ファンタジー系の小説を読まれる方なら、知っているかもしれません。

 

日本でも公開された「ロード・オブ・ザ・リング」の原作「指輪物語」の版権を管理している団体です。

 

「指輪物語」は、その後、世界で多く発売されたファンタジー小説に多大な影響を与えています。

 

ここ最近のニュースで、この財団が管理している、自らが作った言葉の管理が厳しくなったみたいです。

 

人間より小さくて素早く動く「ホビット」、特殊な金属である「ミスリル」、巨人であり粗暴な「オーク」といった言葉について、今後使用が困難になるとか。

 

これは、考え方の違いになりますが、小説などから有名になり、他の小説やゲームに使われる言葉は、作者にとって、名誉なことだと思っていました。

 

ファンタジー小説やゲームを行うからなら「ミスリル金属」と通常の金属より硬さがあり、特別な金属と認知されています。

 

説明もなく、認知されるってことは、本当に凄いことであり、これを管理し使えなくなるのは非常に残念です。

 

このブログでも何度か記事にした「エルフ」

 

世界的には、人間に対し嫌悪感を持ち、狩人や魔法使いを職業とし、非常に長寿ではありますが、種族の人数は少ないと描かれることが多いです。

 

この要素に加え、日本では「耳が長く尖っている」という特徴もあります。

 

これは、ロードス島戦記というファンタジー小説の挿絵を描いた出渕裕氏の「ディードリッド」という女性エルフを描いた時の特徴です。

 

これが、日本国内でエルフを描く時に「耳が長く尖っている」という認知として定着し、このようなキャラクターを描けば、ファンタジー好きは種族説明が無くてもエルフと分かります。

 

このようなファンタジーの特徴は、管理せずに共有財産にしてもらいたいと言うのは、作家に対し失礼な事なのかな?