今回、福岡ソフトバンクホークスのフロントに対し、疑問を感じた野球ファンは多いと思います。

 

まず、山川穂高選手の獲得。確かに彼の容疑は不起訴となりましたが、不倫をしたことは事実であり、球団も怪我や病気でもなく働けていない選手に年俸を支払っています。

 

今期の年俸は、昨年の活躍によるものなので、西武フロントもFA権を有しているとは言え、現状維持や年俸アップは提示できないでしょう。他選手への示しがつきませんので。

 

その事で、西武に愛想を尽かせFA宣言し、ソフトバンクが獲得。このFA獲得発表に、時間がかかった事も、ソフトバンクフロントは叩かれていますし、獲得でも叩かれています。この件は、孫オーナーの強い要望との話もありますが、日本球界では桁違いの補強を行いながら、3位の成績しか残せていない、フロントの問題でしょう。

 

そして、プロテクトリストに関しても、西武の2023年仕事納めに提出し、更にソフトバンクフロントは叩かれています。獲得調査に時間を要していますので、その間にリストの作成・見直しは可能だったのに、年内ギリギリに提出。

 

そして、各選手が自主トレを開始した後に、通告した西武のFA人的保障。

 

和田投手には自主トレ最中に電話で、甲斐野投手には自主トレへ向かうため車で移動中にZoomで通告。

 

本来なら、球団に呼んで対面で説明する必要があるのに、離れているからとは言え、電話やZoomで通告というのも、選手に対し失礼です。

 

また、和田投手のFA流出が世間から非難されると、代わりの投手を提示し、変更を求める姿勢。

 

巨人は、内海投手や長野選手がFA流出となっても、選手に通告し、流出となりました。

 

しかし、内海投手は投手コーチ、長野選手は現役で巨人に戻っています。長野選手は広島の戦力順位が落ちると、無償トレードで巨人に。内海投手は、西武での実績は少ないものの、盛大な引退セレモニーが行われ、西武で投手コーチになりましたが、阿部監督から巨人投手コーチの要請があると、西武も送り出しています。この2選手には、巨人・広島・西武の3球団のファンは悪い感情はないでしょう。西武の内海投手は実績こそありませんが、今の西武投手王国の礎を作った功労者の一人とファンも認めていますので、

 

和田投手も甲斐野投手が自分の代わりに人的保障で移籍となったことには、心を痛めていると思います。彼が昨年より成績を落としても、ファンは責めないと思います。

 

甲斐野選手は、自分の本心も吐露しながら、両球団に感謝し、移籍となりました。西武は先発の充実と比較し、抑えは構築中なので、勝利の方程式の一人、またはリリーフとして活躍してほしいです。

 

最後に、ソフトバンクホークスフロントへの処分は無いのでしょうか?これは、外部からでも内部からでもです。

 

今回の悪しき一件が恒久化すると、人的保障の意味がなくなります。最初から両球団で話し合いを行い、決めればよいだけですので。

 

今年も優勝できない場合、フロントは相当叩かれると思います。

 

最後に、山川選手の戒め意味が分かりました。このような状況になる事を予測し、自分の残す成績のハードルが高くなる事を想像していたのですね。

 

せいぜい、頑張ってください(笑)