(ひふみ)は火・風・水
「ひふみ」を唱えると何故コトタマが躍動するのか。それは四十七音(字)に「ん」を加えた四十八音(字)の中に宇宙創造と人類創生の秘密が隠されている。ところで宇宙創造のさいに生成して鳴り響いた四十八音の中には、その一つ一つ音を一つ一つ象徴する神々おられのである。
当然、四十八の神々は、人類創生の経過に深く関係している。というよりも、人類はすべて四十八神の分霊をいただいているのす。
相撲の四十八手もそれに因むものだし、阿弥陀仏がこの世に生を浮けたすべての人間を救済として四十八願を立てたのも、この四十八音が象徴する人類創生の神秘に由来している。
もちろん(ひふみ)と言うからには、私たちは最初の三文字であるヒ・フ・ミ・に注目しなければならない。ヒ・フ・ミをコトタマ的にみると、この三文字が宇宙創造の言理を表しすなわち、ヒは火であり、フは風であり、ミは水である。次にこの火をカと読むと
火と水で(神)になる。火と水の言理よって神になるのです。