最近、都内を中心に新築マンションの価格がかなり高騰していますよね。

 

都内だと平均で1億1,483万円だとか。

 

これは、都内でも山の手の高級住宅地の価格が特に高く、平均を押し上げていると思います。

 

ただ、おいらの近所の感覚でも、おいらが買った時と比較すると、倍程度まで上がったように感じます。

 

そうなると結婚していたしても旦那さんの収入だけでローンを組むのが困難となり、ペアローンを組む夫婦が増えていると思います。

 

特にマンションを販売している会社は1部屋でも売りたいため、ペアローンによる高いマンション販売を進めるでしょう。

 

けれど、一般的なローン期間である35年間、夫婦共に何事もなく支払い続ける事は可能でしょうか?

 

まず考えられるリスクは、離婚。マンションを購入する際は離婚など考えている人はいません。

 

ただ3組に1組は離婚すると言われていますので、決して軽視できないですし、離婚時にどちらかの実家が資産家でもないかぎり、マンションを売却し、その後もローンを返済続ける可能性があります。

 

次は、育休による夫婦どちらかの収入ダウン。育休期間は最初の半年間は収入が2/3になり、その後の収入は半分になります。

 

ペアローンの場合、夫婦両方の収入が満額であることが前提であるため、片方の収入が減る事は結構、厳しいと思います。

 

また、子供がある程度大きくなるまで夫婦どちらが時短勤務にした場合もネックでしょう。これも夫婦両方の収入が満額を前提にしていると、片方の収入が減るので、厳しくなると思います。

 

最後は、団体信用生命保険でしょう。ローン返済中に旦那さんが、若くして亡くなったとします。

 

もし、旦那さん名義でローンを組んでいた場合、住宅ローンの支払いはこの段階で団信から補填されるので終了となります。

 

しかし、夫婦二人の名義としていた場合、奥さんのローン返済は続いていくことになります。

 

仮に奥さんが時短勤務としていた場合、奥さんは減った収入の中からローン返済となるので、支払いのハードルは高くなります。

 

何が言いたいかというと、夫婦2人の収入をあてにしてローンを組むより、1人の収入でローンを組んだ方が良いです。

 

また、二人でローンを組むとしても満額ローンではなく、70%程度に抑えた方が将来を考えると安心だと思います。