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「人間大好き人間カジマン」です。例えば「人と人との関わり」「企業と人との関わり」「仕事と人との関わり」「地域と人との関わり」といった関わり’について紹介します。「関わり自慢」のカジマンです!ブログ初心者マークと共によろしくね。

すっかりご無沙汰、失礼しておりましたカジマンです。

私この4月もって失業給付の受給期間が終了しましてね、いまはハローワークにも顔を出しつつ月~金の朝から夕方まで職業訓練校に通う毎日なんです。

 

「キャリアコンサルタント」が昨年から厚労省認定の正式な国家資格のひとつになりました。で、カジマン先月末から改めて産業カウンセラーとは違った切り口でのコンサルタントの勉強再開となったのね。定年退職してぴったり半年後の新生活スタートであります。

 

「人事担当として会社とはお別れですが、どうか60歳以降も輝く私の姿を見てください!」

なぁんて最終週に支店まわりまでさせていただき、全社員に直接最後の挨拶で広げちゃったもんだからね、大風呂敷を(汗)

 

さて、「キャリア」という言葉…。私たちはつい学歴とか職歴、または取得している技能や資格のことを意味すると思ってしまいます。いわゆる「肩書き」ってやつね。

カジマン定年退職して、最初に直面したのは

「あなたは何者ですか?」の問いにこれからどう答えたらいいんだろう?ということでした。

だって、それまでビジネスの世界では会社の名刺1枚出せばそれがひとつの回答になってたからね。

定年したら渡すべき名刺がない、名前以外に住所やメールアドレスなどはうたえるけど所属や肩書きが書けないというか「ない」のです。

 

そこで、カジマン気づかされました。

キャリア支援というと学歴・就職・転職・再就職、または昇進とかのキャリアアップについ焦点があたりそうだけど、それだけでないキャリアの作り方ってあるよなぁ~って。

社員に表現したかったのは、キャリアという退社後の自分自身の”生き様”とか“価値観”の表現だったのだっ!なんてね。

 

55歳の時にね、60でスパッと辞めます!と役員に宣言して、引き継ぎをして計画的に辞めたんです。

で、会社を離れてからも全社員に定年後の生き方のひとつのサンプルを示すのが人事・人材開発に携わらせてもらった人事としての仕事であり会社や社員への感謝であり、ありふれてなくておもしろくてカッコイイんじゃないかって。へへへ。

この勉強を始めてからそのことを専門用語で「内的キャリア」というんだってことを初めて知りました。

 

なので、何かに導かれるように偶然見つけたこの資格をね、絶対に手に入れとこっ!まだ勉強が始まったばかりなんだけど…。

「キャリアコンサルタント」としての視点と技術と経験に磨きをかけて、カジマンならではの子どもや若者、そしてシニア世代への関わり方をするのがこの後20年の具体的な

私のライフワークであり、私のキャリアです。

死んだ親父の年齢を超えるのにあと20年ある…って計算です。

直近の試験は12月中旬なんだそうです。

 

昨日は多くの企業・公官庁で「入社式」がありました。

30年あまり人事担当としてずっと入社式を取り仕切ってたので前社の様子を気にすると同時に懐かしさと寂しさも感じたそんな午前中でした。

 

さて、明後日4月6日は多くの学校で「入学式」があるようですね。

来賓のひとりとしてお声掛けいただいているので楽しみです。この日を境に幼稚園とはまた違った小学校での子どもたちにとっての新しい学校生活…っていうかコミュニティの場になります。友だち何人できるかな?

 

ランドセルメーカーさんが毎年新1年生を対象にした“大きくなったら何になりたい?”の調査をしています。

昨年のデータを調べてみると、男の子は1位「スポーツ選手」です。サッカーが断トツの人気を誇っています。カジマンの時代は野球だったのにね。2位が「警察官」です。昨年その割合がぐんと伸び最高だったとのこと。で、3位が「運転士・運転手」だそうです。前年10位だった「研究者」が6位にランクアップになった…というのが特筆すべきポイントに挙げられていました。ノーベル賞とか調査した年の旬な話題が大きく影響するようです。

 

片や女の子はというと、1位が「ケーキ屋・パン屋」。さすがに、新小学生は「パティシエ」なんて言葉は出ないのかもしれないけどここに入っているようです。2位が「芸能人・歌手・モデル」でここ数年のアイドル人気は根強いですね。そして3位がこれも定番「花屋」だそうです。

