同性の親友に恋をした話 | 果汁ケーキのブログ

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さて、今回は同性の親友に片想いをして失恋したという悲しい話です(←勝手に言っとけ)。悲劇のヒロインばりに自分語りますのでどうぞ面白半分で読んでください(笑)

 

 

あれは忘れもしない、大学入学後初めての授業日。

とある女子大に入学したばかりのその日は、クラスメンバー約20人で自己紹介して親睦を深める会みたいな感じだったんですね。

私はというと適当に自己紹介して他の人のも適当に聞き流してたんです(コミュ障なので友達作る気ない)。

 

でも一人だけめちゃくちゃ浮いてる子がいて、思わず釘付けになったんですよww

その人が私の親友であり片思いの相手であるJさんなんですけど…

 

別にキョドってるとか変な人とかそういうんじゃなくて、明らかに他の子と違う…強者のオーラが出てる。具体的には、女子大生らしからぬオッサンっぽさを、かっわいいルックスと賢そうな雰囲気で包み込んでいたんです。ゆるくウェーブした真っ黒なロングヘアを首の後ろで一つ括りにして、パッチリ二重の目には超長い睫毛がヴァシヴァシ付いてて、まあ眉毛も濃い。赤くて薄めの唇にスベスベのお肌。後で知ったんだけどもそれがスッピン。

でもって、ショッキングピンクのポロシャツに七分丈のジーパン。

…女子大ですよ。他の子はみんな初日ということでいかにもお嬢さんっぽいフリフリを着てきているというのに。あっ、そういう格好をしなきゃいけないなんて言ってません、ただTPOにも似た「みんなが無難だと信じて着てくる服」というものがあるよねっていうだけの話です。

いや私もアメリカンイーグルのメンズシャツにイオンで買った腰ゴムタイプのズボンがめっちゃ楽で標準装備でしたからね。

どういう事かって言ったら、少し自分と似た匂いのするJさんのファッションセンスに早くもクラっと来てたわけです。無意識のうちに。

 

それから数日後、Jさんが私に話しかけてくれたんです。っていうか、Jさん私の自己紹介内容覚えててくれたんです。もっとも、その時の私はコミュ障でどうしようもないヤツだったので適当によそ行きの顔して口下手を誤魔化してたんですけどね。

 

さらに数日後、ある授業で4人班を作るって時にもJさんと一緒になって。ちなみにその時のメンバーとは3年経った今も仲良しで、ホント偶然気の合う人ばかり集まったんだな~としみじみ。

 

段々Jさんと私って考え方や価値観が似た者同士でしかも学問においても同じぐらいの「やる気」を持っていることがわかり始めたんです。だからいいライバルでありながら、ペアワークではいつでも一緒。自慢じゃないけど私たち二人は先生にも一目置かれるぐらいのチームワークで課題とかプレゼンとかこなしていったんですね~(自慢乙)。そのうち休み時間もずっと一緒にいるようになって…。

 

そのあたりからだよね、なんか好きになってしまったのorz

 

 

雑談してるとたまに恋愛の話になったよ。

Jさん、大学入るまでに一度も付き合ったことがなくて、好きな人っていったら流行のタレントぐらいしかいないしで、将来結婚する気もないって言ってたんだ。

「絶対夫婦とか面倒くさいだけ、だから結婚しない」と。

私も誰かとお付き合いしたことはなかったけど、中学高校と5年間ずっと好きだった男の子がゲイだったということで激しくショックを受けたことはありました(なつかしい)笑

※ちなみに彼とは今も仲良しで、彼の彼の話とかなんちゃら事情とかたまに聞いてますw

 

けど、Jさんに結婚する気がないんだったら、社会人になったとき私と同居でもしてくれないかな~とぼんやり考えておりました。

 

寒がりなJさんを私が温めてあげたい。味にうるさいJさんのために苦手な料理も頑張りたい。意外と繊細なJさんが落ち込んだらヨシヨシしてあげたい。多分私じゃ養うことはできないけど、稼いで好きなもの買ってあげたい。思い出の河原で散歩しながら、照れ屋なJさんのほっぺにキスしてみたい。・・・いやいや妄想爆発しすぎて最後の意味わかんないよ(笑)

 

そんな感じで私は日に日に想いを募らせていったわけです。

ここに書き連ねたい実際にあったイチャイチャエピソード(勘違いエピソードともいう)も多々あります、まあ気持ちは私の一方通行でしたが!!

