先日のブログのなかで使った1959年の有楽町駅周辺の航空写真。

今も現存する建物に黄色で囲ってみたんですが、

ひとつ、大事なものを忘れていました。

 

 

それは、JR有楽町駅!

 

 

 

有楽町駅の中央の通路付近を撮影した2枚の写真。

 

上が1965年東京オリンピックの翌年に撮影されたもの

そして下は、ほんの先週、私がスマホで撮ったものです(モノクロにしてみました)

 

そごうがビックカメラに変わってますけど、こちら方向は高いビルが迫っておらず

令和になっても「空が広い!」って感じです。

2022年と1965年。  57年たっているとは思えません!

これ、「変わらない景色」に認定しちゃってOKですよね?

 

有楽町駅って、いつも工事してるイメージなんですけど、どこをどういじっているのか?

私のようなメトロ利用者には、いつも変わり映えしないように思えます。

「改札の位置がちょっと変わったかな?」と思う程度。

JRのサイトをみたら、中の設備をずいぶんと改良しているみたいですね。失礼しました。

 

 

 

東西を結ぶ通路も工事してたけど、大きくは変わっていません。

下は先週(2022年10月)なんですけど、

アーチを補強して、頑丈にしました!って感じ。

 

 

 

銀座口の方は、新しい駅前広場にあわせて、若干近代的にしてる感じですが・・・・

 

 

日比谷口のほうは、あくまでもレトロ路線。

剥がれかけたようなレンガは、明治時代の名残りでしょうか。

後ろのイトシアのビルが見えなかったら、令和とは思えません。

こういうの好きな人にはたまらないでしょうね。

 

それはそうと、このアーチの両脇に残っている何かが剝がれたような丸いのは何?

1個くらい剥がれてないのがないかな?と思って探したんですけどダメでした。

 

家にかえって調べたら、これは

「メダリオン」とか「メダイヨン」とかいう装飾だそうです。

秋葉原あたりまでいくと、残存しているものもあるらしく、画像を検索したら・・・

 

え、これが完成形?

 

こんなのを期待してたので、ちょっとあてが外れました(笑)

 

街路灯みたいなのがついている時もあったみたいです。

 

 

 

 

 

 

 

今ビックカメラ有楽町店がテナントにはいっている

「読売会館」もかなり古いです。

最初のテナントは「有楽町そごう」でした。

 

1957(昭和32)年に開店したときのコマーシャルソングが

フランク永井の大ヒット曲「有楽町で逢いましょう」なんですけど、

ご存じない方のために歌詞を貼っておきます。

 

1 あなたを待てば雨が降る
  濡れて来ぬかと気にかかる
  ああ ビルのほとりのティー・ルーム
  雨も愛(いと)しや 唄ってる
  甘いブルース
  あなたと私の合言葉
  「有楽町で逢いましょう」

 

2 心に沁みる雨の唄
  駅のホームも濡れたろう
  ああ 小窓にけむるデパートよ
  今日の映画(シネマ)はロードショウ
  かわす囁き
  あなたと私の合言葉
  「有楽町で逢いましょう」

 

 

 
6年ほど前に、いつも老人施設で歌っている昭和歌謡の歌詞にでてくる
「映画館(シネマ)」はどこか?というのを真剣に調べたことがあり、
「有楽町で逢いましょう」の映画(シネマ)は
「ニューシネマ東宝1」だろうと、勝手に結論づけたんですが
1番の「ティールーム」がどこなのかは見当もつきませんでした。
 
ところが、開店当初の写真をみたら、二階にパーラーがあるじゃないですか!
CM曲だし、たぶんここで間違いなさそうですね。
 
 
今ビックカメラではお酒とか売ってる、ちょっと天井の低い一角ですね。
今は外が見えなくなっているけど、当時は見晴らしよかったでしょうね。
待ち合わせにも最適です♡
 
 
ところで、この読売会館は、竣工して満65年が経過し、
建て替えの話が具体的になっています。
 
線路の向こうに建設が進む交通会館の画像。
手前の読売会館は、ここよりさらに8年も年上だったんでした。
 
 
 
隣接する有楽町ビル、新有楽町ビルも、すごくいい雰囲気なのに、
このエリアも再開発の対象みたいです。悲しい
 
 
 
まわりのビルが総入れ替えになったとしても、
せめて、戦争と2度の震災を生き延びた、この明治時代のレンガの高架橋は
ぜひぜひずっと残っていてほしいものです。