 

3月早々わが母校、元加賀小学校講堂で行われた「卒業を祝う会」。そのあとの「卒業式」とは別にこの時も呼んでいただき列席しました。これがまた興味深かったぁ。

その時6年生全員がひとりひとり壇上に上がってみんなの前で「将来の夢」を発表する…っていうプログラムがあったんです。

地域では青少年育成に関わる活動を、会社ではこれまで採用活動と若者の就職への応援をしてきたカジマン…、どんなものが飛び出してくるかな?ってこの6年生の発表についてほぼ全員メモを取ったよ

 

やはりスポーツものが一番だった。サッカーは定番ですが、種目が多岐に及んでたのが面白い。テニス・ラグビー・陸上・ゴルフ…、クライマーと言った女の子や力士と言った男の子が印象的でした。

次に多かったのは獣医含めて医師デザインイラストレータ系、それと歌手ね。またロボット・ゲーム・プログラマーというPC系、お父さんのあとを継いで大工です!と言った子、お父さん聞いたら泣くね、カジマンもこのセリフちょっと泣けた。この子は建築士の中に含めておこう。

英語を使っての海外系、保育士など先生、ああ小説家も複数いたし、宇宙開発に関わるとか生態研究とか鉄道の総合指令室で…とかプロ棋士は変わり種でナイスでした。

 

総理大臣という男の子もひとりいたよ。「おっ!言ったね」と思ったけど、カジマン何と言ってもびっくりしたし嬉しかったのは6年3組のこころさんの発表でした。

「青年海外協力隊です!」だって。

 

終わったあと校長先生にすぐ感激のあまり言いに行きました。

「こんないい子が母校にいたんだぁ」

 

“合掌”をネットで調べてみました。

 

インド起源の礼拝の仕草。両手のひらを胸または顔の前で合わせる…と書いてある。

お寺やお墓や神社、教会などさまざまな宗教で手を合わせてるけど、へぇインドが起源なんだぁ。

で、なんで手を合わせるのかな?ってカジマン調べてみたんです。こんな風に出ていました。

 

「右手と左手というのは同じ手でありながらそれぞれ役割があり常に違った働きをしている。右手が箸を持てば左手はお茶碗を持つし、右手がペンを持てば左手は紙を押さえる。また右手を私とすれば左手は相手となる。右手が自分なら左手が神様や仏様となる。

よって神様仏様と自分とが一つになるっていうことを表している」

 

この半月あまりでね、カジマンやたら合掌してるなってことに気づかされたんです。

一緒に町内会の活動をしていた横村さんの葬儀で、お彼岸の中日には父親と先祖の供養で、先週末は足柄山麓で父の弟、昭三おじさんの七回忌のお墓参りで、神社を見かけるとその都度本殿の前で、昨日は社会人デビューした時の私の育成担当だった当時の係長、白川さんの10年目の命日でした。

 

いや、待てよ。

私の大好きな言葉。“ありがとう”って言っている時、自分はかなりの確率で手を合わせているのではないかと。

一昨日の夜ね、カミさんと待ち合わせて乃木坂、乃木神社経由で、おしゃれな和食屋さんに行ったんです。

初めに飲み物を注文する。先づけが運ばれてくる。その食べ物の説明があって、そんなに待たされてはいないけど、お待たせしました…とビールが届く。そのあと刺身が運ばれてくる。

これよろしいですか?とお店の人が空いたお皿を下げにくる…。

ありがとうといいながら、その都度セットで軽く手を合わせてる自分がいたなぁと。

我ながら、なかなかいいクセが身についているではないか!

 

1月16日号で、お正月の書き初めや書写の授業のお手伝いでわが母校元加賀小学校の生徒たちと関わった話を載せました。その時に気づいたことがあります。

ちゃんと“ありがとう”が言える子の多さに驚いたのです。

そんなことは当たり前…と思ったら大間違いなんですよ。

 

今の世の中、今どきの子ども、それを言わない・言えない子のなんと多いことか…

これまでキャンプとかを通じて子どもたちとはずいぶん接してきてますけどね。

こちら側の「はい、どうぞ」と手渡す私の言葉に、無言でモノを受け取ってゆく子って想像以上に多かったです。ひどいのになると無言どころか、サッと奪い取るように持ってゆく…。

 

