娘、白木葉子が現れ、こう言う。
私がやったことです。ごめんなさい。
こうなるであろうことは分っていたの。
渇きに渇ききった身体にいきなり冷たい水を飲むと体を壊すと、先生から注意されたので。
ここに白湯があります。お飲みなさい。（として、コップを差し出す）
力石君、私はあなたが減量をあきらめたことを悲しんだりしていません。
それより、貴方がほんの少しでも人間らしい弱さを持っていてくれたということがとてもうれしいの。
さあ、お飲みなさい。
一息にこれを飲み干して、もとの溌剌とした力石君に戻るのよ。
コップを受け取った力石は、はっと我に返り、こう答える。
ありがとう、お嬢さん。
そのお気持ちだけ、ありがたく飲ませていただきます。
そして、コップに入っていた白湯を、床にこぼして空にしてしまう。
もう少しでくじけるところでした。
でももう大丈夫。ありがとう、お嬢さん。
今夜はぐっすり眠れそうです。
力石徹、すごいー
金竜飛のエピソードも忘れられない。
矢吹丈が苦しい減量を乗り越え、計量を終えてステーキを食べているところに対戦相手の金竜飛が来て、自分が5歳だったときのエピソードを話し始める。
私はね、矢吹君、君のその、私は飢えた若者でござい、しかも、飢えた若者でなければハングリースポーツであるボクシングの栄光はつかめない、といった悲壮感あふれるポーズというやつかな、それがなんとも鼻持ちならないんだよ。
君は本物の飢えというのを知っているかね？本物の地獄というものを。
朝鮮戦争で金竜飛の父は徴兵され、母は目の前で死んだ。
金竜飛は一人取り残され、極度の飢餓状態で食糧を探して彷徨っていた。
そして、ついに金竜飛は、倒れていた兵士のそばに食糧を見つける。
その食糧を拾おうとしたその時、突然、倒れていた兵士が起き上がり、食糧を奪い返しに来た。
5歳の子どもだった金竜飛は、近くにあった石でその兵士の頭をたたき割り、その場で食糧を貪り食う。
しかし、金竜飛は、自分が食糧を奪い頭をたたき割った兵士が、行方不明だった父だったこと、そして父は食糧を家族に届けるために軍を脱走して家に向かう途中であったことを知らされる。
その瞬間、金竜飛は、むさぼり食べたものすべてを吐いてしまう。
その日以降、金竜飛は、食べることが出来なくなってしまう。そして、矢吹丈にこういう。
それ以来、私は一度も満腹などはしたことがない。
いやできなくなったという方が正しいかな。
食べたいという興味が、いや本能が消えてしまったんだよ。
この私からね。
減量苦だって？
そんなのは、腹いっぱい食って胃袋を拡げてしまった奴の贅沢さ。
懐かしいなあ。”あしたのジョー”は、小学3-4年の頃はまって、友達とクロスカウンターごっこをよくやったものだ。
あの頃のみんなは今頃何しているのかしら？？？
こんなことは言いたねえか
そいつらは家族より家族
思わずファミリーいうか
今でもそりゃ孤独だ
嫁も娘もおるかなんかな
ここまで来れたっつぅのはなんかな
生んでくれた親に感謝しなかんかな
いらん話をようけわりぃ
眠てぇ話まで、ようけようけわりぃ
やっぱ俺の地元はここだ
名古屋がMY HOOD
俺のすべてだ
(“ TOKONA-X - Where’s My Hood At? REMIX (fear. Maccho)”から)
