この方は力あり過ぎてしくじった神だぞ。この世構う神でも、我出すとしくじるのだぞ。どんな力あったとて我出すまいぞ。この方がよい見せしめぞ。世界構うこの方さえ、我でしくじったのぞ。くどいようだけれど我出すなよ。慢心と取り違いが一等気障りだぞ。
日の出の巻 第20帖(233)
我を出すな。
慢心、取り違い、いたすなよ。
は日月神示に何度も何度も出てきます。
取り違い とは、善と悪の取り違い、自分都合の考え、聞く耳のない考えといったところではないかと思います。
以前、フロイトの分析を学んだことがあります。神経症(不安症、恐怖症など)の治療をしていく中で研究されていったものです。
様々な説明の仕方があると思いますが、シンプルに言うと、神経症の方の親の自己欺瞞を明らかにしていく、という感じです。
分析を学ぶと、親の
自己中、自分勝手、勝ち気、優越感、マウント、支配、依存、聞く耳無い、学ばない
といったところによって子供が非常に苦しむのが見えてきます。
実はその親も祖父母によって苦しんだはずなのですが、いつの間にか、それを無意識に与える側に回ってしまっている、という現実があります。
この辺の話に興味のある方は「木田恵子」さんの本がお勧めです。精神分析や子供の心の成長についてとてもわかりやすく説明して下さいます。
その一方で、日月神示では
我を出すな、でもいるぞ。
我を張ってならず、なくてならず。
我を出すな、我を出せよ。
という教えも出てきます。