Theory of Realization”実現の理論” -10ページ目

Theory of Realization”実現の理論”

未来(夢、目標)実現のためのシンプルな理論を解説しています。仕事、恋愛、人間関係等実現したい未来があれば対象は選びません。
未来実現のためのこのシンプルな思考法があくまでも机上の空論ですが、悩める皆さんの思考整理・意志決定の参考になれば幸いです。

皆さんこんにちは


前回は、物事に共通する原理原則のお話でした。

その中で過去は変えられないという原則があることを示しましたが。

今回は、その過去に遡ることで現在の状況を作り出している原因を探る手法について

解説したいと思います。


TORでは時間の流れを重要なファクターとして捉えますが同じ重要性を持って取り扱う

ファクターがあります。それは物事が始まり終わる"順序"、そしてその"順序"に並ぶ

各々のコトとそのコト達の相互関係に着眼します。

そして時間はその順序をつなぐタイミングという形で作用し原因と結果の連鎖という形

である"事象または現象"の始まり終わる物語を作り出します。


前回も述べましたが、コトが何もなければただ時間は流れるだけです。


TORでは目指す未来を実現するため現在という時点において発生している物事に

変化を起こす手順を提供します。そして現在の状況は過去にその原因(始まり)が

あるとして過去に遡りその原因を探ることから始めます。


「ではどうやって過去に遡るの?」素朴な疑問ですね。

SF映画のようにタイムマシンに乗って行くなんていうことはできませんね。

タイムトンネルなんていうものも存在しません、物理的に過去に移動するということは

出来たらいいなとは思いますが出来ません。

「じゃあどうやって??」


人が体で過去や未来に移動することは今の科学では出来ないでしょう。でも

心は思考という手段でタイムスリップすることが出来ます。

先に述べた"順序"にその鍵があります。


物事が始まり終わる順序、それは関係するコトが並ぶ順番です。


例えば


--待ち合わせ場所に到着する--


という事例でみてみましょう。


背景を考えればいろいろなシチュエーションで様々ではありますがこのシチュエーション

については別途解説するとして、解説を簡単にするため今は単純に以下の順番で

捉えてみました。


①朝起きる

②支度をする

③車に乗る

④待ち合わせまでの道を走る

⑤車を停める

⑥車を降りる

⑦待ち合わせ場所を探す

⑧待ち合わせ場所に到着する


この順番の実行で


--待ち合わせ場所に到着する--


が実現されます。


これが"順序"です、そしてこの順序に並ぶコト(①~⑧)は時間的にみると

①が一番過去になります。


では、この事例で防ぎたい出来事は何でしょうか?

ずばり待ち合わせ場所に到着できないか、待ち合わせ時刻に遅れてしまうこと

だと思います。


もしそうなってしまった場合、今後再発させないために

"タイムスリップして原因を探る"の手順が必要となります。単に①が一番過去

だからということでそれが原因と考えるという短絡的なことを述べているのでは

ありません。大事なことは遡った過去の順番の中でどのコトに障害があったか

を特定することです。


例えば「時間に遅れる」という現象を別の言い方に言い換えると、

「時間を予定以上に要してしまった」ということです。物理的な表現に言い換えることで

物事の状態を正しく認識しやすくなります。

では①~⑧のどのコトが想定を超えた時間を要してしまったのだろうと考えます。


①~⑧が想定した所要時間で消化できれば遅刻することはありません。

「遅刻しない」ためにどうするかそれは①~⑧のコトが予定通り実行されるという

ことです。

「遅刻する」ということは①~⑧のコトが予定通り実行されないということです。

そしてその順番をひとつづつ遡り予定通り実行されなかったコトをみつけること

が"タイムスリップして過去に遡り原因を探る"という方法です。


次に原因であろうと特定したコトの真因を深堀するプロセスに入りますが

これも同じ手順になります。問題としたコト(状況)を作り出しているコトの順序を書き出し、

過去に遡って問題となるコトを見つける。これを繰り返すことで根本原因にたどりつきます。


現象から原因、真因の追究へと話のフェーズが移っていくのが一般的な改善手法の

プロセスですね、現場改善やQC等の真因追究手法に"なぜなぜ分析"とかトヨタでは

"5つのなぜ"などのよく知られた手法がありますがTORではあまり必要としません。

"全く"ではないので"あまり"という表現にしました、決して否定ではありません。

改善活動に携わる人からみれば「えーー」という反応だと思います、でもあまり必要ないのです。

科学的に技術的に専門性を持ってという世界では必要不可欠ですが、TORは実現のための

行動を設計し意志決定する理論のため技術的な側面での周到なスキルを必要としないということです。


また、なぜ?を起点とする深堀方法は、時に思いこみや、経験則からの現状発想に囚われやすく

本質的な分析が出来るようになるためには、かなりの場数を踏んで熟練する

段階が必要となります。TORでは早く未来への道筋を見つけることに重点を置きますので

精緻な真因分析はあってもよいがあまり必要ではなく大事なことは過去に遡り現在の状況

を作り出している物語を確かめることでこれからの行動を決めることとしています。


長くなりましたが....


今回の要点は

「タイムスリップして過去に遡り原因を探る」とは

・現在の状況を作り出しているコトの順序を書き出し、過去に遡って問題となるコトを見つける。

・問題としたコト(状況)を作り出しているコトの順序を書き出し、過去に遡って問題となるコトを

 見つける。これを繰り返すことで根本原因にたどり着く。

ということです。


物語という言葉がぽつぽつと出ましたが、次回はそのことの本質である"偶然"と"必然"について

解説します。 本来であれば原因を特定する話をしたなら、ではどうするかということをどう考えて行くの?

という点を解説するのが常道でしょって思われるかもしれませんが、実はそこに落とし穴があります。

何でしょう?


それも含めて次回解説しますね

ではでは




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