「三界」とは「三千大千世界」なり | 梶田鏡朝(あきとも)の開運秘伝

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三界とは三千大千世界なり

 

大本教の教祖出口なおの預言の中で三千大千世界という文字が有名になりましたが「「三界に家なく、なお、火宅のごとし」などというように、三界とはこの人間界も含みます。

 

仏教では仏様以外の全世界を「三千大千世界」といい「無色界」「色界」「欲界」の三つに分かれています。その三界が消滅生成を永遠に繰り返します。一つの世界が成立してから消滅する迄の時間を四つに分けた次の「四劫」というものがある。

 

①生物などが出現する時期の「成劫②世界が存続し、人がそこに住んでいる時期の「住劫③世界が崩壊、消滅していく時期の「壊劫④壊劫のあとに続く空無の時期の「空劫この四つの段階を経て1サイクルになる。

 

それぞれの段階が一つずつ20劫という時間が続きます。全体では1サイクルで80劫になり、この全部の時間を「一大劫といいます」。

 

まず①の成劫で世界が出来始めます。世界(大地)を支える風輪最下層の地層)から出来始め、次に水輪、金輪、須弥山四州(四大陸)梵宮(梵天が住む宮殿)全て出来ます。これが20劫が続きそれで成劫は終わる。

 

次に②の住劫です。住劫で生まれたものが輪廻転生を繰り返します。六道輪廻繰り返すのはこの時です。これがまた、20劫続き、その間、色々な事が起こります。

 

劫が終わるたびに、一つ災害が起こります。(=戦争)、(=流行病)、(=飢餓)の順で起こり、一つの災害により一劫終了し繰り返されます。住劫が終わると次に地獄界から壊れはじめます。

 

地獄界が消滅ると、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天界となくなっていきます。人間界は全員、天界に生まれ変わることになっています。

 

天界に暮らすいきものに生まれ変わります。これで須弥山、から一切の生き物がいなくなります。そうすると七つの太陽が現れて、風輪、水輪、金輪、須弥山、四州、梵宮を焼き尽くし、凡てが消滅します。この期間が20劫続きます。空劫が終われば、また成劫が始まるという具合です。

 

特に、②住劫の「刀、疾、飢」の繰り返しを「」の三災害と呼んでいます。21世紀の現在は住劫」の中の九番目の「」と言われています「小の三災害」の繰り返しですから九番目大飢饉と言うことになります。何か現在の食糧不足に対応しているようではありませんか。

 

要するに四劫の成、住、壊、空は元々魂の永遠性=生命エネルギーの循環であり仏法でいう所の元から有る、常に住むと書いて常住の意味です。更に言うならばその反対が無常と言います。