第18回NVDA総会@ベトナム

 NVDA(アジア・ボランティア発展ネットワーク)の第18回総会を世界遺産の街・ベトナムはハロンで、5/14-19に開催しました!

 去年(タイ)はオンラインとの複合型で、4ヶ国7人しか集まらなかったけど、今年は4年ぶりの完全対面型で、10ヶ国から13人の代表者が集結!

 まずは去年、更にはここ数年間のアジアの国際ボランティア活動を振り返りました。

 

【NVDA年間報告書2022より】

● 22ヶ国・地域の29加盟団体が、484事業(前年から倍増)を実施、4,959人(同2.3倍増)が参加。コロナ前と比べると、まだ半数弱。

● 教育31%・環境27%・開発23%・文化9%・福祉3%・他7%。

● 日本は事業数・国内参加者数は1位、海外派遣数は2位だったが、開国の遅れが響き、国内受入数は圏外。

 

 世の中全体も大変でしたが、国際ボランティア界も、コロナ禍で壊滅的な打撃を受けた「業界」。数年間収入ゼロだった団体も多い中、他の仕事で食いつないだり、オンラインや地域開発事業を伸ばしたり、様々な工夫と努力でほとんどが何とか生き残った。そのたくましさと志の強靱さを祝ってみんなで乾杯したビール、極上だったなあ☆

 

そして来年、2030年、その先へ

振り返りの後は、これからの道しるべ。左図にあるように、「社会変革」と「NGO強化」の2つのテーマで、2030年に目指す姿とその最初のステップとしての、来年のアクション(例:気候変動を防ぐアクションの推進と発信)を創りました。

 

ただの総会とは違う!こんなシーンも

山岳民族の学校を訪問。庭で畑を耕したり

 

子ども達と太鼓で交流しました。


 

その後は教師達と、山で採れたての伝統料理を堪能し

 

突然隣の親父グループに誘われて、昼から酒を飲みまくり・・・

 

 NVDAでは26年前の設立時から、たぶん他にはない「ワークキャンプ型」で総会をやるんです。三度返り咲いた代表の任期も、あと1年。みなさんも一緒にアクションを創りましょう☆

 

そのNVDAの新職員が決定!何と・・・

 大草紀子さん(のり):NICE歴20数年で数知れず活躍。ここ数年は韓国在住

 

 NICEでも理事、特別職員、キャンプリーダー、グループ・ワークキャンプの引率等を長年担い続け、数多くの人が知っている「のり」が、NVDAの3年ぶりとなる職員に就任しました☆8月1日に開始して、今はタイの現場で活動中。アジアのMOVEMENTに大きな力になるはず!

 

地球一周する国際会議「Frame(v)」

 ハンガリーのEGYSEKが、世界中の国際ボランティア(IVS)NGOやNetworkと企画する、EU補助事業。ここ15年程、参加者が欧州中心に減り続ける中、運営NGOの力を伸ばし、事業の質やPRの効果を高めて活動を再興することを狙う。

 前に3-4月に開催した「アジア会議」を報告しましたが、今回は「米州」をレポートします。

 

●期間:6/26~7/6の11日間

●場所:コスタリカのPuntarenas。半島にある町の大部分は気候変動による海面上昇で、30年後には水没すると言われている・・・

●参加者:米州中心に22ヶ国・22団体から30人。アジアは俺だけ。スペイン語が飛び交うと思ったけど、結構英語で助かった。

 

最初は「地球会議」から

 国際ボランティアNetworkがいがみ合っていた2006年。CCIVS(世界Network)の代表に就いたNICE・俺はほぼ全てのNetworkと提携している立場を活かして、一同に集まる場「地球会議」を創りました。

 それから17年。NGO全体の衰退への危機感もあり、すっかり密に連携するように!

今回は気候変動、成果の発信、質の向上等について、協働を活発に話し合いました☆

 

いよいよ本番!新たな歴史が!?

