おいらの電話にも、時々、知らない番号からの電話があります。
相手の周囲は騒がしく、話を聞き始めるとワンルームマンション投資だったりするので、直ぐに切ります。
皆さんは、ワンルームマンション投資に夢があると思いますか?
仮に、東京都上野駅周辺にある築2年のワンルームマンションを2,700万円で購入するとします。
不動産投資ローンは自分で住む家ではないので、住宅ローンでお金を借りることはできません。
マンションを貸し出し、借りた人の家賃収入が返済の原資となるので、不動産ローンでお金を借ります。
住宅ローンより金利は高くなるので仮に30年を金利2%とすると、毎月の返済額は99,797円を月々返済することになります。
仮に家賃を11万にすれば、110,000-97,797円=12,203円も毎月、不労所得を得る事ができます。
なんて言うのがよくある話ですが、実際にはマンションを所有するとなると固定資産税を支払う必要があります。
年間、3万円位でしょうか?
また、マンションの設備(ガス給湯器、エアコンなど)に関しては、故障をすれば持ち主が代金を支払いです。
年平均で3万円位費用が発生するとしましょう。12,203×12-30,000-30,000=86,436円/年 約7,000円の不労所得を得られます。
さて、問題はここからです。家賃11万円を30年間続けられるかと、空室リスク問題。
年86,436円の利益ですので、礼金1か月とすると、二か月空室が発生すると損します。
また、10年もすれば内装のリフォームも検討が必要ですので、不労所得は更に減るでしょう。
最後に、資産価値。今のワンルームマンション投資は例えば月2万円の赤字でも、30年後に2,800万円の資産を得られると説明しますが。
こらから少子高齢化が進む中、ワンルームマンションの資産価値を30年間、維持できると思いますか?
このように考えていけば分かりますが、実際に自分が住むマンションが結果として資産になることと、不動産投資は全く別物になります。
今、新築ワンルームマンションを行うのは、間違いなくリスクでしょう!
現実的な数字として、毎月3万円を都市銀行の金利0.01%で30年間積み立てをすると、1,082万の資金が手元に残ります。
おいらなら、間違いなく積み立てを行いますね。