去年「ゴジラ-1.0」を見て、視覚効果はものすごかったですが、
舞台となった昭和22年の銀座が「架空の世界」で、
「数寄屋橋」なんて存在までが無視されているのが気になって
それでいて「時代考証完璧!」とか言ってるから、
かなりしつこく反論してしまいました。
(だって同じこと言ってくれる人、いないんだもの!)
伯父は進駐軍の通訳だったし、母も終戦直後にタイピストだったので、
このあたりのこと、子どものころはよく聞いていたんですよね。
伯父も母も亡くなりましたが、同年代でも
まだお元気で映画を見られている人いるでしょうし、
そういう人たちが無視されてるのが許せないのですよ!
銀座でも、
「全然有名じゃないけど、ひっそりとずっとかわらないもの」を
今度、さがしてみたいと思います。 あるかな?
なんて書いたので、その後も映画の帰りに何度か来てみたんですけど、
正直、収穫なし。
この辺で生まれ育ったわけでもないので、当然ですが、
その時撮った写真がスマホに少し残っていたので、
(中身はかなり薄いですが)とりあえずアップします。
まず、「数寄屋橋公園のところに終戦後の写真がある」
と聞いていたんですが、自力では見つけられず。
ストリートビューから場所がわかって、
先日、はじめて自分の目で確認しました。
こんなとこにあるとは!
なんでここに貼ったのかも不明ですが
その前の歩道っぽいところも不明。
ここ、歩道ではないので、万一ここで車をおろされたりしたら孤立します(笑)
まわりは全部車道です!
それから、「ゴジラ-1.0」で映っていた「納税塔」は今はどうなってるのかと思ったら、
多分、これではないかな?
デジタルでよろしく!
とのことでした。
これは「有楽町で逢いましょう」の歌碑。
有楽町そごうのCM曲なのに、なぜ駅のこっち側なのか?
でもここ(マリオン前)も住所は千代田区有楽町2-5-1なんですね。
実はこの時、すぐそばの「銀座の恋の物語」の歌碑も撮ろうとしたんですが
宝くじ売り場まわりは大変な行列でそれどころじゃない、と
この日はあきらめて帰ってきました。
↑
これはネットから
すぐそばなのに住所は
中央区銀座4-1-2 です。
普段あまり意識しないけれど、
今は亡き外堀川を境に千代田区と中央区。
数寄屋橋は区界橋だったわけです。
「銀座の柳」の歌碑とか、周辺にはいろいろあるけど、
こういうブログをあげている人は多いので、止めておきます。
これは以前に使った1959年の有楽町周辺の航空写真なんですが、
65年たった今、ほとんどすべて建て替えられています。
数少ないひとつが「泰明小学校」
さすがにここは遠慮していたんですが・・・・
もしや、数寄屋橋公園の
若い時計台の後ろにあるのが泰明小学校では?
もうちょっと近づいたら・・・
確かにそうでした。
一応 柵やネットはありますけど、
想像以上に開放的で公園と接近していてびっくり!
名門校だし、もっと閉鎖的なのかと思ってました。
泰明小学校は、学校としての歴史は150年以上、
今の校舎も震災後の復興建築なので100年近い歴史です。
戦前からここは越境入学が当たり前でしたが、
今は(公立ですけど)希望があればどこからでも通える
「特認校」となっているそうです。
「アルマーニの8万円の制服」が話題になりましたが、
そんなの、全く問題ないですよね!
(今はランドセル買うだけでもそのくらいしますしね)
美しい校舎の外観は検索してご覧ください。