気が元と申してあるが、気が飢え死にすると、肉体飢え死にするぞ。気、息吹けば、肉息吹くぞ。神の子は、神の気いただいているのだから、食う物なくなっても死にはせんぞ。気大きく持てよと申してあるが、気はいくらでも大きく、結構に自由になる、結構な神の気だぞ。臣民利口なくなれば、神の気入るぞ。神の息通うぞ。凝り固まると、凝りになって動き取れんから、苦しいのだぞ。馬鹿正直ならんと申してあろうがな。


   雨の巻 第10帖(344)