こんにちは、果実帽子です。
「葬送のフリーレン」TVアニメも大人気のうちに放送が終了しました。シーズン2の制作はまだ発表されていませんが(2024.4月時点)、原作のコミックは続いてますのでTVアニメのシーズン2、期待しましょう。
以下の記事は「葬送のフリーレン」のネタバレを含みます。知りたくない方は、ここでご退出をお願い致します。
「葬送のフリーレン」
山田鐘人(原作)、アベツカサ(作画)『週刊少年サンデー』(小学館)連載中
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「葬送のフリーレン」は、通常の冒険者もののクライマックスシーンとなる魔王討伐が終わった後の話を描いています。
魔王討伐はすでに80年以上前の話の世界で、感覚で言えば、第二次世界大戦を語る現社会の感覚です。兵士として戦った人はもう殆ど鬼籍に入っておられ、当時の戦争中の体験者で存命の方は、戦争当時子供だった人たちです。零戦や戦艦大和が稼働していた姿を実際にみた人はもう殆どいません。
そんな魔王討伐の冒険譚も、歴史の彼方の伝説になろうとしている時代の話です。
さて、
魔王討伐の話の中に、魔王直下の家臣で最強大魔族達が「七崩賢」と呼ばれていると言うことが所々出てきます。
「七崩賢」とは7人の大魔族からなりますが、名前や特殊能力については作中すべてあかされていません。
魔王軍には他に将軍と呼ばれる上級魔族がいて、強力な魔力を身体能力の強化に使っていたりします。いわば魔族の戦士にあたります。「七崩賢」は将軍とは違い、強力な特殊魔法を使う魔族になります。なので魔法使いです。「七崩賢」以外にも強力な魔法使いの魔族もいます。
以前は、魔法は魔族の使うものとして人間から疎まれる存在でしたが、フリーレンの人間の師匠であるフランメの尽力で、人間の魔法の研究が始まります。フランメが生きていたのは千年も前の話になっています。
そしてフランメの時からさらに時代が進み、能力のあるものは魔法学校に通って学んでいます。ハリーポッターのホグワーツみたいな学校でしょうか。
魔法学校に通わず独学で学ぶ魔法使いもいますが、基礎的な魔法能力が粗かったりするそうです。
魔族の魔法は人類も研究して原理の分析を行っています。しかし「七崩賢」の魔法は「人知も人の理も超える。身体や脳の構造など生物的な違いから人類には決して扱えない魔法。」なので、最大級の大魔族の魔法は原理も何もかも人類には真似できない。ということになります。
但し、原理の解析による真似はできなくとも、予測して解除するのは可能で、現にフリーレンは、「七崩賢」のうち4人の強力魔法の解除に成功しています。
「葬送のフリーレン」のコミック13巻の時点で、「七崩賢」は全員滅しています。しかし、7人のすべての名前がまだわかっていません。
七崩賢の全員が原作に描かれたのは1コマのみです (アニPGさんの記事より)
そもそも、「七崩賢」て漢字、原作は日本語のコミックなので漢字なのですが、この漢字の意味何でしょう。
単純に考えると、”七”は魔族の7人、”崩”はくずれる、賢はすぐれた、と言う意味があるので、”優秀なる7人の破壊者” と言うような意味でしょうか。”崩”には、常なるもの、不動なるものを破壊する意味があると思います。
フリーレンのコミック13巻時点で判明している七崩賢の名前と主な特化魔法。
①断頭台のアウラ:「服従させる魔法(アゼリューゼ)」(女性型魔族)
魔王討伐後も逃亡して生き延びるが、フリーレンが魔力を制御偽装していたことに気づかず、服従させる魔法の規約に従って、フリーレンに敗れ自害させられる。
②不死なるベーゼ:「名称不明の結界魔法」(男性型魔族)
結界魔法を解いたフリーレンのみ警戒しすぎて油断し、ヒンメルの奇襲で敗北(詳しい話はまだ不明である)。
③奇跡のグラオザーム:「楽園へと導く魔法(アンシレーシェラ)」(男性型魔族)
未来から来た”フリーレンの精神”を取り逃がし、ヒンメルら勇者一行に敗北したらしい。強力な精神魔法の使い手。
④黄金郷のマハト:「万物を黄金に変える魔法(デイーアゴルゼ)」(男性型魔族)
魔王討伐後も「城塞都市ヴァイゼ」にて人間の領主グリッシュに仕えていた。「城塞都市ヴァイゼ」をすべて黄金に変えた後、大陸魔法協会の一級魔法使いらによって「城塞都市ヴァイゼ」ごと大結界に閉じ込められる。
その後、自分の弟子でもあり、宮廷魔法使いにして1級魔法使いのデンケンに、因縁の対マン勝負で敗北。
⓹名称不詳A:「不明」(男性型魔族)
⑥名称不詳B:「不明」(女性型魔族)
⑦名称不詳C:「不明」(女性型魔族)
⓹~⑦は人類最強と呼ばれた「南の勇者」により滅ぼされたと推測される。
「全知のシュラハト」「名称不明の未来予知」(男性型魔族) は魔王の副官で「七崩賢」を徴集した魔族ですが「七崩賢」には含まれません。同じ未来を予知できる能力を持った人間の「南の勇者」と相打ちになりました。
尚、「全知のシュラハト」は未来のフリーレンが「黄金郷のマハト」の記憶を解析することを予見しており、未来の魔族のために南の勇者と七崩賢の戦いの様子をマハトの記憶から「奇跡のグラオザーム」に命じて消しました。消したと言うより、これからの南の勇者との戦いをマハトに記憶させなかったのではないでしょうか。
今後の話で不明の「七崩賢」他のメンバーも徐々にあきらかになるでしょうし、南の勇者の話やその戦いもあきらかになると思います。
葬送のフリーレン楽しみです。
ではでは
次回↓
「フリーレン」と言うワードは使わず、自分のフリーレンのイメージを生成Aiで処理したら、エルフと言うより、アジア系の魔法少女になりました。まぁこれはこれで可愛いのでOK。
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