◆少し早いですが、12月3日(土)に開催するジオラマ教室の題材「黒部ダム・観光放水」がこのほど完成しましたので報告です。きっかけは教室参加の方から「黒部ダムに行ったことがあるので、是非ジオラマ化して欲しい」といった要望に応えたものです。

◆作るに当たっては、観光放水の轟音と黒部ダム観光案内の様子をSDカードに録音、聞けるようにしています。7色LEDで放水の虹を表現しました。動画に撮りましたのでご覧ください。

◆現地には観光遊覧船があります。こんな画像がありましたが、ダムから吊り下げて設置したのでしょうか。

◆これをジオラマで再現するには少しきついですが、こんな感じで浮かべてみました。長さ5ミリ程度です。(これでも随分大きいです)

◆それと「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」という番組で黒部ダムの特集をやっていました。ダム建設時にコンクリートを運ぶバケットをつり下げる架設設備が残っているという紹介がありました。

◆これを早速ジオラマの左右に設置することにしました。画像の4本足の部分が架設台です。それぞれをワイヤーロープで結び、クレーンゲームのようにバケットに入れられたコンクリートが約18万回使われ、約3年間掛かったとされた足跡です。

◆これは実際に使われたバケットの画像で、今も現地に残されています。

◆黒部湖側からみたジオラマ画像です。岩盤がむき出しになっている部分をグレー塗装しています。

◆これは実際に降りて見ることは出来ませんが、下から見上げた観光放水の画像です。恐らくこんな感じなのでしょうね。

◆約60年前の1963年6月。7年の歳月を掛けて完成された黒部ダム。資材を運ぶトンネル工事の際、破砕帯と呼ばれる氷のように冷たい水が噴き出る80mの地層を7カ月も掛かる難関工事。事故による多数の犠牲者があり今があることに感謝の言葉しかありません。(合掌)