子ども時代って、自分自ら他の人に何かをする機会よりも、はるかにしてもらうことのほうが多いはずです。その時にね、感謝の気持ちを相手に伝える言葉・行為、そのまえに“感謝”っていうことそのものをしっかり教える…。

これって、誰の指導責任なんでしょうね。

 

あっ、そういいつつ先日カミさんの言葉を思い出しました。

あなた最近「いただきます」言わないでパクパク食べ始めてるわよ。

やべっ…。確かにそうだ。

 

食材の命と自分の命が一つになる。

この世にあるものすべて、草も木も、太陽もお星さまも、神様も仏様も皆自分と一つになって生かされているっているっている感謝のこころができていなかった。

おっしゃる通りです。他人のことはとやかく言えませんでした…(汗)

 

ご指摘、ありがとう。

合掌。

 

1月24日号でも紹介した江東区のジュニアリーダー

先週末、朝8時集合で千葉市少年自然の家での宿泊研修に行ってきました。

対象は中級講習会の修了生32名、ジュニアリーダーの卵たちです。

テーマは、ジュニアリーダーについて知ろう!レクリエーションゲームを知ってできるようになろう!の2つ。

4月からの正式デビュー前、飛行機の離陸するための滑走みたいな感じね、2日間の日程を終え、江東区役所前での解散式で大学2年生のくにちゃんがみんなの前で語った言葉が印象的でした。

「出発式の時のみんなとは、いま顔つきが全然違ってみんなたくましく見える」

 

さてその2日間、研修の講師担当だったカジマン、今度は受講生として昨日セミナーに参加してまいりました。

日本産業カウンセラー協会主催のワークショップです。そのテーマは掲題の「声のチカラ」についてでした。

講師の山崎美和さんは、カウンセラー資格をもとに若者のキャリア支援とコミュニケーションの分野を中心に活動されている方です。案内を見た時ピンと来たんですよ。

おっ、面白そう!ベクトル志向性が近いではないか!ってね。

なので、講座内容もさることながらどんな人なんだろ?のほうにも興味があった訳です。

 

山崎さんはそもそも18年間アナウンサーとしてマスコミ業界で“話す”仕事からの転身、現在はカウンセリングを行うかたわら『キャリアヴォイス』を提唱され、“聴く”と“伝える”をテーマに様々な講座で活動を広げていらっしゃいます。

 

講義では、“心の中には耳がある!”

声を通じて言葉を伝え、自分を知り、相手と分かりあい、響きあう…。

すべては聴くところからはじまるのだ…という再認識をしました。

 

さらに具体的には、これまで講師として、また多くの場で

気のきいたことをうまく語ろうとしていたカジマンがいたこと、そして

自分の声を自分で聴く意識をしてみると、相手に伝わるような話し方や声の出し方をしていなかったことに気がつきました。

 

 ジュニアリーダーの上級講習会が、次回4月22日にあるんです。

学んだことを踏まえてリベンジです。

今朝、鏡の前で「アエイウエオアオ」とやったら、カミサンがいつまで続くかしらね…と笑っていました。

 

山崎講師からいただいたスライドを1枚紹介します。

 

 

昨日3月1日いよいよ解禁!

2018年春卒業予定の学生の就職活動のことです。

今はシューカツって言ってますが、カジマンの人事担当前半時代にはなかった言葉です。そこから婚活とか終活とか派生して普通に使われるようになりましたよね。

 

さて、前回TVドラマTBS系「下剋上受験」だったので、今回はテレ朝系の「就活家族」に触れちゃおうかな?

これは就職や転職をベースにした家族ドラマというに内容もさることながら配役・キャストに個人的なつながりや思い入れがとっても強くあったりするので興味深いんですよ。

 

父)三浦友和…私と同世代で大企業の人事部門から重役一歩手前でリストラされる設定

・百恵ちゃん主演第一作「伊豆の踊子」での相手役オーディションから始まり、一時暴力団の幹部としての凄みある演技も見せつつ芸能界のゴールデンカップルの地位を譲ることなく今日に至る

 

母)黒木瞳…不登校生徒ひとりへの対応が学校組織の規定から外れた行動と見なされ教員から花屋に転職

・カジマン何を隠そう過去宝塚ファン。1982年彼女がまだ20歳月組の端役時代から注目し追っかけていた。

のちにトップ大地真央のパートナー娘役を経て女優として今日に至る。

カジマンの人事としての新人発掘の目はすでにここから養われていたのだ!と勝手にほくそ笑んでいる。

 

