大阪では無類の強さを見せる、維新の会。
しかし、大阪万博関連では苦戦しているように見えます。
1960年代の大阪万博は、日本人の娯楽が少ない時代に行われたこと。
また、東海道新幹線も開通しており、都民から見れば「新幹線に乗車し、大阪万博へ行き、月の石をみる」がセットとなった娯楽だったように思います。
オリンピックもそうですが、万博も周辺のインフラ整備を行う側面もあるでしょう。
大阪万博を契機に、海外からの観光客も来ることから、インフラ整備も進んだと思います。
しかし、現代の大阪という都市圏での万博開催は、オリンピック同様に費用が高くなる傾向があります。
それに加え、工事も遅れており、本来の日程で品質を保った万博が開催できるのかの疑問も。
そんな中、トイレに関する記事がネットにありました。
万博会場内には8か所のトイレが設置されるみたいですが、デザイナーズトイレを作ることを条件に入札が行われました。
3か所は入札不調でしたが、約6千万円が一か所、約1億1千万円が一か所、約1億9千万円が三か所で落札されました。
どれだけ広く豪華なトイレを作るのかは分かりませんが、1億9千万円のトイレってどんな感じでしょうか?
大手ゼネコンが中抜きをして下請けに依頼するにしても、かなりの高額です。
ただ、入札でこの金額ということは、他の企業はさらに高い金額で入札していたことになり、何だか凄いことになっています。
建設費の高騰が騒がれていますが、原因を突き詰めていけば、トイレと同様の事が、会場のあちこちで起きているのかもしれません。