群馬県の山本知事は、群馬県立公園である「群馬の森」にある朝鮮人追悼碑撤去することを発表しました。

 

この撤去に際し、山本知事が発言していたのは、「慰霊碑を政治的活動で利用しないルールが守られなかった」点だと言います。

 

設置を決めた際のルールがあるにも関わらず追悼式典で「強制連行の事実を知りたい」と出席者が発言。

 

この発言が、設置時に決めたルールを違反したとして、群馬県は石碑設置の更新を認めませんでした。

 

市民団体は不許可処分取り消しを求め裁判を行いましたが、最高裁でも上告が退けられたことで、法的にも認められない事実に。

 

この判例を受けた交渉に関しても平行線をたどり、市民団体は新たに碑の撤去命令の執行停止を求める訴えを起こしていますが、すでに2件が退けられています。

 

どのような事情だかは分かりませんが、祖国から日本に来て、祖国に戻ることができなかったことを追悼する上で、碑を建造するのは、問題ないと思います。

 

ただ、追悼式典に関しても、同族や子孫の人が追悼することも問題はないです。

 

ただ、政治的活動が禁止されている中で「慰安婦問題」「強制連行問題」について発言をすれば、県は反応するでしょう。

 

自分たちが私的に購入した土地に慰霊碑を立てたのなら問題ないですが、県立公園内ですからね。

 

また、市民団体も政治的発言をしても群馬県が実際の行動するとは思っていなかったのでしょう。

 

この件に関しては、社民党が福島党首名義で執行停止を求めましたが「東京にいる社民党の方々が決める問題ではない。」と一刀両断しています。

 

故人を偲び、それを風化させない考えは大切です。

 

ただ、決められたルールを順守する必要はあります。