 こんな風に緑いっぱいの所で、イグアナやらカラフルな鳥やらに囲まれて、陽気なNGOリーダー達が日夜語り合いました。

 米州は国際ボランティアが少なく、Networkもなかったけど、ついに最終日に設立されました!俺もアジアの経験を色々シェア。勿論、これが歴史的な出来事になるのかは、これから次第。

 

 そういえばコスタリカは名目だけの日本と違って、本当に平和憲法で軍隊を禁じてるんだよな。安全保障の環境が全然違うにせよ。現地のNGOリーダーに「不安はないの?」と聞いてみたら、「全然。殺し合いに自分の息子や夫を送り込まないことを女性達も誇りにしているわ」ときっぱり。

 

集大成の一つ!渾身の種まきでした

 今回参加を決めたのは、ブラジル、ウルグアイ、エルサルバドル、チリ、とワークキャンプ未開催国からNGOが集まる稀な機会だったから。主催者にも「ぜひアジアで開拓した経験をシェアして」と、セッションを用意してもらいました。

 ワークキャンプが目指すもの。可能性と限界。うまく企画するコツや失敗例。彼らがこれから始めるヒントを少しでも生み出せたら、と気合いで語りました。彼らの野望も引き出しつつ。

 終了後、彼らから「自分達にもできる!と、わくわくしてきた」「ノウハウもためになったけど、何より君の情熱に一番感銘を受けた」等と言ってもらえて、感無量。ついでにテキーラで乾杯!これらの国で国際ワークキャンプが立ち上がるのが楽しみだし、できれば伴走もしていきたい。

 

コスタリカとメキシコでも新企画?

 会議のホスト団体(ACI)に頼んで実現した、プロジェクト訪問!帰りに寄ったメキシコでも、新たな計画が。もしかしたら、来年2ヶ国ワークキャンプを実現できるかも。乞うご期待!!

 

コスタリカの公民館

 

コスタリカの保全森林

 

メキシコの古代の水道

 蕎麦屋で出会った絶品の有精卵。家のヨーグルトメーカーで温めてみたら、本当に生まれた!今では我が家の人気者、その名もぴぃ。

 NPOを運営するナイスな日々。今回は、5~7月の出来事のほんの一部をご紹介します!(ここでは現場への訪問が中心になるけど、今年は海外参加が600人を超え、事務の方も大忙しです・・・☆)

 

<NVDA総会@ベトナム(5/14-19)>

 アジアのNetwork・NVDAの第18回総会を10ヶ国から13人の代表者と創りました。詳細は次回の「国際ボランティアNow!」で。

 

<5/21は地元deワーク>

 7年目の第17回・岡上週末ワークキャンプ。4ヶ国・5家族含む36人参加の大盛況。

俺は帰国翌日でヘロヘロだったけど、新緑とカラフルな面々にパワーをもらった☆ワー

ク後、森での一杯も最高!

 

<理事会も頑張ってます>

 5/28と7/17に開催。主なトピックは、☆職員から2ヶ月報告&計画→重要事項を議論 ☆会費改定や職員給与 ☆各地方での活動発展 ☆理事・職員OBとうまくつながりを保つ作戦 ☆10-12月のボランティア大賞や総会の企画 ☆夏のキャンプリーダーや関西職員の確保・大作戦

 

 

<今年も果物狩りまくり>

 6/3はNICE事務局@横浜で、3家族が梅・ビワ・夏みかんを大収穫。最後はツルでブランコやターザン遊び、子ども達もたくさん楽しめたね!


 

<奇跡の山里①・真木>

 6/21-23は2年ぶりに長野の真木へ。徒歩2時間でしか辿り着けない山奥でのワークキャンプ。母子含む6ヶ国からの10人が共働学舎のメンバーと仕事も暮らしも共にしました。相変わらず、飯も最高だった!!

