本日は大阪市内のとある弁護士事務所に足を運びます。
約2年前に亡くなった母方叔母の遺産分割において、既に2年近く揉めており、遂に家裁での調停という展開になりました。
7月に調停が行われるのですが、その前に我々サイドの弁護士が打ち合わせをしたいという事で、本日行く事になりました。
亡き母も含め、叔母には6人の兄妹が居り、こちらサイドのコンセンサスはとれているのですが・・・
その叔母には亭主が居たのですが、40年近く前に離婚届だけを置いて失踪してしまい、その後一切の連絡もなく・・・
ただ、叔母は性格が宜しくなかった事もあり、離婚届に判を押さず、多分そう簡単には亭主の思う様にはさせない、だから意地でも離婚してやるか~という感じだったのでしょう"(-""-)"
ところが3年前、脳腫瘍が発覚し、一気に死と直面する事となりその後約1年は24時間フルの自宅介護でした。
親族間でも嫌われていた嫌ゆる銭ゲバな叔母だったので、24時間フル介護では毎月150万円使っていたそうですが、それでも死後親族が整理していくと、そこそこの資産を残していました。
亭主が失踪した事もあり、子供は居ません。そして失踪した亭主は約5年前に、生活保護を受ける事になったと分かりました。
その時も名義上は夫婦になっているのだし、生活保護申請時に、亡き叔母に行政から連絡があり、亭主の面倒をみてほしい、と依頼、打診があったそうですが、叔母は頑として断り、あんな男と一生関わる気は無いと明言していました。
そして当時もその後も、その亭主自体、とっくに離婚しているつもりだったし、復縁は有り得ないと明言していたそうです。
ところが、叔母の死を知った途端に離婚する意志は無かったと言わんばかりに弁護士を立てて、法定相続権利となる4分の3の遺産分割を要求してきました。
亭主が失踪していた約40年間、子供も居ない叔母を当然兄妹が色々力になったり、最終脳腫瘍になった後のケアや、葬儀、死後の整理も含め親族がそれぞれに寄与した事に比べ、その亭主は、葬儀すら出てきませんでしたし、亭主としての役割や責任は40年間一切行っていません。
我々は亡き叔母の遺産の4分の1を6人で割るというのが法定相続率になる訳ですが・・・我々の取り分がどうこうより、亡き叔母も恨んでいた、そのロクで成し亭主が4分の3の遺産を持って行くということ自体が許せないという事で長引いていたのですが、今回、先方が遂にしびれを切らし、家裁の調停に持ち込んだという経緯になります。
家裁での調停なんか経験が無いので、果たしてどの程度それぞれの言い分が加味される場なのか今後改めて勉強になりそうです。
個人的には亡き母の代理で、生きている叔母連中からも何かと頼りにされているから、七面倒な事も引き受けていますが、私の場合、妹がいるので6分の1の遺産を2人で分けるから12分の1になります。結果法定相続率しか認められなかった場合は、亡き叔母の全資産の4分の1の12分の1となりますから48分の1という僅かなお金が入るかどうかの話で、正直時間をとられたくないのですが、乗り掛かった舟という事で致し方がありません(;^ω^)
という事で、そろそろ弁護士事務所に向かいたいと思います。