不動産屋は嫌いです。 | 現実的な家造り 広島市の工務店 株式会社カジカワ

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100年以上続く大工の家系です。注文住宅からリフォーム、リノベーションまで何でも請け負っています。
打ち合わせ、設計、工事のほとんどを私か父が一貫して行います。

先週の木曜日の夜、聞いたことのない不動産屋から電話がかかってきました。

 

不動産屋 あの、外構工事をしてくれませんか?

 

私 別にいいですけど、お宅が抱えている職人でやったらどうですか?

 

不動産屋 うちの取引業者は高いので他で探しているんですけど

 

私 どこも大して変わりませんよ。お宅が自分のところでやったらどうなんです?お宅はハウスメーカーですか?不動産屋ですか?

 

不動産屋 不動産屋なんです。外構は建売の戸建てにやってもらいたいんです。

 

私 なるほど、いいですよ。見積もりくらい作りますよ。

 

といった感じで見積もりを作ることになりました。

 

図面を送ってもらい、やりたいことを聞くと、まあ高い工事になるような気がしました。

 

それが、木曜日の夜です。

 

勿論、金曜日は現場に出ているので見積もりなんてできません。家にエクステリアのカタログがないので、金額も調べてません。

 

金曜日の夕方電話がかかってきて、高くなるよと言うと、じゃあ安くなるように考えてくださいと適当な事を言う割に、早く金額が知りたいなんていう訳です。

 

金曜日の夕方ですよ。もうメーカーに問い合わせても値段なんて出てきません。

 

そもそも、何をするかがはっきり決まっていないのに見積もりなんて作れません。

 

そりゃ大体、大体の仕入れの金額やお客さんに出す値段、工事がどれくらいかかってなんて事はわかります。

 

ですが、はっきり決まってないのに・・・

 

やり取りするのもイライラしそうなので、金曜日の22時過ぎから2時間かけて見積もりを作りました。

 

うちのお客さんなら分かると思うのですが、品物を決めて、メーカーや商社に金額を聞いて、そのほかの材料代や、工事日数で見積もりを作ります。

 

なので、ちゃんとした見積書って品物が決まってから3日くらいかかるんです。

 

勿論、イレギュラーな事があったらいけないので、少し高めに見積もりを出して、工事が終わった後、実際にかかった経費と、日数から請求書を作ります。なので、見積書よりも請求書の方が金額が安いって事の方が多いです。

 

見積もりは所詮見積もりですからね。

 

 

とにかく、日付が変わるころに見積書を作って送りました。

普段よりも3割増しくらいで。

 

 

そりゃそうなりますよ。何をするかはっきり決まってないですし、普通のお客さんではないですからね。

会社と会社の取引だと、最初って信用がないから高いじゃないですか。

だから高くなりますよね。

まあ、品物をちゃんと決めて、時間をくれたら、ちゃんとした見積もりを作ってあげたんですけどね。

 

 

見積もりを送って1週間になりますが返事がきません。

やっぱり高い見積もりを送って正解でした。

不動産屋ってやっぱりそんなもんです。

 

 

 

そもそも、不動産屋の仕事や、下請け工事は断ってますからね。

どうせ安く叩かれるだけですからね。そういう業者に限ってお客さんに高く請求しているのは分かっているので、そういう業者には早くいなくなって欲しいですからね。

 

そもそも、下請け業者に良くしてあげてたら下請け業者を探さなくてもいいはずですし、元請けが利益をそんなに乗せなかったら安いのでお客さんも喜んでくれますよね。

 

うちは何でもできる大工さんの工務店です。もちろん、大体のことは出来ますが、出来ないこともあります。

左官、クロス屋、水道屋、電気屋、解体屋、塗装屋に丸投げして下請け工事をしてもらうことがありますが、そんなに利益を乗せませんし、それぞれの業者の言い値でやってもらっています。

 

値切ったりしないので、仕事もいいし、優先して来てくれますし、安くしろと言わなくても安くしてくれます。

 

まあ、利益をそんなに乗せないので、仕事がなくなると困るんですけどね。