先日放送された「ブラックジャック」のドラマは見られましたか?
おいらが記事を書いている時点では、まだ放送されていませんが、恐らくはおいらは見ないと思います。
高橋一生さんは、漫画原作の実写化である岸部露伴シリーズのメイクや演技でも定評があったので楽しみにしていたのですが。
あるキャラクターの改変で見る気を無くしました。
子供の頃に図書館に行っていた際、大人コーナーに置いてあった唯一の漫画が手塚治虫氏の漫画。
ブラックジャックも怖いながらも読んでいました。
作中で、ブラックジャックのライバルキャラとして登場するのがキリコ。
ブラックジャックは、法外な金銭を要求しますが死の間際にいる人などを助ける行動をしますが。
キリコは、死の間際にいる人に対し、安楽死をさせることで、苦しみからの解放を行います。
これは軍医時代に、戦争で怪我に苦しむ人を苦しむ人が死ねない惨状を見て死の間際にいる人に安楽死をさせることで苦しみからの解放を信念としています。
ただし、治療を行い治る見込みのある患者や自殺願望を持つ人が安楽死を求めても、応じないという態度もしています。
「99.9%の水」という作品では、未知な伝染病に感染した際に感染を広げないためにも、安楽死を選択しようとしていました。
結果としては、ブラックジャックに助けられますが。
実写化では、キャラクターを男性から女性へ変更しています。
理由として「調べてみると、海外で安楽死をサポートする団体には、なぜか女性の姿が多い印象があった。脚本の森下佳子さんと相談しているうち、『優しい女神』のような存在が、苦しむ人のそばにいて死へと導くのかもしれない、と想像するようになった」とキャラ改編の理由を6月20日の朝日新聞のインタビューにプロデューサーが答えています。
セクシー田中さんでは、原作改変をきっかけに、取返しがつかない事となりました。
無論、映像化するにあたって映像化が困難な状況を原作者や著作権保持者に許可を得て、改変することは仕方がないことです。
キリコや「優しい女神」という状況で作中描かれていまえん。
正直、この状況を知って、楽しみにもしていた作品を見る機会がなくなってしまいました。