おっひさしぶりです、かじゅです。
さて今回はタイトル通り前回の記事の続きです。
あれから約8か月…!?
そんなに経っていたなんて驚きだ(゜д゜;)
あの頃の私は就職決まらないくせにドニー・イェンさんが出演する香港映画を集めまくっていましたね。ちなみにさっき確認してみたら、下書き状態で放置してある『タイガーコネクション』の感想記事を発見してしまいました(笑)
あの一本は私の中では屈指の名作でしかもお手頃価格!なのでぜひ観てみてくださいね!
ちなみに就職ですが、辛うじて4月中に決まりましたよ、卒業式時点ではまだNNTだったので卒業旅行も行けませんでしたし毎日鬱で何度も自殺を考えては思いとどまり、全然楽しくはありませんでしたがねww
でも今は優しくて面白い先輩たちに恵まれて一生懸命働いております!香港映画好きの方がいらっしゃるかどうかはまだ不明ですが、今後の楽しみにしておきましょう≧(´▽`)≦
で、本題。
大学で出会った同性の親友『Jさん』に片想いをしてしまった果汁。
本当に楽しい日々を過ごしていた……Jさんに彼氏ができるまでは。
潔く身を引き、結婚を前提に付き合っている二人を応援すると決めたが、どうしても、ど~~~してもJさんが愛しくて恋しくて仕方がなかった。
気持ちだけでも知ってほしい、いつか告白する??でもそんな自己中な行為は迷惑でしかない!どうしよう!どうなるの!?
…って話でしたね。多分。
その続き…何から話せばよいのやらって感じですが、結論から申し上げますと、気持ちは伝えられました。
そしたら優しい言葉が返ってきましたし、今までのように親友でいられることになりました。
以下詳細です。
まず手始めにセクシャリティをカミングアウトしたのはいつだったかな…割と最近だと思うんですよ。
かつては「同性愛を認めない」かのような発言をしていたJさんですが、私がカムした時にはかなり反省していました…。別に悪気があったわけじゃないのにものすごく謝ってくれて。
Jさん、結婚と同時に彼氏さんの宗教に改宗することになっているので、変に意気込んで極端なことを言ってしまっていただけなんです。元々は柔軟な頭の持ち主なのですよ…。
いつか私に恋人ができたら、性別関係なく応援して…くれる…そう、です。
大学卒業に向かうにつれ、ゼミ活動が大詰めを迎え、Jさんと一緒にいる時間が長くなりました。
嬉しいのやら悲しいのやら、私は切なさに押しつぶされそうでした。
卒業するまでは私の方がきっと一緒に過ごす時間が長い。でも卒業したら…Jさんは確実に彼氏さんのところへ行ってしまう。
(なんだかんだ言ってもすごく仲のいいカップルなんだよ。)
働くようになったら職場の付き合いもあるだろうから土日であれもう遊ぶことも少なくなるだろうな、と。
ゼミの帰りとかに話を聞いていた限りでは、その彼氏さん結構年上なんですけど当時は無職で、アルバイトをしてもすぐに辞めてしまううえに日本語を勉強する気もなかったそうでして。本当にJさんを幸せにする気があるのかな…と不安が募っていったんです。でも愛し合っている二人に対してそんなことを思うこと自体が余計なお世話なのは痛いほど分かっていて。。。
そのまま迎えた卒業式。
卒業生の95%以上が袴姿で参加する中、私とJさんは揃ってスーツで出席。
もちろん予めそうしようと約束しての事だったのですが、あれは間違いなく青春の1ページ…。
お互い親や親戚も来なかったので、二人きりで思い出の詰まったキャンパス内を歩き回ったんです。
何度も想いだけ告げようとしましたが、どうしてもダメでした。
式が終わってからというもの、私は就活に打ち込まざるを得なくなったわけですが、もう全然身が入らなくて。
Jさんのことを考えない日はありませんでした。いやまあ、この記事を書いている今でもずっとそうです。
今の私に彼女のことを考えない時間なんて無いんですよ。
う~ん、ついでに就活中に自殺を考えた時の心理状態書いておいた方がいいかな、どうだろう、迷うんなら書いておこう。
Jさんと離れ離れになったことで、生きる意味がなくなった事を改めて実感したんです。あの頃は彼女が傍にいれば、そのためだけに生きていけると本気で思っていたので(まったく、馬鹿だなあ)。
そうして落ち込んでいるところに届く不採用通知やお祈りやら、ガン無視キメてくる企業もあったね。普通ならそこまで落ち込まないだろうけどほんと、タイミングが悪くて(苦笑)
たっぷりあった謎の自信はとうに底を尽き、「世の中にとって自分は不要な存在で、仮に働けたとしてもちっぽけで代わりなんて幾らでもきく部品。」そんな風に思い始めたわけですよ。
親戚からもヒソヒソ言われ、糞叔母は私の母に嫌味とか皮肉を言うでしょ。