 

<恐竜の国①>

 6/26-7/8は映画「ジュラシック・パーク」の舞台とも言われる、コスタリカの国際会議へ。そこで俺が目撃したのは・・・詳細は次回の「国際ボランティアNow!」で。

 

<長野・安曇野で初開催!>

 7/22-23はベトナム人6人を連れて長年の会員・きょこが立ち上げた週末ワークへ。素敵な場とビジョンに触れられた☆作業の成果も写真で一目瞭然!

 

<恐竜の国②>

 世界有数の化石発掘地でもある、福井県勝山市。住民1名の美しい小原集落で11年目の親子ワークキャンプを8/27-8/2に開催!日越5家族の14人がいっぱい働き、食べ、笑った1週間になったね☆

地球一周する国際会議「Frame(v)」

 ハンガリーのEGYSEKが、世界中の国際ボランティア(IVS)NGOやNetworkと企画する、EU補助事業だよ。ここ15年程、参加者が欧州中心に減り続ける中、運営NGOの力を伸ばし、事業の質やPRの効果を高めて活動を再興することを狙う。2020年冬に開催した欧州を皮切りに、アジア・米州・アフリカの順で会議を行うはずがコロナで止まってしまい、今年ようやく再開したのだ。

 

 アジア会議は3/27-4/4、インドネシアのスマランで開催。俺はアジアのNetwork・NVDAの代表として招かれました。

 

 11ヶ国・15団体から24人が参加。キリスト教団体が運営する青少年センターは緑が豊か!フリーデーはみんな観光してたけど、俺達4人はプロジェクト訪問で、マングローブの森へ突撃したのだ。

 気候変動による高波で水没が進み、出て行く住民達。そこで立ち上がった地元の若者「太陽」さん。仲間を集めて植林と子ども環境教育に尽力する(8/6-19にワークキャンプ開催!)。

 お洒落なカフェでマングローブ・ジュースも売ってるよ

 

 さてさて、会議の主な論点を紹介します。

 

ボランツーリズムが全部悪い!

 「参加者が減ったのは、市場調査や広報に巨額を投じる旅行会社のボランティアツアーのせい」とこんな主張がここでも続出。一理はあるけど、それよりも学べる・連携できる部分はしながら、自分達を磨き、いい仕事することが大切では?

 

ワークキャンプの名前のせいだ!

 「旧社会主義国の強制労働を連想させる」「入国で労働目的と誤解される」「名前が魅力ない」等を理由に「IVS」とかに変えようという意見が続出。

確かに「キャンプ」と混同されることもあるし、もっといい名前あるならそれもアリ。でもIVS(個人型もある)とワークキャンプ(国際以外もある)はそもそも違うもの。100年続けた自負はないのか。活動が広がれば、自然に理解も深まる。強制労働を連想ってどんだけ?入国はボランティアでもこじれることあるので関係ない。変えたきゃ自分の団体でやればいい(実際そうしてる団体あり)が、世界全体で変える必要があるのか。

 

派遣団体はもう要らない!

 「受入団体に直接簡単に申し込めるサイトに勝てない」「タクシーや宿の予約もそうなってるし」そんな焦りから、派遣団体廃止論も。

 確かに自国の団体を通すと時間ややり取り、お金が更にかかるので、それを望む人達も少なくないだろうな。無駄はできるだけ省く等、参加者にとってより良い方法は探らないと。

 ただ参加者のニーズから離れすぎると成り立たないけど、盲目的に従えばいいものでもないす。相応の理由や利点もあって今の形になってることも踏まえないと(例:経験者紹介や事前研修でよりよい準備。非常時フォロー。派遣の収入で受入が成り立つ。帰国後の活躍の場)。

 

 てなことを主張したけど、「変えることを嫌がる頑固な守旧派」「何でも反対・あまのじゃく」なんて一部で思われたかな?勿論、時代を見ながら、柔軟に変えることも必要。でも慌てすぎて、自分達の大切な魂や道を失うことは避けないと。

 他にも俺からはSDGsへの成果を測り集め、動画等で発信したり、気候変動への世界共通アクションを提起して、作業チームが誕生しました。6~7月にコスタリカでの会議にも行くので、次号では「恐竜の地」から更なる報告をお届けします!

