いなば食品の問題を週刊文春が報じ、ネットメディアなどで盛り上がっています。

 

今回は、入社直前に19人もの人が内定辞退をしたというもの。

 

いなば食品というと、売上高1,000億円を超える日本を代表する大企業の1社だと思います。

 

ただ、いなば食品の企業ホームページを見た際に、とても不思議に感じたことがあります。

 

役員・監査役といった人達の紹介ページがありません。

 

無論、いなば食品も非上場企業です。

 

非上場企業の全てが悪い訳ではなく、サントリーホールディングのようにビール・洋酒のトップ企業も非上場です。

 

ただし、サントリーホールディングスに関しては、役員・監査役の名前をしっかり確認でき、新浪氏のように他社で社長を務めた外部の人が入っており、役員には所属を記載し、責任も分かるようにしています。

 

また、常勤監査役と非常勤監査役がいるので、役員に対し内部統制が行われていると思います。

 

いなば食品ですと、上記のような情報は一切不明です。

 

非上場企業ですから、上場企業のように株主に説明する責任がないので、未記載でも問題はないですが、このような事案が発生し感じることは。

 

「この企業は一族経営であり、会社の規模が大きくても町工場の食品会社が大きくなったのにすぎないのか?」と感じます。

 

今回は、寮が古く設備も良くないことを酷評されていましたが、広報は副社長を兼務している総務部長が昨年の10月に入院し今年1月に亡くなり、3月に後任が決まったものの、寮の改修に間に合わなかった」と言っていますが、これは厳しいでしょう。

 

寮の改修はこの半年の話とは思えず、死人に口なしのように感じます。

 

これから就職される方は、名前が聞いたことのある大企業を考えるだけでなく、色々な情報を確認してみてください。