(というのも同い年の従兄弟がいるんですよ、早いうちから内定貰ってたんだよこれが。自他ともに認めるコネ。なのに叔母だけはそのことを認めずに私の無能っぷりだけ嘲笑うんだよ。ん、まあコネは人脈があるほか信頼されているからこそ成立するワケで。従兄弟は単純にすごいですよ。)
けれどそれをなぜか私に愚痴る母…何でよりにもよって私本人に言うんだよ、かなり精神にダメージ喰らいましたね(笑)
段々両親とも口を利かなくなったんですけどある日、また不採用通知が来ていたのでもう嫌になってちょっと床に寝転んでいたんです。
そしたらまあその姿が母を刺激したんでしょうね。「あんたなんかいなくても何も困らないんだからね」と。言われましたよ。
「ああ、じゃあ死のう。そうか、親だから厳しい態度をとりつつも応援してくれてるだろうと薄ら信じてきたけど、そういうことならもういいや。私が生きてるだけ酸素の無駄。土に還った方がまだ役に立つわ。」
てなわけで遺書作ってある程度部屋片付けて(主に黒歴史とか処分してw)どんな最期にしようかググっているうちに一日が過ぎて。
でも、私が死んだらJさんどう思うだろうなあ、仲良くしてくれたし、就活応援してくれたのに申し訳ないなあって考えたら涙が止まりませんでした。
それから少しして、「ここからあと一歩踏み出したら死ぬ」という場所まで行きましたがその一歩は何とか踏みとどまり帰宅。Jさんの笑顔を思い出したおかげでした。
…そんな暗めのずっと話したって趣旨ズレるしつまんないので切り上げますね。
結果的にはある立派な社会人の方との出会いがあって、「こんな私でもきっとどこかの会社が必要としてくれる!」という謎の自信を再び取戻して採用通知を掴みとったというワケでございます。
最後ザツ(笑)
ん~まあ機会があればその方のことも書いたらいいかな(^_^)
ただ、といっても盛大に病んだ後でしたから、ようやく仕事ゲットしてもそんなにテンションは上がらなくて。
とにかくJさんに真っ先に報告してLINEでお祝いの言葉をもらって、そしてまた会う約束をしました。
そして先日会いました。
学生時代のように一緒にお昼ご飯を食べて、雑貨屋巡りをして、最後はカラオケに行って叫びまくりです(笑)
ん~、正確にいうともはやマイク持たずに叫びまくるJさんを見てほっこりしていた…って感じかな。
ちなみにJさんの歌唱力は半端なくてですね、や、もう音域広い・音程外さない・ビブラートもこぶしもなんでも来いで、特に洋楽が強すぎるんですよ…お願いだからCD出して下さい。
雑談もいっぱいしてきました。
そもそも今回なぜ恋に仕事に忙しいJさんと直接会う話に持って行けたかというと、話すためだったんですよ。
LINEでお喋りしていた時、私は何気に『大学の時にも実はずっと好きな人がいたが、何も行動できなかったので後悔している』という旨を伝えていたんです。そしたら「それは初耳…相談してくれれば良かったのに!」という流れで、一緒にランチでもして話そうってなった経緯があります。
で!!!!!
で、ですよ。
帰りはJさんがバス、私は電車。
そこ大きい駅なんですけどね、切符売り場の前はほぼ屋外、とても開けた場所でして。綺麗なんです。
四角い柱の片面に私が無言でもたれると、Jさんもまたその柱の別の面にもたれてくれて。
とにかく無言。空がまだ明るくて、バイバイするには寂しすぎて。
(ここから所々セリフ形式で書きなぐっていきます笑)
さっきの雑談でJさんがポロッと言ってた。
彼氏さん、最近就職先がみつかって、日本語頑張ってるみたい。
私は本当に身を引くべきだってことは分かってる。
でもカタをつけるために敢えてツライ方向に話を持って行く。
私「あ、そうや。彼氏さんと結婚する時にはちゃんと教えてや?」
Jさん「当たり前~!で?果汁はいま好きな人とかおらんの?」
正直『ああ、今だな、言おう。言ってしまおう…』って思いました。
けどここに来て、ここまで来て、ボロボロになってでも守ってきた私たちの関係を崩したくない。1ミリたりとも嫌われたくない。今のままでいいのかも。臆病な私がしゃしゃり出てきて言葉が出てこない。
そんな感じでずっと黙ってたら、Jさんが腕時計見ながら「もうそろそろバスが来るから…行っていいかな?」と。
私は「待って」とも返せず、まごまごするばかり。
Jさん「そんなにしんみりせんでも(笑) また会えるやん、こっちも土日休みやし。」
私「それはそうやけど、寂しいやん…その、大学の時みたいに毎日会えるわけじゃないから…」
Jさん「なにがそんなに寂しいんや(笑) 大丈夫やって、またLINEするから。んでまた近いうちに会おう?な?」