 昨日庭で苺を摘んでたら、網にかかって力尽きたシマヘビ君を発見。命を大切に感じるため素揚げしてみたら、思いのほか美味だった。

 NPOを運営するナイスな日々。今回は、3~4月の出来事のほんの一部をご紹介します!

 

<3年ぶりの世界会議@ラトビア(3/1-6)!>

 「ALLIANCE技術会議」には31ヶ国49団体の91人が参加☆

 朝飯は鰯のオイル漬けとカリカリベーコンが絶品。

   

 10年前の国際親子ワークキャンプに13歳でメキシコから参加したAshleyは、NGO職員としてここで再会!

 11年前まで共に世界ネットワークを運営していたウクライナの友達は今、難民としてラトビアに滞在していた。

 

<エストニアのKiidi農場☆>

 せっかくなので3/6-8、隣の国のワークキャンプを訪問。

大好きな薪割りで思う存分汗をかき、熱々サウナでまた汗をかき、凍った湖に時々ダイブ。そしてビールを一気飲み。これは一体どういう天国ですか。

 

<3/9-12はフランス>

 航空券はパリ乗換え。だったらついでに行ってしまおう、スイス近くのBeaumotteへ。日本からの12人のボランティアも頑張ってました☆

お昼ご飯の手作り風ソーセージや純朴なバターが美味でした!(写真)

 

<3/13ベトナムへ>

 最後も乗換えを使って、水上スラムのESAワークキャンプを訪ねました。

活動を始めたきっかけになった、アンさんの長男(当時6歳)はもう21歳!専門学校でエンジニア目指して頑張ってます。

子ども達が遊んだり休憩する小屋作りにも参戦!

 

<インドネシアはアツかった>

 3/26-4/4はジャワ島中部のスマランへ。国際会議にアジア代表として参加して、気候も議論も激アツでした。

 

<4年ぶりの対面で>

3/25-26はNICE理事会@踊場。やっぱたまには飲み語りも必要だ。

新理事のKG、ウエルカム!退任する克さん・金ちゃん(+なお・はるか)、お疲れさまでした☆

 

  

<世界のワーク発表会>

4年ぶりに発行した「世界のワークキャンプ」。大勢のご協力を頂いて、今年は60ヶ国・1200個の活動を紹介。初の発表会を4/21、横浜でやってみたら44名に参加頂きました!

アジア国際ボランティア・サミット

 3年近くに及ぶコロナ禍は、NVDAの加盟団体もズダボロにしました。オンライン事業、寄付事業、国内ワークキャンプ、地域開発、医療支援等を育て、しのいだ団体もあります。職員はみんな去り、代表だけが他の仕事をしながら無償で何とか存続させてきた団体も沢山あります。

 

 そして、ようやくNGO同士が集まれました!11/3-11/6、NVDA(アジア・ボランティア発展ネットワーク)の創設25周年を記念して、サミットと特別ワークキャンプを大阪で開催。MUFGの協賛も頂いて、9ヶ国から18名が参加しました。サミット参加者は次の8人(★は団体創設者)

 

① ベルギー・SVIの代表 Pierreさん★

② カンボジア・CYAの代表 Sophatさん★

③ インドネシア・GREATの職員 Benさん

④ 韓国・IWOの事務局長 Yonghanさん

⑤ モンゴル・MCEの事務局長 Baatarさん★

⑥ ミャンマー・GIVEの事務局長 Thazinさん★

⑦ 日本・NICEの事務局長 井口(やす)

⑧ 日本・NICEの代表 開澤(かい)★

 

 11/3、関西事務局20周年と合同の記念祭には62名が参加し、ボランティア大賞、パーティー等を満喫。「自分達の国でもやりたい!」と大好評。

 

 NGOの代表達がコロナ禍でボロボロになった共通の苦労を分かち合いながら、新しいビジョンや協働を活発に話し合い、コロナ後の世の中創りにパワーを沢山もらえました☆

 

 ワークキャンプは、古民家の掃除や稲の脱穀にいい汗流した!