姉)前田敦子…アパレル業界入社3年の壁、同性の上司ともそりが合わず半分勢いで退職も再就職苦戦中。

・ご存知AKB選挙最初の女王。アイドル時代から今の演技など見る限り女優としての成長に期待。

「タラレバ娘」の大島優子ちゃんも同様の思いで応援。

 

弟)工藤阿須加…現役の就活生。ドラマでの就活そのものの動き、他の学生の様子、企業対応など前回の話で1社から内々定を取りつけたがこれが今の就活の実態なのかなぁと興味深く拝見。

・父ちゃんは愛工大名電の1年生から観てた。イチローの先輩で今日ではソフトバンクホークスの監督の長男ね。数年前ドラマのピッチャー役をオーディションで掴み取る。高校ではテニスで関東大会優勝というスポーツマン。錦織圭にも勝ったとか。妹もゴルフで活躍中。

 

姉の恋人)渡辺大…前田敦子のいた会社の先輩で退職後、独立のステップアップの為の企業に勤務中。

・謙さんの息子というか杏の兄ちゃんというか芸能人一家。

昨年『クロスロード』という映画の青年海外協力隊のフィリピン隊員役だったので親密感あり。

その上映発表会の舞台挨拶後、中国料理店で偶然同席することになりカミサンと記念撮影も。

 

自分の青春時代や過ごしてきた時間に絡めて、その父親世代をずっと見てきたり一緒だったりするから感慨深いものがあります。単なるドラマのストーリーを追いかける楽しさプラスアルファがあるんですよね。

 

ちなみに自分らの印象深い就活映画は、カジマンプロフィールにもある好きな唄が主題歌の織田裕二主演『就職戦線異状なし』です。

その時代とは今は大きな様変わりですね。カジマン、当時の学生ってどんな企業対策をしているのか結構いろんな本を読んで研究して今どきの学生対策をしたものです。

 

しかしながら、昨年秋に公開された朝井リョウ原作『何者』を観て衝撃を受けました。

そして率直に思ったんです。

もし読者に人事担当がいたら参考までにこれを観ておいたほうがいいですよ。

いまの若者の就活…、率直かつ痛切に思ったんです。

こういう若者たちと対峙しての採用担当現役でなくてよかった~って。

そして、若者には、心から言いたい。あなたの適職というもの。

 

“あなたがこれまで心からハマってやったこと、費やしてきた時間の中にあるのですよ!”

 

 

 

 TBS系ドラマ「下剋上受験」を楽しく観ています。 

 阿部サダヲ演ずる中卒の父が偏差値41の娘と二人三脚で勉強し、5年生夏からの1年半で最難関中学合格を果たしたという“愛と挑戦の物語”。原作は実話なんだそうです。

 

 そして先日NHKで、中学受験の傾向について特集番組がありました。

よい中学に行くにはより早く準備をしなければならない…と、進学率の良い公立の小学校を選び、その地区にわざわざ転居しようという人も出てきているとのこと。中には小学校の6年間のためにアパートを借りてその地区に親子で住むなんてワザも使うんだそうです。

いい中学校に入るためには、自然といい子たちがそろっているような地区の小学校に行かせる…という親の論理です。

 

 いい中学がいい高校につながりいい大学、そしていい就職に結びつく。さらには

それがいい結婚になりいい家庭、いい老後に…

 

 カジマン、「ちょっと待ったぁ!」って思うんです。

その“いい”って何なんでしょうね?

子どもにとっての“いい”というベースは、受験戦争に勝ちぬくため身につける“学力”でしょうかねぇ??

 

 これまで多くの学生との関わり経験を通じて、採用のプロとしてのモノサシがあります。

企業・組織で採用したい学生、あるいは入社した後も仕事で成果を出す人材には共通項があるのです。どこの地域でどんな学校の何の専攻をして成績がどうだったのか…なんてことはあまり大きな意味を持たないと思って、私はひとつの観点をもって学生を見続けてきました。

 それは、「社会人基礎力」――わかりやすく言い換えれば、社会に出てゆく上での「生きる力」が身についているかどうかということです。ちょっとしたシカケで確かめることができます。

 

「社会人基礎力」が取り沙汰されてからまもなく10年になりますが、これと「生きる力」はリンクしています。

結論を先に言いますが、小学校高学年からその“環境”を親が意識して整えるというのは賛成です。でもその環境は決して進学のためではありませんね。

整えるべき環境とは、自然体験社会体生活体験 ができる環境です。

 では、子どもがこの3種類の体験を育むことのできる環境とは、いったいどのようなものでしょうか?