とにかく毎日大学に行きたい、彼女に褒めてもらえる・頼ってもらえるから勉強も頑張れる、いつでもどこでも彼女に会いたい、本当に幸せな日々でした・・・・・・・・すみません一旦涙拭きます。

 

 

 

しかし、3年の夏休みが明け、就職に関するガイダンスが行われた日のことです。Jさんが英単語を必死になって勉強しているので、TOEICでも受けるのかと尋ねたところ、

「バイト先で知り合った外国人と文通してるから」ですと。

 

正直、この時点でわかっちゃったんです。絶対恋人だって。だってJさんはただのペンパルにそんな必死になって手紙書かないよ、と(ヒドイ決めつけのように聞こえるかもしれないが、私にはわかる)。

 

恐る恐る、でもバレないように陽気に訊いてみた。

 

「えっ、そんな気合い入れて書いてるなんて珍しいね?恋人かな??」

 

もう私は気が気じゃなかった。っていうかもうすぐ就職に関するガイダンスなるものが始まるというのに、あの時は心の底からマジでどうでもよかった(;^_^A

 

若干の沈黙ののち、一番聞きたくなかった言葉が返ってきたのは言うまでもない、そりゃあ仕方ないよね(笑)

 

その後すぐに始まった1時間半のガイダンスをただただ真顔で右から左へ聞き流す。頭ん中では外国人男性がライバルとかもう勝ち目ないわ…とかどうやったら破局させられるかな(ゲスすぎ)…とかそんなことしか考えてなかったワケです、ハイ。


終わるや否や、「出会い」と付き合うことになった「経緯」とどこまでの「関係」なのかとその他諸々質問攻めにしてしまった(笑)

そして・・・・・

 

バイト先で偶然出会ってペアで仕事をした。

最初はただのペンパルの関係から始まった。

そしたら彼の方から告白してきた。

宗教が違うので彼に合わせなくてはならない。

それがものすごくキツイ、宗教だからね。

それでも彼が好きだから頑張れそうだという。

その宗教的な理由でまだ手を繋いだこともない。

お互い両親にも挨拶して快く迎えられた。

初めて家庭を築きたいと思った。

何でも自分に合わせてばかり。

だからたまに腹が立つと。

それでも彼が大好きで。

そして、「こんなに自分を愛してくれる人はこの先いないだろうから、この人と結ばれようと思う」ということ!!!!!!!!

しかも、彼はアメリカで働く方が向いているので将来的には移住するかもしれないということおおおおおおおおおお!!!!!!

 

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

数年ずっと一緒にすごした私より、たったの、たっっっっったの、オンリー1ヶ月の付き合いの男を選ぶのかよ、と・・・・・まあ選ぶも何も私は選択肢の中に入っていなかったのだが。

 

もうその日は何したか覚えてないですw

次の日から当時弟がやってたペルソナ5に没頭することで何とか現実逃避して自我を保っていた感じで。




できればJさんの惚気話なんて絶対に聞きたくなかった。

とはいえ彼女は、国際恋愛を馬鹿にされるのが嫌で、「一番信頼できる」私だけにしか言っていないそう。てことは私が応援してあげないと他は誰もいない。

だから心の中で白目剥きながら聞き続けましたよ。Jさんの惚気話。

私が「最近どう?」って訊くと、はにかみながら(←すんげぇかわいい)デートの時の話をしてくれた。私はもう自分が何してんのかわからなくて、混乱極まれりって感じの頭で、ほんとJさんの話す言葉すべてがメダパニーマだった。

 