 

 ここでも手巻き寿司が大好評。

 


終了後、神奈川の開澤宅でNVDAの理事会も。近所で自然食を堪能!

 

追加で企画・NGO立ち上げトーク

 今回はNGO創設者ばかりの顔ぶれになったので、11/7に東京でこんな会もやりました。

 

 

 モンゴルのBaatarだよ。大学を卒業してモンゴル青少年連盟で働く日々。ある日、ベトナムで特別ワークキャンプをやるって情報を見つけて飛び込んだんだ。そして最後の夜、あのチリ紙が全てを変えた・・・

 

 カンボジアのSophat。20歳で都会に出てビジネスに成功した俺だけけど、何かが足りなかったんだ。そして出会ったんだ。仕事をやめてまで行ってみたいと思う程の、、、

 

 ミャンマーのThazinよ。国際NGOで働いていた私がベトナムのホテルのプールで、とんでもない人達を見つけたの。

 

 インドネシアのBenです。僕は人生に絶望してた。そんな時、日本人の大学生が僕の大学の授業にやってきて・・・

 

 日本のKaiです。大学を休学して世界を廻った日々。ポーランドで美女と公園で踊る夢のような日々。それこそが・・・
 
 続きが気になる方は、QRから当日の動画を

 最近猛烈に感動した映画は「Drコトー」、マンガは図書館で発見した「3月のライオン」、食べ物は真冬なのに庭畑でなった極甘イチゴ。

 NPOを運営するナイスな日々。今回は、11~2月前半の出来事のほんの一部をご紹介します!

 

<アジアと関西記念祭!>

 11/3-6、大阪で「国際ボランティア・アジアサミット」をやりました。11/3にはNICE関西オフィス20周年パーティーも!感慨とやる気に溢れた4日間になりました☆

 

<ワークの後の芋煮は最高!>

 11/12-13、第16回岡上ワークキャンプは5家族やミャンマーの盟友Thazinを含む37人が参加☆ 秋晴れの中、9本の山桜を植え、茅を刈りまくり、3年ぶりの芋煮会も満喫。地元から97歳の方も参加され、Thazinと3人で彼が昔訪ねたビルマの話に花が咲きました!


 

<奇跡の親子ワーク・同窓会>

11/23、夏に福井の小原で親子workcampに参加した6家族・17人が何と、全員再集結!会場の野崎家は吊り輪やらボルダリングやら魅力ありすぎ!またみんなで一緒にワーキャンできたら素敵だね☆

  

<まさに全国!年度総会>

 12/17-18は神奈川・福井・愛知・大阪・福岡・オンラインがつながって総会!各地で創った行動計画を合わせ、全部で672人も参加者を増やす案が完成☆

神奈川は3年ぶり復活の国際ボランティア大賞・決勝大会も激アツでした!

 

<大阪、再び>

 12/27、5年間共に働いたシマの送別会へ。50人超の大盛況でした。強引に決行した胴上げで強烈なエルボーを側頭部にくらい、一瞬で煩悩が洗い流されましま。

 

<世界へ羽ばたけ若人よ!>

 1/14-15は18人、2/11-12は28人が踊場の事前研修に参加。待ちに待った海外ボランティアにわくわくする大学生達にパワー頂いた☆庭の手入れも一気に進み、今年は野菜を沢山作れそう!

 

<リアル北の国から!>

 2/2-5。末っ子たーを引き連れて、福井の小原で雪下ろし。ワークキャンプは4人が参加、貴重な古民家守るため、ノルマの倍の6軒クリア!温泉、雪食べ、ソリ遊び。思い出した「地球は教室・体験は教師」!