私「うん。今日はありがとう…気を付けて帰るんやで…」
で、わたし結局そのまま改札通っちゃった~~~~~~~wwwwwww
心の声『何やってんだよ自分wwwwwww』
電車乗り継いで自宅に向かっていく。
けっきょく、けぇっっっっっきょく何も言えず終い。
暫くしたらどうしようもなく涙が溢れてきて、駅のトイレに籠った。
心の声『くっそおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!なんでこうなったんだよおおおおおおおおお!!!!!!!どうして同性のJさんを好きになったんだよ彼氏いるんだぞ!?!?!?馬鹿か自分は馬鹿か!!!!!!!!!!!!!』
そして。
なぜか勢いでLINEメッセージを送りました。
「今日は楽しかった、ありがとう。」
1分ぐらい手をプルプルさせて固まったものの送信ボタンを押す。
「Jさんやねんで。」
既読がつく。
「大学のとき、ずっと好きやったのは、Jさんやねんで!!!!!!!!」
Jさん「ええええええええええええ」
Jさん「まさかのわたし!!!???」
ここからはもう、私頭の中がどうにかなってしまっていたんですけど何とか…。
「婚約者がいる人にこんなことを言うなんておかしいのは分かってるけど、結局言ってしまった。どうしても面と向かって言えなかったからLINEで言ってるよ。自己中なうえに意気地なしやわ。ごめんね。」
「でも彼氏さんとの仲を応援してきたのは嘘じゃなくて、Jさんの幸せを願ってのことだからね。」
「一生のお願い これからも変わらず友達でいてほしい。そして幸せになってほしいです。」
そんな感じのメッセージを立て続けに送りました。
そしたら数時間後、Jさんから
「自分は敵を作りやすい性格だから、そんなに思ってくれてる人がいたことが嬉しいよ。」
「果汁の気持ちを知らなかったばかりに、彼氏の話とかしてしまったし、傷つけるようなことも沢山言ったと思う。」
「でもこれからも仲良くしていきたいし、果汁にも幸せになってほしい。あと、果汁と行くカラオケが一番楽しい!だから細かいことは気にせず、また一緒に遊ぼうぜ!」
と返ってきたんです。
だいぶ端折りましたけど、それが本っっっ当に誠実な回答でして……もう感涙でした。
私もそれに対しての返信を書かなければ!!!!!と燃えていたのですが、ちょっと今回は安心と哀しみによるしんどみが強すぎて(笑)
LINEを開けただけで軽く眩暈を起こしてしまってました(;^_^A
で、Jさんの誠実な対応に応える間もなくやってきた大阪の地震。
あの、先日の震度6弱のやつですね。2018年6月18日だったか。
通勤途中で駅のホームにいたのですが、あの瞬間は死を覚悟しましたね。
立っていられないほどの揺れにエグい地響き、聞こえる悲鳴、慌てるリーマン、軋むホームと天井。
「えっ!?地震!?揺れ過ぎじゃn…Jさん大丈夫?えっJさんは無事?いやいやそれよりもこの揺れだとホームが崩れて、今、自分が死ぬのでは――」
「あれからまだJさんと会ってない!死にたくない!」とも思いつつ、「ああ、人は大体未練を残して逝くと思っていたが、どうやら私は一番大きな悔いを残すことなく死ねるようだな…」って、ちょっと変な気を起こしてしまっておりました。まったく、大馬鹿者ですよ。
恐ろしい余震は続いたものの、私自身に被害はなく。Jさんも無事でした。
しっかし、そんな緊急事態にJさんのことを考えてしまった自分が懲りてなさすぎて、かなり気持ちが落ち込みました。
まあ本当にJさんが好きだったんだなぁとしみじみ実感。
本震があるかもと警戒して、その週は学生時代にJさんから貰った誕生日プレゼントのハンカチ(私の名前入り)を肌身離さず持っていました。いや、ハンカチでどうこうしようってんじゃあないですけど…もし生き埋めになったりしても、近くにJさんを感じていれば助けが来るまで踏ん張れるし、万が一もうダメだって悟った瞬間に縋るのもが手元にあればきっと穏やかに逝けるだろうなぁって。
あれから一度だけLINEでメッセージを送り合いました。
ただの雑談みたいな会話でしたけど、本当に通常運転でしたし、これから先も仲良くやっていけそうです。
私はJさんに対する一番の秘密を打ち明けてしまったわけですから、あとはもう隠すことなど…ないのかな(笑)
やっぱり今はまだ気持ちがざわついてます。
でも、近い将来にはきっとより素敵な関係になれると信じて、進むしかないですね!
『同性の親友に恋をした話』
最初の記事でこれを過去形で書いた自分、ちょっとナイスだったよ。
ということで、続きがあればまた書きます。
う~ん、こういう終わり方の場合は無い方が好ましいのだけどなぁ(笑)