 

 ズバリ「かわいい子には『キャンプ』をさせよ」というのが持論なんです。

キャンプには、子どもが人生を自ら切り開いていくための力を育む要素が、ギュッとつまっています。ジュニアリーダーはその熟練者です。

それを語らせたら止まらなくなるので今日はこのへんで。

 

 

 

2月からプロ野球はキャンプイン

カジマン毎年この時期に内定者には4月の開幕に向けていよいよ始動しようぜ…と新人研修の予告とともに手紙を書いてたっけ。

巨人ネタの多い読売新聞に、4番の最有力選手「阿部慎之助が早くもフルスイング解禁」と出ていました。この阿部選手はわが母校の後輩にあたります。ちなみにカジマンは中高6年間陸上部だったけどね。

 

高校3年間クラス担任だった台野先生とは、卒業後ず~っと年賀状のやりとり。新年のご挨拶状に近況報告と共に「今年こそお会いしたいと思っています。お身体ご自愛ください」と毎年毎年書き添えていながら、卒業後にご自宅にお邪魔して以来40経っちゃった。

でね、今年は!と当時一番仲が良かった佐藤に連絡をして一緒に会いに行かないか?と持ちかけました。

それが一昨日に実現したんです。

 

体操部、机がずっと隣だった佐藤は、卒業後代々木の調理師学校を出てずっと料理人。フランスでの修業も経て今でも現役です。その日も仕事開けの足での再会。久しぶりに名刺をもらったら‘料理長’とありました。

四街道駅改札で待ち合わせた台野先生は遠くからでもすぐに判りました。それ位お変わりなく喜寿を迎えられたにも拘らず想像以上に元気元気。大きな病気もせず常用する薬もないのだそうです。今日は呑み過ぎないようにしなければ…とおっしゃっていながら佐藤と私と同じぐらいぐいぐい行けたよ。

 

現役時代の先生はすげぇコワかったです。英語だったんだけどね、授業にちゃんと予習をして来なかった奴が叩かれる様子を何度も見ました。事前に言われた箇所の英文和訳は必須だったんです。

でも、佐藤は怒られてたけど私は大丈夫でした。それもです。なんと私は予習などしたことがないのにですよ。さすがカジマン!

ん?でもそれはなぜでしょう?皆さん考えてみて下さい。

 

佐藤はしっかり辞書を引いたりして予習をしてくるんです。

私はそれを授業前に慌ててノートを書き写す。これで私の予習はOKね。

で、先生が私を刺した時には佐藤のやった和訳を読み上げる。でもたまに間違えた訳し方をしてることがあるんです。

次に同じ箇所を佐藤が当てられる。

しどろもどろになって訳している佐藤に対して先生が静かに聞く。この静かな聞き方のほうが怖いのね。

「おい佐藤、お前は予習ちゃんとやってきたのかい」

 

大親友だった佐藤に対する改めての懺悔を…、

そして台野先生には

「そんなカジマンも立派な大人になりましたぁ!」と40年分お伝えしました。

ん?立派??

 

 

“神輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様”というのがあります。

 

富岡八幡宮を氏子とする深川祭は神輿が中心、神田明神の神田祭は山車が中心、そして日枝神社の山王祭は氏子の町々が非常に広範囲であることをいっています。

調べてみると赤坂・四谷・霞ヶ関・大手町・日本橋・銀座・新橋・有楽町…と江戸城の西から南にかけてを網羅しているので確かにだだっ広い。

 

さて、カジマンは生粋の深川育ち。8月のお盆の時期に行われる深川八幡様祭りでは子ども時代から慣れ親しんできました。

真夏ですから沿道の人たちはわっしょいわっしょいのお神輿や担ぎ手に水をバッシャバシャ掛けます。

なのでお神輿ってのは水を掛けるのが当たり前だとずっと思っていたし、逆にもう慣れましたがよそのお祭りに助っ人の担ぎ手として肩を入れていても何か物足りなくて違和感を感じたものです。

 