2人が喧嘩した時は真剣に仲直りのアドバイスをしたし(恋愛経験ゼロのくせにな)、デートにおすすめの観光スポットとか紹介したし、Jさんの誕生日には・・・・・なぜか、なぜかハートの写真立てをプレゼントした。

「一番お気に入りの写真を入れるんだぞ」って言って渡した。

この時の心情、経験ある人なら分かって下さるかしら。

 

”一番お気に入りのツーショットを入れたら、きっといつも見えるところにその写真立てを置いてくれるし、毎日それを見てくれるだろうし、もしかしたらふと私の事も思い出してくれるかもしれない。”

 

そんな感じです。

結局ゲスい(笑)

 

もちろん私がJさんに尽くすだけじゃなくて、Jさんも私に好きな人ができるよう応援してくれてはいた(決して上から目線とかじゃない)。けどいくらやってくれたって悲しくなるだけで、もう私はどう反応すればいいのか分からなくなってるんですよねぇ( ̄ー ̄;

 

 

2人にとって良い言葉だけ並べておいて、心の中では別れてほしいと思ってしまう自分がとっても情けなくて、めちゃくちゃに辛い。実はもうあれから1年経つのだけど、今でも大学ではいつも一緒なので想いは募るばかりでホント未だにツライ。

 

Jさんの幸せ=私の幸せだと思ってたのは、Jさんがまだ私の手の届くところにいた時のこと。いや、性格はかなり変わってるけどそこが何より誰よりオンリーワンでかわいいし賢いし、最初から高嶺の花だったことに間違いないけど・・・。

 

彼氏ができたと知ってそれを受け入れ始めた頃は本気でJさんの『ファン』になろうと決意したのです・・・あれです、俳優のファンにはなってもガチ恋勢にはならないってやつ。

 

が、やっぱり未練しかなく諦めきれませんでしたσ(^_^;)

とはいえここで、『ガチ恋勢』は身を引くべきところ。私はいやでも影から見守る『ファン』でいるほかないワケです。

 

 

 

私にとってまた辛いのが、Jさん、今は宗教的な理由で同性愛というものを受け入れられないんですよね。いや、Jさん本人はもう同性愛に関わることなく生きていきゃいいんですけど、そうなると”私”がもし、万が一女性とお付き合いした時…私の恋愛を応援してくれてるJさんに報告できないじゃないですか。

以前はそれほど偏見とか持ってなかったのに、彼氏さんの影響で――あいつが余計なことを吹き込むから・・・あっ言い過ぎました。

 

とにかくJさんは私が同性と付き合ったら「引く」らしいです。その場の軽いノリで言ったのかもしれませんが、彼女が同性愛の存在を受け入れる気がないのは事実ですから・・・。

けれど彼氏さんから多大な影響を受けて価値観も大きく変わってるところを見ると、あいつより先に私がちゃんと告白していれば何かが違ったんじゃないかと・・・・・そんな無駄な妄想ばかりしてしまいます。。。

 

ハッキリ言って悔しいです。今でも一番の親友として、いつも傍にいてくれるんです、Jさん。

 

 

もしも大学を卒業する時にでもこの気持ちを伝えられたらなぁ。

そう、最初は「完結した話」として最後に言い逃げするのもアリかなと思っていたのですが。。。どう考えても迷惑(笑)

 

私の心は100%伝えたい派なんです。でも、もう一人の私が絶対言わないでおくべき派なんです。だってJさんが困るだけだから。私もきっと傷つくし、Jさんの彼氏さんが知ったら気分悪くなるよね。

 

けど大好きなJさんが、嘘でもいいから「応援してる」と言ってくれたなら、私はきっと立ち直れると思うんだ…。できることなら、「私が早い段階で告白していたらOKしてた」って言ってほしい。それこそ嘘でも全然構わない。そしたら私は「なーんだ、同性だからじゃなくて私がグズだったのがいけなかったんだ、次は頑張ろう」って思えるから、思い込ますことができるから・°・(ノД`)・°・

 

 

そんなわけで、私の片想いはどうなっていくんでしょうね…いつか、続きでも書きたいと思います。。。

 

ではではごきげんよう~