キャラメルボックス「夏への扉」 | 鍛治本方程式

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演劇集団キャラメルボックスの俳優、鍛治本大樹の日記です。

おはようございます
鍛治本です。

昨日は、稽古後、池袋サンシャイン劇場に我がホーム、キャラメルボックスの「夏への扉」を観に行ってきた。

僕が座ったのは、その日来場しているどのお客さんよりも後ろの席だった。
お客さん全員が後ろから見える席。

7年前の初演のことを思い出した。

銀座で行われた初演。
初日を開けた数日後、あの地震が起こった。

数ステージの休演を余儀なくされた後、再開の日、僕は、地震で位置がずれた照明を修正する手伝いの為に劇場に来ていた。

無事修正が終わったが、開場の直前に大きめの余震。
また修正に走った。

ロビーで募金箱を持たせてもらい、お客さんを出迎えた。

少し強張った顔をしている人が多かったと思う。僕もだ。
でも、再開と再会出来た喜びで表情がほぐれた。
何度も頑張ろう頑張ろうと声を掛け合った。

本番も観劇していくことにした。

余震が続く時期だ。
再開したとはいえ、お客さんの数は多くない。
客席の半分より前、しかも中央ブロックで入りきれるぐらいのお客さん。

僕は、中通路より後ろ。
お客さん全員が見渡せる一番後方で見守った。

「夏への扉」はダニエルがどんな困難にも諦めず立ち向かう話。
再開した舞台上に立つ皆の立ち向かってる姿に号泣した。

昨日、7年前と同じく「一番後ろ」に座って、それを思い出した。

でも、一瞬だった。
そこには7年前のあの出来事にとらわれない、今に立ち向かっている出演者の姿があった。
初演を忘れて楽しんだ。

キャラメルボックスはこれからも、前を向いていく集団なんだと思った。




追伸
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