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あなたが桃太郎だとしたら、お供として連れて行きたい3匹の動物は? ブログネタ:あなたが桃太郎だとしたら、お供として連れて行きたい3匹の動物は? 参加中

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桃太郎・・・桃太郎は、鬼が島に、鬼を退治するために赴くわけですが、

そもそも、桃太郎に出てくる鬼って、どんな悪いことをしたんでしたっけ?

ご存知の方がいらしたら教えてください。


私は、何かをする時に、目的の把握がとても大事だと思っています。

仕事にしても、勉強にしても、そもそも何のためにするのかが分からないと、

そもそもの目的が達成できないばかりでなく、手段が目的化してしまって、

別の問題を生み出しかねません。


私は、昔話や童話にに大切な何かが欠けていると感じています。

それは、私が最も大切だと思っている目的の設定です。

本来、登場人物は、ある目的や使命、あるいは問題を持っており、

それを達成・解決するために手段を考え、目的を達成するという物語りが

望ましいと思うのです。


きび団子というモノにつられて雇われた動物たちが、辛いはずの戦地に

同行するというところも気にいりません。たとえば、食べ物に困っていた

動物たちに、桃太郎がなけなしの団子を分け与え、その行為に感謝した

動物たちが、桃太郎のために戦地に赴くという物語りなら何倍も素晴らしい

はずです。


鬼たちも、鬼が島の生活が困窮しており、ついつい人間に迷惑をかけ、

結局、桃太郎に退治されてしまった。そこで反省し、人間のためになる

こと(仕事)をし、略奪ではなく、報酬を得ることによって、困窮を脱した。

という物語りなら何倍も素晴らしいはずです。


お子さんが寝付くまで、昔話を聞かせるお母さんも少なくないと思いますが、

一番賢くなるのは、お母さんご自身の創作を聞かせているお子さんだと

言われています。

お母さんご自身の創作であれば、お子さんに「何で?どうして?」と

聞かれても、「それはね」と問いに対する答えを言えるわけです。


そんなやり取りの中から、お子さんは、生きる目的を潜在意識で

掴むのではないでしょうか?


昔話は、小さなお子様の倫理観を育てるために最も便利な道具ですが、

読み聞かせる目的は、お子様の心を育てることだろいうことを

忘れないで頂きたいと思います。


さて、このブログネタも目的は、よくわかりませんが、私が桃太郎だったら、

連れて行きたいお供は、暴力で鬼を退治するわけではなく、創造的に

問題解決を提案できる人間です。