岸田首相周辺で、同性婚に関する問題発言が問題となっています。

 

岸田首相は2月1日の予算委員会で「全ての国民にとっても家族観や価値観、社会が変わってしまう課題」と同性婚に慎重な姿勢をみせた所、異論が多く出ました。

 

この問題の難しい所は、本来の結婚は、夫婦で子供をつくり、人口を増やすことの対価として、税金などでの優遇が認められていることです。

 

現在は、結婚しても子供をつくらないことを決めている夫婦も多くいますが、法律を作った頃の趣旨とは異なっているでしょう。

 

携帯電話会社などでは、戸籍上の結構ではなくても、役所が同性婚状態を認定している場合、家族割などのサービスが受ける事があります。

 

同性婚ができないため、養子縁組を行い家族関係を求める人がいる一方、異性どうしでも事実婚で満足しているケースもあり、難しい問題だと思います。

 

首相秘書官であった、荒井氏に対する報道は、発言自体は認められませんが、報道経緯としては疑問が残ります。

 

荒井氏は「(同性婚カップルが)隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ。秘書官もみんな嫌だと言っている」と発言。

 

また、同性婚の合法化に関しても「認めたら、日本を捨てる人も出てくる」とも発言しています。

 

これは、個人の意見であり公的な意見としては、決して認められないものです。

 

ただ、首相秘書官を務めた人が、報道陣の取材に対し、軽はずみでこのような発言を行うものでしょうか。

 

この発言をした裏には、2月3日にオフレコを前提とした取材で答えたものです。

 

本来、報道機関はこの発言を報道しないことを前提に取材している。

 

しかし、発言内容が2月1日の岸田首相の発言と絡めると面白くなると考えた報道機関が報道したのでしょう。

 

発言内容は個人の意見であり、本来は世間からバッシングを受けるものではありません。

 

また、マスコミはよく「報道基を明かすことはできない。」と発言しますが、オフレコ取材を報道することは問題ないのでしょうか。

 

荒井秘書官は更迭となりましたが、マスコミが更迭を仕向けたようにも感じます。

 

テレビでのニュースや新聞を読んでいないので分かりませんが、オフレコ取材での発言と報道していたのでしょうか?