 

<続き。たーより>

 突然、目の前に現れたんだ。天然記念物のニホンカモシカ、牛の仲間なんだって。しばらく僕達をじっと見て、それからゆっくりと弾むように走り去ったよ。

水は近くの湧き水から。ここの水はすごいんだよ!外に2年出しっぱなしでも腐らないし、顔を洗うと肌がすべすべになるって。1人しか住んでいない山奥の村だけど、すごい宝ものがいっぱいあるんだ。

 昔コンビニで深夜バイトの休憩中に寒すぎてレジの前で寝てたら、酔ったおっちゃんに「偉い!」と褒められ、チップまでもらった。。

Go Teensって何だそりゃ?

 高校生の国際ボランティア参加を推進する、国際事業。欧州委員会の助成を得てフランスのSJが主催、NICEを含む8ヶ国のNGOが参画しました。今までの流れはこんな感じ。

 

① 2019年12月:スペインでキックオフ会議。事業全体を計画。NICEから藤原・直井が参加。

 

 コロナ禍突入で2年間停止・・・今年再始動。NICEも担当職員が育休や退職、残った職員で何とかカバー。

 

② 5月、フランスでリーダー訓練合宿

 

③ 7-8月、8ヶ国で高校生ワークキャンプ実施。日本から山本がインド、佐藤がエストニアでリーダー。日本にもフランス、エストニアからリーダー受入予定だったが、入国制限で諦めた・・・


最終会議なんて、日本でできるのか!?

 世界でも有数の、厳しい入国制限が続く日本。NICEもボランティアの受入を、長らく停止中。最終会議を東京でやろう!という当初の計画は存亡の危機に立たされていた。もはやこれまでか・・・

 そんな時、英国から一通のメールが届いた。夏に北海道でグループ・ワークキャンプを計画していたカージフ大学からだった。彼らも観光さえ難しい日本政府の方針に、諦めてかけていた。

 「今日大使館に聞いたら、短期商用ビザ取ればいいじゃん、簡単だよって言われたんだ」。そうだったのか!国内事業職員・まみがパキパキ動いてくれたお陰もあって、彼らは無事入国し、2年半ぶりの海外ボランティアの受入がついに実現した。

 

 

 これなら、会議の受入もできるじゃないすか。こうして会議の開催は決まり、10月からは入国がぐっと緩くなって、無事8ヶ国・23人のNGO職員達が集まったのでした。日程はこんな感じ。

10/21

到着。Orientation

10/22

●各国の活動報告

●国際ボランティア大賞にゲスト参加

10/23

●活動の改善策出し

●高校生事業推進・改善のツール作り

10/24

●ツールの完成

●今後のアクション

10/25

●一部は出国

●栃木の事業訪問(夏の高校生ワークキャンプ実施場所)

10/26

●事業訪問の続き

●解散

 

 

 

 

 

 

 

会議の一コマをご紹介!

 ボランティア大賞は50数名の参加で大盛況!会議参加者も登壇したり、ブースでお菓子を振る舞った。「自分達の国でもこういうのやりたい!」と大好評。

 

 ご飯も毎回大人気☆特に栃木の手巻き寿司!

 

 栃木では竹林でいい汗!受入の塚本さん達に感謝☆


 

 運営には俺・井口やす・佐藤けいしょーに、元職員の山野井すみも加わってくれました。日本に来るのが夢だったって人も大勢いて、深夜カラオケ、長野の真木訪問、各々満喫してました。

 日本に世界中からやって来て、わいわいやるのはほんと久しぶり。大地を覆う分厚い氷が溶け、生き物の息吹が聞こえてくる、そんな感覚に包まれました。ここからまた、全てが始まる。

 最近近所のアスレチックで、周りの誰もが脱落した「指猿」(クリフハンガー)を何とかクリアも、池ツルボチャで完全制覇を逃した。

 NPOを運営するナイスな日々。今回は、7月~10月の出来事のほんの一部をご紹介します!

 

<やってきました徳島へ>

 7/15、教師の沖野ゆりさん(30年前の会員!)のお招きで、高校の授業へ。

「ボランティアって幸せをつなぐことなんだ」「人前で話すのは苦手だったけど、少し自信が持てました」等、嬉しい感想を頂きました!

