山川選手がソフトバンクホークスへ移籍となると、人的保障が発生する可能性があります。

 

西武では年俸3位の選手であったため、旧年俸の80%か旧年俸50%+プロテクト外選手1名獲得です。

 

よくFAでの人的保障はナンセンスとの意見もありますが、FA放出した球団の戦力を削いでいますし、人的保障を無くすと、お金に余裕のあるチームが乱獲する懸念があります。

 

アメリカは自動FA制度で宣言なしのFAとなりますので、お金に余裕のない球団は、伸びかけの選手をFAで獲得し、FA流出した戦力補強が可能ですが、日本は不可能ですからね。

 

またこのルールは、長年続いていますから、3年連続でFAにより選手を獲得しているソフトバンクとしては、承知していたはずです。

 

プロテクトは、2022年のドラフトで獲得した選手と外国人選手を除く選手の中から、28人のプロテクトを行い、プロテクトから外れている選手をFA流出したチームは1人獲得できます。

 

28人は少ないとの声もありますが、これ以上増やすと、戦力補強の意味がない選手ばかり残る事となり、FAにもリスクがあることを認識させるには仕方がないと思います。

 

このプロテクトは難しいと思います。主力だけ入れれば良いのではなく、将来の主力候補も入れておかないと、長期間の戦力を相手チームに渡す事になります。

 

有名な選手としては、広島の大竹選手に対する人的保障の一岡投手でしょう。大竹選手を上回る活躍をし、巨人ファンは悔しい思いをしたと思います。

 

また、ベテラン選手は年俸が高いのに、活躍が見合っていない選手がいます。またFA流出する球団は、財政が良くないため、高額選手を獲得しないと思われがちです。

 

巨人の長野選手が広島の丸選手の人的保障、同じく巨人の内海投手が西武の炭谷捕手の人的保障で移籍をしたのは記憶が新しいところです。当時、巨人は相当叩かれました。ドラフトで他球団の入団拒否をしてまで獲得した選手をプロテクト外としたからです。

 

では、山川選手の人的保障は誰になったのでしょうか?