機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影①

機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER ②  平成29年11月18日公開予定

 

 

宇宙世紀0096年後半。

地球連邦政府はサイコフレームの脅威に対し、特殊部隊マスティマを編成し、

地球圏を漂う小惑星アクシズへの潜入を試みる。

ジオン公国とネオ・ジオンの元技術者アルレット・アルマージュと元テストパイロットの

ダントン・ハイレッグら民間人もメンバーに加わっていた。

アクシズに潜入した彼らは、無人のはずの基地内で私兵集団バーナムの新型ガンダムらに襲われ……。

 

地球連邦軍のイオ・フレミングとの戦いを制したダリル・ローレンツは、

ジオン残党軍の一員として奪われたサイコ・ザクの情報を探るため地球で諜報活動を行っていた。

一方イオは、新たな仲間と共に「サンダーボルト作戦」に参加する。

あるとき、イオの前に南洋同盟国境守備隊隊長を名乗るクローディア・ペール中佐が現れる。

やがてジオン残党軍、地球連邦軍、さらには南洋同盟が加わり、

三つどもえのモビルスーツ戦に発展し……。           (シネマ・トゥデイ)

 

 

今週末から2週間限定で公開されるガンダムのスピンオフ映画の試写会で鑑賞。

そもそも私はガンダム世代ではないので、観ても分からないと思いつつ、

こういうことでもないと、この先もずっと無縁で終わってしまうのも惜しい気が・・・

2本立てで、両方とも「ガンダム」とついていますが、全くの別物です。

劇場公開で1800円頂くための、「足して2時間」の合わせ技、って感じですね。

 

 

1本目はウエブ短編小説のアニメ化で、ガンダムを知らなくてもなんとなくわかりました。

 

地球連邦政府の中尉で、マスティマ隊長のメーメット・メルカが、クリーニング屋の親子を

リクルートするところから。

「Twilight AXIS」の画像検索結果

 

実はこの二人は「世を忍ぶ仮の姿」で、

アルレットは機動兵器開発に関わる優秀なエンジニアながらパイロットとしてはポンコツ。

ダントンはパイロットとしては優秀だけれど

敵を撃てないために、データ収集のテストパイロットどまり。

もともと二人は同年代だったのが(なぜかアルレットは年をとらない設定のようで)

見た目は親子なんですけど、この二人の関係がなんか切なくて・・・胸キュン要素、満載です。

「愛しているわ、親子として」なんて、泣けてしまいます。

 

アニメーションのクオリティはそれほどじゃないですが、カット割りが大人っぽい!

アート系の劇場映画を観ているようで、お子様映画じゃないですね。

30分かそのくらいの短編で、あっという間に終わってしまいました。

 

2本目は、ガンダムシリーズの外伝?で、有料配信していたコミックのアニメ第1部に続いて

18日から配信される第2部(5~8話)に新作パートをつけたもの、だそうです。

第1部をみていなかったので、ジオンと地球連邦軍がごちゃごちゃになってしまいました。

1部をみてなくても、せめて↓の相関図をみておけばよかったかも。

 

相関図

2部のストーリーはすべて公表されており、(私には説明できないから)こちらをご覧ください。

 

今回は1部から「南洋軍」という僧兵みたいな宗教部隊が加わり、なかなかの強敵です。

主人公のカリスマパイロット、イオ・フレミングは「ジャズが大好き」という設定で、

戦闘途中も常に聴いているというところから、なんとこの作品、BGMがジャズなのです。

癒し系のジャズもありますけど、ここでは「フリージャズ」といわれる、トランペットやピアノの激しい演奏。

それが戦闘シーンのBGMでずっと流れるのは、賛否あるだろうなあ‥と思われます。

フリージャズってメロディーラインが良く分からないから、有名曲かもわからなかったんですが

全曲菊地成孔のオリジナルだとか。

 

「ガンダム ビアンカ」の画像検索結果

 

今回初登場のビアンカという女性キャラ。

彼女は輝かしい戦歴のパイロット(所属チームのエンブレムで全身タトゥだらけ)で、

入隊前はプロのミュージシャンだったことから、イオと意気投合し、即興でセッションしたりします。

その場面は音と指の動きが完璧にあっていて、高揚感Maxになります。

成果をあげて「グルービーデュエルをノーミスで」を合言葉に二人は頑張るわけ。

 

フリージャズの間にも念仏だったり民謡だったりがジャズバージョンでミックスされますが

民謡は和歌山県の「串本節」のジャズアレンジで、

これはネットでみられたのでアップしておきます。→こちら

 
一方、ジオンのダリルはポップなラブソング好きなので、
彼の登場シーンには日本語の可愛い恋ソングが流れます。
「可愛いあたし」とか「恋は誰もいない」とか、英語の字幕が流れるのですが、
英語→訳詞で歌っているのではなく、日本語の歌に英語訳をつけているようですね。
 
ストーリーが見えないから曲のことばかり気になってしまいましたが、
(賛否あっても)私は「賛」に一票!
ハリウッド映画の「日本語版テーマソング」とか、日本人として恥ずかしくなるようなのが多くて
こういうクオリティの高い日本発の音楽を聴かせてもらえると嬉しくなります。
ただ、「爆音上映」とかで、ジャズの音楽の方まで「爆音」になるのはどうかと思いますけど。
 
「南洋軍」は「敵軍」となるわけですが、南太平洋だし、太平洋戦争を彷彿としてしまいます。
「南の島で戦ってきた」オーバー80世代の人がみたらどう思うんだろう?とか。
その世代はどうせ観ないからいいのかな?
 
それにしても、人気シリーズの「後発作」を前知識なくてみるのってキツイですね。
ただこれを機会にちょっとは興味をもてたので良しとしましょう。
 
日曜日にテレビで「シンゴジラ」の初地上波放送があり、
それに先立って、過去のゴジラ映画の特番もやっていて、けっこう熱くなりました。
実は私のブログは検索で訪れてくれる人の方が多いので、
地上波でなんかやると、いきなりアクセス数が増えたりするんですよ。
おとといは「シンゴジラ」「シンゴジラと狂言」へ訪問してくれた人数がいきなりアップしました。
実は「シンゴジラと狂言」なんて書いた記憶もなかったので、
読み返してみて、昔のゴジラに熱くなれた自分に納得がいきました。
ホントに記憶力が情けないことになっているので、書いておくのは大事ですね~