昨日は子ども達と、「地球議会」をやってきました地球

えっ、なんだか分からない?


 実は理事として関わってる「GSS(グローバル人材育成機構)」という、子ども達の地球的な視野・感性を育む場づくりをしている団体とコラボしたのだ。ここでは4月から「世界を学ぶシリーズ」ということで、経済や政治をテーマにしてプログラムを行っていて、今回が第3回で「グローバル社会を学ぶ」。


 こんなテーマだと、一体どんな子ども達が集まってくるんだろう?「僕達が未来の人類を支える!」なんてエリート的な使命感を背負った子ども達が来るのかなあ? なんて心配(?)は杞憂に終わり、実際は元気で子どもらしい(でもやっぱしっかりしてるけど!)、小4~中3の子ども達・10数名でした。


 はじめに、外務省の「前国連日本代表部公使」、宮島さんから。世界には195の国があって、色々な問題が起きていること。でも震災の時には、本当に多くの国が手を差し伸べてくれたこと。だから、私達も他の国のことに関心を持とう!「情けは人のためならず」「夢は大きく、根は深く」「井の中の蛙、大海を知らず」「ハングリーかつハンブルに、凄い人は沢山いる、市場のおじさんとかも」。


 硬く、かつ華やかな話が中心になるのかなー、だったらNICEとしてはそれとは全然違う、現場の話をするぞーなんて勝手に予想してた。けど、いい意味で裏切って、分かりやすく、温かい、いいお話でした!

国際ボランティアNGO・NICEからの地球物語 ~人生いつでもFree Time☆開拓者カイの気分爽カイ~


 お次はNICEの出番。スタッフのナオはタンザニア、メンバーのユウコはフランス、マリプはエクアドル、そして俺はマレーシアの話で、ぐるっと地球一周。村ののどかで美しい素顔、子ども達の笑顔、美味しそうな食べ物、などなどの写真を見てもらいながら、みんなも素晴らしいメッセージを散りばめた。


ナオ 「こっちではさっきまでいたニワトリがあっという間に肉にされて、売られてたんだよ。」

ユウコ 「何を得られるか、得られないか、やってみなきゃ分からないので、まず行動してみよう☆」

マリプ 「いろんな幸せの形があることが分かりました!」

そして俺は、手食いや水浴びの素晴らしさ、村の「豊かさ」などを。


 この日にお見せした写真を一部だけ、紹介しましょう!


国際ボランティアNGO・NICEからの地球物語 ~人生いつでもFree Time☆開拓者カイの気分爽カイ~
マリプの写真1:アマゾンの子ども達


国際ボランティアNGO・NICEからの地球物語 ~人生いつでもFree Time☆開拓者カイの気分爽カイ~
マリプの写真1:山村の学校


国際ボランティアNGO・NICEからの地球物語 ~人生いつでもFree Time☆開拓者カイの気分爽カイ~

俺の写真1:先住民の子ども達と。ドラえもんの偉大さも


国際ボランティアNGO・NICEからの地球物語 ~人生いつでもFree Time☆開拓者カイの気分爽カイ~

俺の写真2:果物ランキング第3位のランプータン


 後半はいよいよメインの「地球議会シミュレーション」。前の日に練り上げました。

まずは「地球温暖化(気候変動)クイズ」で、ある程度の理解を共有。


 そして子どもと大人がペアを作って、9この役柄に分かれました。例えば、、、

日本の子ども 「結衣ちゃん」(去年一番多かった新生児の名前)
フランスの大きな農家 「カマンベールさん」
エクアドルのトヨタ社員 「バナナさん」
アメリカの大統領 「オブシュさん」
北極の白熊 「金づちくん」

 2020年の地球政府がつくった「温暖化防止法案」。

この中で変えてほしい部分を、それぞれが「動議」にします。

制限時間内に他の2グループから署名をもらえたら、動議は議会に提出できます。

で、議会では順番に動議を発表し、反対・賛成意見を1つずつ聞いてから投票します。

最後に投票の結果、修正された法律を発表します。


 このゲームの良さは、みんなが同時に活発に参加・交流できて、しかもクリエイティブな方向で話し、最後に作品が完成すること。子どもにはちょっと難しいかなと思ったけど、みんなとっても活発に楽しんでくれました。こんな感じに(これは署名集めの場面)。


国際ボランティアNGO・NICEからの地球物語 ~人生いつでもFree Time☆開拓者カイの気分爽カイ~

 最後はNICEの誇る「世界七夕アクション」で、みんな、地球温暖化を防ぐために実際に自分が起こす具体的なアクションを短冊に書き、発表して記念撮影。やる気満々の子ども達に、俺達も触発された、楽しい1日でした。GSSスタッフのとこちゃん・まりちゃん、上村さん、お疲れさまでした!