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Theory of Realization”実現の理論”

未来(夢、目標)実現のためのシンプルな理論を解説しています。仕事、恋愛、人間関係等実現したい未来があれば対象は選びません。
未来実現のためのこのシンプルな思考法があくまでも机上の空論ですが、悩める皆さんの思考整理・意志決定の参考になれば幸いです。

皆さんこんにちは

ますます涼しい日が多くなり秋の様子ですね。

季節の変わり目です風邪などひかないよう御自愛下さい。


さて今回は前回解説したボールが転がるという事例の後編です。

前回はボールが転がる”順序”と”条件”について解説しました。ボールの環境によって同じ条件でも

真逆に働くというお話しでした。


今回は、そういう背景に基づき方策をどう考えその有効性を確認(未来へタイムスリップ)するかのテクニックに

ついて簡単に解説したいと思います。





Theory of  Realization”実現の理論”



前回の事例で図1、2を再度ご覧ください

この状況からボールが転がることについて考えて行きましたね。ボールが転がる要因は”回転”にありました。



Theory of  Realization”実現の理論”-120930図1











図1の中で回転にかかわる条件は①②③でした。

①摩擦係数(回りにくさに関するもの)

②重力 ボールがそこに留まろうとする慣性力

③力積 ボールを転がそうとする外力


方策とは条件の状態を変える方針です。

各条件の状態をどういう方向に変えると実現したい状況が確かになるかと考えその施策をセットします。

図1の場合で考えてみましょう

まずあるべき姿を設定しましょう、今回は

”ボールが転がらない”を実現するということで考えてみます。

尚、前提として与えられた環境と物的教材(ボール・地面等)の状態は固定で考えることにします。

二次的に何らかの打ち手を打つことに関して知恵を出すことにします。


方策

①摩擦係数(もしくは摩擦の力)→大きくする 

②重力→大きくする

③力積→小さくする


具体的施策と有効性の評価

①地面に何かを張り付ける →OK 転がりにくくなる仲介物を追加することは可能そう。

②ボールの重さを重くする  →NG ボールの重さを変えることは課題の前提条件から外れるので不適当

③指で押さない        →NG これも前提(指で押す)のため不適当                      


上記では①の施策が有効と考えます。


では未来へタイムスリップしてこの施策の有効性が確かなものか確認してみましょう。

未来へタイムスリップするときは概論で述べましたように”if~then~(もし~なら~である)"を使います。


※詳しくはTOR概論「未来へタイムスリップして確かめる」を御参照下さい

  http://ameblo.jp/kaizen-tor/theme-10058738311.html


使ってみましょう


もし地面に何かを張り付けるとしたらボールは転がらない。


さあどうでしょうか?

まずこの時注意するのは日本語として違和感がないかどうかです。

※この部分は重要で詳しい解説が必要なため別途解説を予定します。


日本語としては特に違和感なさそうです。

次に”本当か?”と考えます


地面に何かを貼り付けたらボールが転がらない


まあ確かにそういうこともあるかもしれませんが一体何を張り付けるのでしょうか?

そうですねここが固有名称になっていないために説得性に欠けますね。

接着剤?両面テープ?なんとなく無理矢理感があってシンプルじゃないですね


TORはシンプルな方策を良しとします。

複雑な前提を用意しなければ実現しない方策は維持が困難になります。そういう観点からあまり強引な施策は避けたいと考えます。


何か張り付ける=摩擦力を上げる という短絡がよくないのかもしれません。

こうした違和感は最初の条件の見方が甘い場合に発生します。


①摩擦係数 ここに決め込みがあるような気がします。

①は接地面の状態を表す条件でなくてはなりません。接地点に着眼しすぎて実は本質が見えていないの

かもしれません。

本質から外れた条件から方策を考えると必ず違和感のある内容になってきます。


それでは今一度①の接地面の状況を見てみましょう。




Theory of  Realization”実現の理論”-図1-1

よく見てみると①の条件とした摩擦係数はP点に発生している条件ですね。確かにP点の接触する部分が滑り

にくいなどの条件であれば回転するたびに減速していくでしょうからこの摩擦係数を引き上げる何かをすること

は有効かもしれません。


ただ今回の命題は”ボールが転がらない”であるので転がってから摩擦力が回転を抑制してもあるべき姿を

実現したことになりませんね。


じゃあ何だろうと考えてみると図のようにP点の周囲の条件が漏れていることが分かります。

P以外はQという物理的な状況があります。Qはつまり空間です。

ボールが転がる理由はここにクリアランス(空隙)があるという条件の上で成り立っていると言えます。

つまりクリアランスがゼロという条件ならボールは転がらないことになります。


もう少し検証してみましょう上記のクリアランスがなぜボールの回転に結び付くかという点では

次の図の様なイメージで説明できます。



Theory of  Realization”実現の理論”-図1-2

P点に立っている棒がQという空間があると倒れることができます。

つまりボールが回転するのはP点からボールの中心を結ぶ線をこの棒とすると形状が丸いボールは

常に棒が倒れ続けることに似ています、つまり回転するとはQの空間があるがために棒が倒れ続けている

状況としてこの状況を防ぐとしたらQの空間をゼロにすることが方策として有効であると考えられます。


では具合的な施策を考えてみます

作り出す状況は”Qの空間がゼロ”


具体的な施策

・輪止めをQの部分にセットする



Theory of  Realization”実現の理論”-図1-1’


こんな感じですね

輪止めに関わらずどの施策を講じてもQがゼロに等しくなればよいのです。


では未来へタイムスリップ


もしボールと地面の隙間に輪止めが差し込まれていればボールは回転しない


どうでしょうか?最初の何かを張り付けるという施策より説得力ありますね。



このとは図2の状況でも同じようなことが言えます。

図2の様な傾斜を持った地面が前提の場合ですね。


Theory of  Realization”実現の理論”-図2-1


つまりはこのようなことになっていると考えられます。


Theory of  Realization”実現の理論”-図2-2


指を離した途端Qに空間があれば棒は倒れますね。

なので



Theory of  Realization”実現の理論”-図1-2’

こうですね。


ここで図1と図2の状況の違いは図1が指で押されて転がるのですが、図2は重力で坂を転がるという状況

に違いがあります図2はGという方向の重力がQの隙間があるがために水平な地面に接地するまで働き続け

転がり続けるという現象です。(水平地面にたどり着くまで自然落下している状態)


この場合、真下に働く重力が回転の要因ですから空間を埋めるというよりも水平な地面をつくるということが

輪止めの真の効果と考えます。

無論、輪止めと傾斜している地面でVの字を作れば絶対転がりません。これは輪止めの設計条件となります。このことで更に強力な方策が検討出来ることになりますね。



今回のポイントは条件についての思いこみが本質を見失うという点とTORはシンプルな方策を推奨するということでした。いささかはしょり気味の解説となってしまいましたが簡単にTORでの物事の考え方を知っていただくことに重点を置いていますので技術的な側面についての解説は舌足らずとなっているかと思いますが御容赦下さい。


今回までは事例でなんとなく御理解いただけているかと思いますが物理的な事例での解説ばかりでした。

次回はもう少し心理的、情緒的な事例での原因追究~実現方策立案についての解説、「ウマが合う?合わない?」についてお話してみます。



ではでは


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