 

<ウクライナ&ミャンマーと!>

 7/18、両国のNGOリーダーと生中継で、「世界平和アクション・ナイト」!10ヶ国から27名(うち日本17名)が参加しました☆戦乱で苦しむ犬猫や国内避難民を応援する活動を聞き、終了後には10名から7万円超の寄付も。1日も早い平和を心より願います。

 

<親子ワークキャンプ@小原>

 10回目の今年も7/21-27に6家族・17人がいっぱい働き、遊び、食べ、笑ったよ。小原の湧き水は1ヶ月常温で腐らず、星の多さは日本トップ級。自生するワサビを食べたから、市販のはもう食えないす。来年も来たい!の声続出でした☆

 

<ベトナムからの生中継>

 9/5-7、国士舘大学・国際ボランティアの集中講義は、ベトナム水上スラムとのOnline workcampに。ベトナム料理を満喫したり、現地と交流。エコたわし販売作戦も考え、10月の学園祭出展につながった!

 

<函館再訪☆>

 4月に始まった、アフガン一家に寄り添う6ヶ月ワークキャンプ。9/15-18、その最終盤に再度招いて頂きました!写真はアフガン料理教室。一家の今後に幸せあれ!

 

 

<NICEな未来を語り合う>

 10/2-4、NICEハウスで理事会&職員会議。理事会は前夜に有志で飲み語りした中長期ビジョンを更に発展。「国内外数ヶ所で常駐職員置いて、本格的に地域づくりを」「職員が学ぶ時間を設けよう」「事後研修に自動参加する仕組みに」「動画をもっと活用」「高校生の会員を巻き込もう」などなど、活発にアイデアが飛び交いました☆

 

  

<高校生の参加推進!>

 のための国際事業Go Teens最終会議を東京で10/21-25に受け入れて8ヶ国・23人のNGO職員達が集まりました☆

 

<沢山の感動をありがとう☆>

 一番好きなサッカー選手・中村俊輔さんがついに引退した。同じ横浜出身で高校時代から、輝かしく波瀾万丈な足跡にわくどきしてきた。逆境から何度も這い上がる姿に凄く力をもらった。これからも幸せな人生を!

 

 今年も夏の甲子園、盛り上がりましたねー。数々のドラマに感動しながら、前から「こうなったらもっといいなー」と思ってたことを優先順にまとめてみました!

 選手自身の思いや関係者のご苦労は十分分からずに、的外れとか良くないものも含まれているかもしれませんが、提案は基本、誰でも自由・活発にしていいと思うので、自分の願望・妄想として☆

 

その1:秋の国体は都道府県連合チームで!

 確か他の運動競技では国体を県選抜チームでやること、少なくないですよね。夏まで戦っていた相手が仲間になるのも熱いし、甲子園に行けなかった逸材達にも、最後にいい思い出になるので。

 自分が暮らす神奈川でも有力校が多すぎて、数々の凄い投手が連戦で疲れ果て、打たれまくって終わるのが残念過ぎ。47チームも出場すると多くて運営も大変でしょうけど、そこを何とか!

 

 春を選抜の代わりに、こっちにしてもいいと思う(秋の県・地方大会の勝者は、ひとまず神宮で全国大会してるので)けど、秋の国体も夏のやり直しで中途半端なので。

 32か64じゃないと試合数に不公平が出る問題はどこでもつきまとうけど、例えば過去10年の県別実績をポイント化して、上位をシード扱いし、2回戦から登場にすればいいのでは?

 

その2:プレミア・リーグを創って神宮で決着!

 有力校同士で練習試合もよくやっているようなので、どうせならもちっとガチで、高校サッカーみたいにリーグを創る(クラブチームがないのは違うけど)。地方ブロックの下位リーグと毎年入れ替え戦も行って。

 サッカーと同様に東西に分けるなら、例えば東が仙台、聖光、高崎、浦和、日大三、横浜、相模、星陵、敦賀、中京、西は近江、京外、大阪桐蔭、履正社、天理、智辯和歌山、広陵、下関、明徳、明豊とかかな?

