23区の図書館の地域資料室はひととおり訪れたのですが

ご縁の薄い区は駅近の小規模館ですませたり、かなりテキトー。

 

 

表にまとめてみました。

 

23区のなかで、私が利用カードをつくってもらえるのは18区。

有効なカードを今18枚持っています(これだけは制覇!)

 

区の中央館の地域資料室に行ったのは23区中、14館。

郷土資料館(歴史博物館とかふるさと文化館とか呼び方はまちまち)

23区中、9館しか行けていません。

 

むろん、すべてを踏破するつもりもないですが、

とりあえず、中野と墨田の中央館には行こうということで・・・

 

 

中野駅から徒歩10分の中央図書館に行ってきました。

 

ここの地下には、その昔、

レンタルのない古~い映画の貴重なVHSテープがたくさんあって

以前はそれ目当てにひんぱんに通っていましたが、

10年くらい前に「ちょっとしたこと」があって、以来ご無沙汰です。

 

 

 

今回のチャンスに久しぶりに行こうとしたんですが

蔵書検索で地域資料を探すと、ことごとく「中央図書館では貸出禁止」だったので

駅から近い中野東図書館に行ってきたんでした。

 

 

中央図書館の平面図です。

 

階下にAV資料がある以外はこれがすべてなので、

地域資料・参考図書のコーナーがかなりの割合を占めています。

(入口にバー(横木)がついていて入りづらいから、今まで入ったことなかったんでした)

 

 

中は広くて、蔵書の数も多いですが、

本の分類はかなりクセ強めで、特に他区の資料は見つけづらいです。

 

また、この写真では書架の上のほうはスカスカですが、

実際は最上段にもかなり厚い大型本が並んでいます。

私の身長で届くのは下から5段目かせいぜい6段目まで。

7~9段目(最上段)はどうやって取るんでしょうかね。
 

 

そういえば、東中野図書館の吹抜け部分に高さ10m以上の巨大書架を作って

全国からバッシングされてたこともありました。

「本は発砲スチールのダミーで、安全対策のネットも貼る予定」と言い訳してましたが・・・

 

中野区は実用的じゃない高い書架が好きなのかな?

 

それはともかく、検索画面では「禁帯出」が目立っていたのに、

ここの本にはほとんど「禁」ラベルが貼ってないのに驚き、

1時間以上吟味して、8冊くらい選び、カウンターに持って行ったら

「ここの本はすべて貸出禁止なので、複本をお調べします」

ですって!

「複本のない本はほかの図書館から取り寄せますね」

とかいわれちゃいました(笑)

 

それは丁重にお断りして帰ってきたんだけど、

ここにある本は(ラベル貼ってなくても)すべて貸出禁止」なんてことあるんですね。

 

どこかに注意書きがあったのでしょうか?

HPには何も書いてありませんが・・・

 

希少な資料を禁帯出にするのは当然ですが、

ガイドブックとかエッセイとかも、全部この場で読め!ってこと?

図書館員さんにはなんの否もないけど、

なんか、中野区の感覚、私にはよくわかりません。

私のあの1時間を返せ!って思ってしまいました(笑)

 

 

 

「10年くらい前のちょっとしたこと」というのも

ついでに書いちゃおうかな?

 

ここの図書館、他とは違うルールがいろいろあって、

たとえば(今はもう違うと思うけど)

「返却した本を利用者が自分で仕分けして戻す」というシステム。

 

 
「東京図書館制覇!」のなかにも記載があったので、一部引用させていただきます。
 

 

当時図書館員の端くれだった私からしたら

「あきれ返るようなシステム」なんですが、

その日はたまたま10人くらいの利用者が列をつくっていました。

 

一般的には、返却窓口が混雑してきたら、

手の空いているスタッフが集まってきて

利用者の目前チェックを手伝うから、この時点で利用者は解放されます。

返却をかけた本はバックヤードにまわって二度目の返却処理、そして配架・・・

という流れです

 

ここでは、

①(ひとりの担当者が)返却本の中味をチェックしてバーコード処理するまで

  利用者はカウンターで待たされる。

②さらに処理の済んだ本を渡されて、自分で仕分けする。

という利用者には重すぎる負担。

 

変なルールを作る人と窓口対応する人は別だから

現場の人にとったら「利用者からこういうことを言われた」

というほうが(経験上)上にあげやすいんですよね。

それで、へんな使命感にかられて、館内を歩いていた職員に声をかけたら、

これがまったく理解してもらえず。

 

「返却本はいち早く書架に戻すほうが利用者にメリットがある」

とかなんとか、共感しづらいことをいくつかいわれて、

若干こちらも反論もしたんですが、

傍目には「クレーマーのババアに絡まれてる図」なんだろうなぁ、と思って

それ以降行きづらくなりました。

 

コロナ以降、返却ポストは常に開いていることが多いし、

自動返却や自動貸出、セルフの予約取り置きなど、

カウンターが無人でも大丈夫なくらいで、10年前の面影ゼロですが、

それでもやっぱり私とは相性の悪い図書館なのかもしれません。