門前仲町駅すぐの富岡八幡宮境内に足を運んだ人はわかるのですが、参道途中の神輿蔵には金ぴかの巨大神輿が2基飾ってあります。

超巨大な日本一の黄金神輿は完成&奉納時に鳥居の前で1度だけ担がれたことがあります。カジマンも担いだよ。

これは担ぐのになかなか難儀するのでちょいとダウンサイジングしたのを20年前に作ったのが“二の宮”という神輿です。3年に1度これを出して各氏子町会で担当区を決めてもちまわりで深川を渡行します。一昨年がその年でした。ちなみに何の前触れもなく『都議会だより』の表紙にカジマンが登場していてびっくりしました。

 

去年はね、各町会で子どもだけ52のお神輿を出して永代通りを1列で担ぐ「子供神輿連合渡御(とぎょ)」でした。子どもたちにとってこの経験はとっても貴重なものです。

そして今年はいよいよ大祭、正式には「富岡八幡宮例大祭」の年です。各町会からまたゲストで平泉からの神輿54基が深川一帯を列をなして練り歩くのです。

各町会からスタートし八幡様前集合、そしてぐるっと回って町会に戻るまでのその渡行距離はなんと10km!

 

この大イベントを統率統制して事故や怪我なく運営する役目が“神輿総代”という人たちです。伝統に沿ったしきたり、基本の祭り装束や深川の担ぎ方、ポイントポイントでの決まりごと、渡御(とぎょ)中の飲酒は厳禁…といった担ぎ手に勝手なことをさせず沿道での応援の人たち含めて関わったみんなに楽しんでもらうための管理職みたいな人たちです。

 

カジマンはつい調子に乗ってしまうタイプなのでね、昔はウルサイ人、ちょっとコワイ人…というイメージだったんですが、今度のお祭での自分はその“神輿総代”として大祭デビューとなります。実は昨年の春から『富岡八幡宮神輿総代連合会』のメンバーとして入会させていただきました。

 

組織の中の最も下っ端なので、毎月の会合や集会ではいろいろ小間使いとしてまわりに気を配り気を利かせてサッと行動に移さねばならないので大変です。

そもそも体育会系ではありましたが、組織人としてね、定年後にしてこんなに気を使わせられる経験をするとは思いませんでした(汗)

 

「ここではな、年齢じゃないんだぞ。入った順番なんだ!」

と初めにガツンとやられた60歳の新米カジマンであります。

 

江東区ジュニアリーダー講習会。

 

初級生は9月から、中級生は5月から講習が始まって先週「江東区文化センター」でその修了式が行われました。

 

修了生は初級58人中級は32人で中級生はこの春からジュニアリーダーとして新たに地域の子ども会活動を支えてくれるメンバーとしてデビューいたします。

その皆さんに贈ります。

 

~あなたの未来~

 

初級そして中級講習を最後まで受講してくれた皆さん、今どんな気持ちですか?

嬉しい、ほっとした、楽しいからもっとやりたいのに…という思いもあるかもしれません。

 

新しく何かをしようと思っても初めの1歩を踏み出せる人はとても少ないです。

思っただけで時間が過ぎてしまい機会を逃してしまう人が断然多いのです。

皆さんはその第1歩を踏み出しただけでなく

この講習の時間を他の都合よりも大切にしてくれました。

そして最後までやり遂げました。

 

『継続は力なり』という言葉があります。

始めても長続きしないことってたくさんありますよね。

実は、長続きしないものの方がずっとずっと多いのです。

さて、講習を途中で投げ出すことなく受講した皆さんは、同年代のお友達の持っていない1枚の「修了証」をもらいました。

これは紙ですが、お金で買えないあなたの貴重な時間と経験の証拠になる証明書です。

「修了証」を通じてあなたは宝物を2つ手にしたということを改めて教えましょう。

 

ひとつは、やり遂げたという“自信”です。

だって‘続ける’と‘達成する’はどんなに難しいことかは誰もが知っているからね。

だからあなたはスゴイんです。

 

もうひとつの宝物は“仲間”です。

一緒に受講し経験してきたメンバーもそうですが講習で関わったジュニアリーダーのお兄さんお姉さんも含まれます。

あなたは大切な仲間です。“ジュニアリーダーズクラブ”の一員だからです。

皆さんの仲間入りを喜んでいるのはこれまで直接関わってきたお兄さんお姉さんだけではありませんよ。

これから出会うJLCのお兄さんお姉さんら…その仲間がどんどん広がります。

楽しみですね。

 

