決定版 まんが日本昔ばなし101 (幼児図書ピース)/著者不明
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桃太郎・・・桃太郎は、鬼が島に、鬼を退治するために赴くわけですが、
そもそも、桃太郎に出てくる鬼って、どんな悪いことをしたんでしたっけ?
ご存知の方がいらしたら教えてください。
私は、何かをする時に、目的の把握がとても大事だと思っています。
仕事にしても、勉強にしても、そもそも何のためにするのかが分からないと、
そもそもの目的が達成できないばかりでなく、手段が目的化してしまって、
別の問題を生み出しかねません。
私は、昔話や童話にに大切な何かが欠けていると感じています。
それは、私が最も大切だと思っている目的の設定です。
本来、登場人物は、ある目的や使命、あるいは問題を持っており、
それを達成・解決するために手段を考え、目的を達成するという物語りが
望ましいと思うのです。
きび団子というモノにつられて雇われた動物たちが、辛いはずの戦地に
同行するというところも気にいりません。たとえば、食べ物に困っていた
動物たちに、桃太郎がなけなしの団子を分け与え、その行為に感謝した
動物たちが、桃太郎のために戦地に赴くという物語りなら何倍も素晴らしい
はずです。
鬼たちも、鬼が島の生活が困窮しており、ついつい人間に迷惑をかけ、
結局、桃太郎に退治されてしまった。そこで反省し、人間のためになる
こと(仕事)をし、略奪ではなく、報酬を得ることによって、困窮を脱した。
という物語りなら何倍も素晴らしいはずです。
お子さんが寝付くまで、昔話を聞かせるお母さんも少なくないと思いますが、
一番賢くなるのは、お母さんご自身の創作を聞かせているお子さんだと
言われています。
お母さんご自身の創作であれば、お子さんに「何で?どうして?」と
聞かれても、「それはね」と問いに対する答えを言えるわけです。
そんなやり取りの中から、お子さんは、生きる目的を潜在意識で
掴むのではないでしょうか?
昔話は、小さなお子様の倫理観を育てるために最も便利な道具ですが、
読み聞かせる目的は、お子様の心を育てることだろいうことを
忘れないで頂きたいと思います。
さて、このブログネタも目的は、よくわかりませんが、私が桃太郎だったら、
連れて行きたいお供は、暴力で鬼を退治するわけではなく、創造的に
問題解決を提案できる人間です。