皮膚に出来た出来物を取りたいと言って、患者さまが来院される場合の半分以上は粉瘤(ふんりゅう)です
粉瘤は、摩擦などの刺激により皮膚に袋ができて、その袋に皮脂や垢、膿がたまる出来物です
粉瘤の治療は二通りあります
①手術で全摘→再発はしませんが、傷が残ります
②粉瘤に小さな穴を開けて、中にたまっている内容物を出す→傷はほとんど残りませんが、袋が残っている場合は再発する可能性があります
なおみクリニックでは、傷が残すのは避けたいので、②の治療法をお勧めしています
まず麻酔の注射をします
麻酔の注射は一瞬で終わります
丸いメスで穴を開けますが、麻酔が効いているから痛みは全くありません
穴を開けて、中身を押し出します
穴からびっくりするくらい臭い物体が出てきました
粉瘤の特徴は、中身がとっても臭い事
垢や皮脂がたまっているので、とっても臭いんです
出てきた物がこちら
これが皮脂が垢の塊
中身を患者さまに見せると、皆さんびっくりされます
こちらは袋です
感染が無ければ、こんな感じで袋まで取れちゃいます
うまく袋が取れたから、再発は無いと思われます
処置後の傷はこの程度
1週間は消毒をしたら、傷はほとんど残りません
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