インドネシアに高速鉄道が走る計画が持ち上がりました。
日本は新幹線を走らせるために「実現可用性調査」を行いましたが、この情報が日本以外から中国に漏れる事に。
2015年、日本は安全性を、中国は低コストと短期工事を打ち出し争う事に。
更に中国は、インドネシアに対し「国庫負担を求めない」も追加し、中国が落札しました。
当初、2019年に完工時期であった高速鉄道ですが、2023年6月に完工時期と遅れています。
また、国庫負担なしとされたいましたが、2021年11月に357億円の負担をしました。
これは、建設費への支出ではなく、路線の用地買収などを行っている企業が工事を担当する中国高速鉄道会社への出資が遅れていたため、政府が肩代わりしたものです。
また、工事に関しては機材や鉄道設備などが全て中国国内で用意され、インドネシアに運び工事する事となっており、この鉄道建設において、インドネシアが潤う事はありません。
日本が同様の工事を行う際には、工事元となる国に企業に機材や鉄道設備を依頼する事や、工事に関する技術を提供する事もあります。
極めつけは、完成間近の12月18日に線路の無い場所で工事車両が暴走し、2人が死亡、5人が怪我をする事故が発生しました。
ただ、この事故に関しては、中国側の建設企業から情報は殆どありません。
また、2023年6月の工事完工時期が遅れるのは必至です。
元々は日本が請け負う予定だった工事を中国が横やりをいれ、安い金額で受注。
実際に工事が始まると、当初の思惑と異なる事が発生し、一部ではインドネシア政府内にも不満があると言われています。
果たして、無事に開通にたどり着け、安全な運航はできるのでしょうか?