日本競馬最高1着本賞金レースは、2023年より賞金額1億円増額されるジャパンカップと有馬記念で5億円です。

 

オグリキャップが引退レースの有馬記念を1990年に勝利したことは有名ですが、その際の1着本賞金は1億1千万円。

 

約30年で5倍となっています。

 

10年前の2013年の1着本賞金は2億円で、10年で2.5倍に増額。

 

これは、最近の競馬ブームで売り上げが好調なことと、1着本賞金を増額することで、海外馬に出走してほしい側面もあります。

 

ジャパンカップと有馬記念の間に同じような距離で開催される香港ヴァーズの1着本賞金は2,200万香港ドルで約3億6千万です。

 

このレースには、日本馬も多く登録し出走しますので、このレースへ日本の有力馬が流れることを阻止する事も賞金アップの目的の一つです。

 

ちなみに「本賞金」としているは、本賞金とは別に「特別出走手当」「特別出走奨励賞」「内国産馬出走奨励賞」「付加賞」などがあります。

 

それ以外に有馬記念では、ファン投票で上位時に出走すると賞金があり、例えばファン投票で1位~3位で出走すると、2千万円です。

 

ジャパンカップでは、海外の主要レースで1着になり、ジャパンカップで出走すると賞金があり、1着では、海外馬は300万ドル(約4億8百万円)、日本馬は200万ドル(約2億7千百万円)です。

 

前置きが、長くなりました。(苦笑)

 

現在の世界最高1着本賞金レースのサウジカップで日本馬のパンサラッサが勝利しました。

 

この馬は、日本国内ではG2 1勝、G3 1勝の実績がありますが、G1での勝利はありません。

 

昨年、ドバイターフと芝の高賞金レースで1着の実績はありましたが、ダートレースは日本国内で1回挑戦し11着に敗退。

 

それが、ドバイターフという1着本賞金1千万ドル(約13億6千万円)のダートレースで勝利するとは快挙です。

 

この馬は、一口馬主の馬で一口2.5万円(笑)で2千口で総額5千万円の馬です。まさに夢がありますよね。

 

馬主賞金は、70%であるため、約9億5千2百万円。一口あたりは、約47万6千円です!

 

無論、経費や税金が引かれるため、全額貰える訳ではありませんが、出資者にとっては凄いボーナスですよね!

 

騎手と厩舎の賞金は日本では本賞金の5%に対し、このレースは本賞金の10%。勝利と共に嬉しい結果です。

 

一昨年のブリーダーズカップディスタフに勝利したマシュマロレーヌに続いての、海外ダートG1勝利。(ドバイワールドカップを勝った、ヴィクトワールピサは違うと思っています。)

 

来年から、地方競馬ではダート三冠レースが始まりますし、ダートレースが楽しみになってきます。

 

また3月に開催されるドバイワードカップデーでも日本馬の快挙が楽しみです!!