逆バージョン | KajiKen Diary

逆バージョン

 その昔、「木綿のハンカチーフ」という歌が流行りました。彼氏が戻ってくると約束して都会に出ていったが、時が経ち、やはり「もう故郷に戻れない」という選択をして別れることに。そこで、彼女は「涙を拭くためのハンカチを送ってください」とお願いするストーリーの歌。

 

 ある方の講演を聴いていたら、この歌が話題になり、「今は逆ではないか。」若い女性も都会にたくさん進学・就職するようになり、結果的に故郷に戻ってこないケースが多くなっている。一方、一定数の男性は故郷に残る。このため、地方での結婚数低下・出生率低下につながり、地方の活力低下にもつながっていると述べられていました。

 

 「木綿のハンカチーフ」を知っている者としては、「現代の状況はその逆バージョンですね」というキャッチコピーが的を射ているなあと思った次第。地方活性化のためには、大学が「リケジョ」企画を進めるだけでなく、経済界も含めて議論する総合的な施策が必要ですね。