そこで改めて『継続は力なり』の話。

私は言いたいのです。

皆さんにとって講習会は修了しましたが、続いていくものがあります。

それは“時間”です。これからの未来のことです。

その未来にはすでにあなたが手にしている宝物…、つまり“自信”と“仲間”を携えてゆくのですね。

 

私はこれまで多くの講習生がジュニアリーダーを経て、

さらにりっぱな大人として大きくなってゆく姿をずっと見てきました。

だから改めて思うんです。つくづく『継続は力なり』だなぁって。

 

その“力”って言う意味をネットで調べてみたんです。

自分の動きのもととなるもの、

他のひとやものを動かす働き、

何かをするときに助けとなるもの…とかいろいろ出ていました。

ないよりあったほうが良いものです。

 

『継続すると力になる』って言うよりね、

これから先のあなたの未来にさらに宝物がどんどん増えていって、それがどうなってゆくのか?

その明るい未来が私には目に浮かぶのです。

 

それは、あなたが“ワクワクする”以上に、気づかないかもしれないけど、

あなたが家族をはじめ周りの人たちを“ワクワクさせる”存在になっているのです。

こんな素晴らしくてスゴイことはありません!

 


 

 

12月から自分の母校である小学校に行って「しょしゃ」の授業のお手伝いをしていました。

最初は「しょしゃ」って言われてもさっぱり何のことか判らなかったです。自分らの頃は「お習字」と言っていたからね。「書写」と書きます。

通常、小学校では音楽や図工などの特殊科目は別にして、体育含めた全教科を担任の先生が授業を受け持ちますよね。カジマン昨年から50年ぶりの小学校との接点を持つことになって、そういった基本的なことさえ、あぁそうだったっけなぁ…と改めて思い知る始末です。そんな私に、これまでPTA活動をされてきた書を嗜むお母さんが、平日だけどカジマン手伝える?と、声をかけて下さったのが授業に出るきっかけです。過去この授業を担当してきて補助で教室にいてくれたら助かるというのですね。

 

そしてひとクラス35人の45分授業2コマ連続の3年1組から4組全部で3回ずつの授業に関わることになりました。書き初め展用の提出までのべ12回。

過去社員研修30年のカジマンがですよ、一同に会した8歳ぐらいの子どもたち35人を相手にすると、さてどうなったか?

戸惑いを通り越してね、異文化のカルチャーショックの連続でいや~刺激的でしたわ。みんなの前に立ったらカジマンもいきなり先生なんですね。

先生!紙が足りません、先生!1枚多く貰いました、墨がなくなりました、筆忘れちゃいました、書いたのどうすればいいですか、先生!墨がついちゃったので手を洗いに行っていいですか…。ふぅ~

 

春先に第1回目をしたそうです。その時は初めての子が多いので道具の説明から使い方、筆初体験の子どもが多いので筆の特徴、持ち方からの指導からそのときは「つり」という字を半紙に書いていました。その作品が教室に貼ってあったからね。初めて筆で書く…という筆の特徴や筆の感触や文字のつながり、流れの練習にはこのひらがな「つり」の2文字はなかなか考えられてるなぁなるほど~と思いました。

 

12月最初に1度「立冬」を書いてから、年末には長い半紙を使って練習して冬休みの宿題にもした「お正月」の文字を。年が明けて先週から提出用を書く本番が始まりました。書写の中でも展示用に書く授業、集まりのことを「席書会」(せきしょかい・せきがきかい)っていうんだそうです。それも初めて知りました。

今日ね最後の3年4組が終わって4クラス計140人の「お正月」が完成しました。

 

最初の頃は遠慮してたんだけどね、カジマンもだんだん授業に…というより子どもたちに慣れてきたもんだから筆をもった子どもの手を添えて、一緒にスーッグッって書くようになりました。

それにしても子どもたちの吸収力すごい!

白い半紙に墨汁がす~っと馴染んでゆく、まさにお習字…、いや書写そのものですね。

 

お手本との違いをほらここ見てごらん、ここはもう少しこうしてみようか?

それら次から見事に修正して行く…。そうそう、そこがポイント、いいぞいいぞ、そうだそうだ、いい感じ…。おぉできてるできてる。

明後日からずらりと校内に展示されるそうです。

すごく楽しみ~。