 で、今は春選抜の前哨戦という中途半端な神宮を、東西リーグ上位4校ずつの8校トーナメント(西1位vs東4位とか)か、上位2校ずつのリーグ戦でチャンピオンを決める大会に変える(その1で春が県対抗にならない限り)。

 

その3:夏の甲子園は64校・長丁場で!

 試合数の不公平問題は、学校別だとポイント化は難しいので、この際64校にする。まずレベルが高く、学校数も多い、埼玉・千葉・神奈川・愛知・大阪・兵庫・福岡も(東京・北海道と同様に)2校にすれば56校。準優勝校56校を7組に分け(2枠のある県は同じ組に)、8校ずつのトーナメントで優勝したら○。そして前年(or今春)の優勝校が席ゲット(地方大会に出るかは要検討)で計64!

 これだと理論上は1つの県で最大4校も出られる場合もあるけど、別にいいかと。

 

 それと近年だいぶ改善されているけど、まだ準々以降はエースにとって過密なので、冬の高校サッカーやラグビーのように3回戦・準々・準決・決勝の間に4-6日間は空けるようにする。移動・滞在費とか大変になるけど、入場料収入とかで何とかならんかな。

 

その4:春選抜の予選時期や選考を改善!

 新チームになってから間もないのに、あまりにすぐに試合して、半年先の出場可否が決まるのはどうなのか?日程の事情とかよく分からないけど、例えば1月に県、2月に地方大会では遅すぎ?北国が雪で無理なら、せめて10-11月位に行ったらいいのでは?(もし神宮のために早くするのなら、必要ないと思う)。

 

 あと微妙な選考が時々物議をかもすので、東京と関東、中国と四国、ついでに北海道と東北、北信越と東海もまとめる。21世紀枠や希望枠は廃止。

 北海道・東北④(現在比+1)、関東・東京⑧(+2)、北信越・東海④(0)、近畿⑧(+2)、中国・四国④(-1)、九州・沖縄④(0)。これなら単純に準々や準決勝進出チームで決められる。

 または関東・東京と近畿も4校にして、余った8校枠は6地区×準々敗退4校の24校が3校・8組に分かれ、リーグ戦で各組優勝校が出場決定(勝敗が並んだら、総得点とか明確なルールで)。

 

  ふいー、てんこ盛りの妄想してみました。そもそも野球だけ、高校だけ注目しすぎとか、色々と意見はあると思いますが、みなさんはどう思いますか?

 特活)小原ECOプロジェクトは貴重な民家を7戸修復し、登山道の整備や耕作放棄地の再生、エコツアーも実施している。NICEとは2009年から共催し、アジア初の国際親子ワークキャンプも2013年から毎年開催中。

 

 10回目!の今年は6家族17人が集まって、いっぱい働き、遊び、食べ、笑いました☆半分以上がリピーターなのは魅力いっぱいの証拠!

 

 他にもスイカ割り、何でも流し素麺、近くの川場で化石発掘、蛍狩り、盛り沢山だったネ!第40回は、みんな子連れで戻ってくるかな!?

 

【野崎家の感想も、一部ご紹介!】

●最高の思い出:「湧き水遊び。寒かったけど、必殺技を決めた」「疲れることもあるけど、でっかい家族みたいで、やっぱりすごい親子ワークキャンプっていいな。この時代に逆行する、人間関係の濃さがすごい魅力!」

 

●最悪の思い出:「長靴がびしょ濡れ」「        男子と喧嘩しちゃった」「虫刺され」

 

●美味しかったもの:「インスタント麺の朝ご飯」「ボリビア料理」「イワナ」「カフェオレ」

 

●また素敵な思い出が沢山できた、楽しいキャンプでした。一年のうちの一週間ってそんなに長くないのに、キャンプの景色や水の冷たさ、みんなとのわいわいした時間はいつまでも心に残るから不思議。ありがとうございました!