（不運を避ける返礼とは）
自然界のシステムを事細かく見ていくことも大切ですがこの世に存在していると言うことは一つのバランスによって成り立っているということを認識しなければなりません。
平和は素晴らしいと思う人がいるかと思えば、何となく戦争をしたがる人達もいるわけで、世の中には色々な人がいるのです。しかし共通して言えることは自然破壊者である。
さてそこで節分の話しに大変関わってくることになるのが、私達が破壊している自然に対しての心の持ち方なのです。実はこれが運命的に人生を不運に近づけないための生き方のコツのようなものにつながることになるのです。
これはバランスをとった生き方をすることで自然界に即した人生を展開し、自然界から自分が捨てられないするために大切なことなのです。人間一人が仮りに百年生きたとすると、どれ位のお米を食べることになるのでしょうか。
肉が好きな人はどれだけ動物を食べることになるのでしょうか。人間一人でも相当な量を破壊する。自分が何を破壊して生きているのかを気付くことがポイントになります。
これに気付くことで、自分が破壊しているものに対しての、お返しをしなけれならないことがわかるはずです。人から何かを貰えばお礼をいうと同じことです。それが人だけでなく自分が破壊しているものすべてに御礼を言うことなのです。
この返礼がある人とない人とでは人生に大変な違いが生じるのです。人間がおぎゃーと生まれてから破壊は始まります。ゆえに生きている何処かでお返しをしないとだめなのです。このお返しの時期、これが節分なの
です。
厄年というのは運命の大きな変化時期、といわれています。この根本は神道にあり、仏教が逸速く、儀式の中に取り入れたものです。厄年に何をすべきか。……。これはお返しをするべき時なのです。
自然の神に何かを返していかなければならないのです。厄年は運が悪い時だから何もしないでいい、というわけではありません。