今日はこの本からある人物に登場してもらいましょう。
その前にまずは本の紹介から
史上最強の哲学入門
著者 飲茶
この本を読んでみて言葉の使い方や表記の仕方から著者は男性だと勝手に思い込んでおりました。
しかし
若い女性の方だったんですよねー
で
この哲学書には様々な哲学者が登場してきます。
その中でもものすんごい発見をしたのではないかと言われている男に登場してもらいます。
その名は
ソシュール
1857〜1913年 スイス出身
主著 『一般言語論』
存在とは何か?
スイスの言語学者ソシュールの哲学とは?
ソシュールは今までの言語学に疑問を抱いていました。
それまでの言語学は歴史的な経緯を調べたり、似ている言語の言葉同士を比較しては、その祖先を調べてみたり。
そんな中、ソシュールは
なんかちゃうんだよね〜
今までにない言語学はないものか?
それからソシュールはあれやこれやと新しい発見を目指して日夜研究を続けます。
そしてついに発見!!
ジュネーブ大学の言語学の教授であった彼は
その新たな発見を大学の講義で発表する予定でした。
しかし、そんな彼に不意に悲劇が襲います。
新たな言語学、新理論を講義にて発表したあと、その新理論に対する世間の反応を見る前に病死してしまいます。
でも、この新理論を聞いた学生たちは、このままソシュールが人生をかけたこの新理論の成果をこのまま埋もれさせないために立ち上がったのです。
学生たちは講義の内容を書いたノートを互いに持ち寄り一冊の本にします。
それが
『一般言語学講義』
しかし学生たちの解釈の仕方や矛盾点もあり決して完璧とは言えない本でしたが反響を呼ぶには十分な内容でした。
まさに
言語学界の伝説になるのです。
では、
ソシュールの言語学とはいったいどのようなものだったのでしょう?
ソシュールが現れる前
言語とは
『モノに貼り付けられたラベルのようなもの』
一般的にはこのように理解されてきました。
赤くて丸い果物
というものに対して
リンゴと、それに対応する言葉がラベルのように貼り付けられているといった考え。
しかし、
ソシュールはその言語観をぶっ壊す!!
いや
その言語観をぶっ壊し
新しく言語を定義しました。
『言語とは、差異のシステムである!!』
※差異とは"違い"と言う意味
しかしこの史上最強の哲学入門の著者の飲茶さんはこの差異の意味の"違い"をわかりやすくするために"区別"という言い方に変えてあります。
言語とはつまり区別のシステム
つまり赤い丸いなにか?
をリンゴとして認識したいからリンゴと名付けたのではなく、赤くて丸いなにか?を他の存在と区別するためといった捉え方をしたのです。
えっ?
ここまで読んだけど全然面白みが伝わらないって!?
いやいやこれからなんすよ
マジで
ここからね、予想しない展開が待ってるんすから
でもね、ここから長くなりそうなんです
ですのでこの記事をソシュールシリーズとして何篇かに分けて更新していきます。
このシリーズつまんなそうだから読まねぇって方に最初にオチを言っちゃいますよ?
いいですか?
ネタバレですよ
このソシュールの新言語学理論は最終的にこうなります。
存在とは存在に『価値』を見い出す存在がいて、
はじめて存在するのである。
え!?
全然伝わらないしよくわかんないって?
じゃこれなら?
つまり
あなたが見ている世界はあなた特有の価値で切り出された世界
あなたが切り出した価値により
特有の世界を生きているということになるのです。
あなたが見ている世界は他の誰も見ることができません。
あなたがいなくなると同時に
あなたが考えているような世界は決して存在しないし、継続されることもない
※ほとんど書いちゃいましたね(笑)
でも、結末よりもプロセスが知りたいという方はソシュールシリーズを楽しみにしといてください。
まぁ、なんとなく
クライマックス書いちゃいましたから
ふーんそうなのね
で終わりそうな気もしないでもないです(笑)
前もこの曲紹介しましたけど
好きな歌なんで
何度でも紹介したくなります♪
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