広島県広島市内の公立中学校での話です。

 

今年の山陽地方は、例年より冷え込みが強いみたいで、雪の日も多いみたいですね。

 

そんな中、ある中学生が登校時に制服の上にジャンバーを着て登校しました。

 

すると、学校前に立っていた教員に呼び止められ、「生徒指導規定」に基づき、ジャンバーを着てこうないよう指導を受けたそうです。

 

この学校では、セーターやマフラー、手袋については「生徒指導規定」に着用して良いとの記載がありますが、ジャンバーやコートに関しては、記載がないとか。

 

この日の最低気温は-4.2℃、最高気温も3.1℃までしか上がらなかったそうです。

 

生徒は指導を受けジャンバーを脱ぎ、帰宅時もジャンバーを着用しなかったそうです。

 

その結果かどうか分かりませんが、生徒は発熱し1週間程度欠席をしたそうです。

 

学校側は取材に対し「生徒指導規定」は時代に応じ変更する必要は認めつつも、決められたルールを子供の安全や安心を守るために必要。現状では、病気などの個別理由を除けば、認められている防寒具対策で寒さに対応できる。」と答えたそうです。

 

一体、いつの時代の話でしょうか。

 

教職員達も、同じように、ジャンバーやコートを着ることなく通勤しているのでしたら理解できますが、恐らくは違うでしょう。

 

昔は、ジャンバーやコートを買うことが困難な家庭があり、貧富の差を生徒に感じさせない配慮や、学校が荒れていた時に例えばスカジャンだったり、毛並みが立派なコートを着てくる生徒がいて問題になったのかもしれません。

 

子供の安全を守る規定と言っていますが、そのせいで生徒が風邪を引いては意味がないですよね。

 

おいらたちが学生の頃は、先生が立場的にも圧倒的に強く、生徒は従わざる得ない状況でした。

 

この件で、保護者が規定変更を訴えても、学校は対応する気がないみたいです。

 

時代錯誤も甚だしい、規定だと思います。