厚生労働省の発表した「カスハラ対策」に抗議を受け、削除したという記事がありました。
これはカスタマーハラスメント対策の資料であり、サービス業を中心に資料や動画からカスタマーハラスメント対策を行ってもらいたいと作成したと思います。
資料の中に「「威張りちらす行為」をする人の傾向」として「社会的地位の高い人、高かった人、定年退職したシニア層などに傾向が見られる」との記載・映像がありました。
根拠となるのは、サービス業の労働組合が行ったアンケートを参考にしたとの事です。
ただ、この内容は削除されました。
「厚生労働省は高齢者を差別しているのかなと、心苦しく、残念な気持ちになってしまった」と抗議した人がいました。
「私が高齢者になって店に行ったとき、『高齢者が来た』 『この人はクレーマーなんじゃないか』『カスハラするんじゃないか』とか思われるようになったら嫌だなと思う」と感じたとか。
「威張りちらす行為」をする人の傾向」とあるように、傾向がありますと記載しただけで、このように話を発展させ抗議をする。
また、厚生労働省も抗議を受け、該当箇所を削除する。
これこそ、カスハラではないですか?
多くの企業が利用者からクレームを受けないようにするため、従業員に我慢を求めたり、少しの抗議があると直ぐに修正する。
これが、現代のカスハラに繋がっていると思います。
厚生労働省もこのような資料を作成するのであれば、このような抗議を受けることは、想定していたと思います。
それなのに、直ぐに削除する姿勢は、本当に情けないです。
おいらも、良いおっさんですが、このようなクレームをつけるのは男性の老人が多く、また社会的地位が高かった人だと認識しています。