一番最初の建築塾講義で若者心得を教えていただいた。その中で「五条の徳」というものがある。一般的には知っているのかもしれないが、私自身が無知で勉強不足ゆえにわからなかったのかもしれない。しかし我々人間にとって大変重要だと考えており、五条の徳の「徳」についてまとめてみようと思う。
「徳」は行にんべんをつかっているので行動する意味である。つくりは旧字で直の下に心を書く。
私の考えでは、ゆっくりとまっすぐに行動するということではないだろうか。仮に心がゆがんでいると、徳とは言えないのではないだろうか。
今は心がけているが、考えてみると以前の僕自身の心がまっすぐだったとは思えない。
「徳」のある人は皆が尊敬している。
昔の寺子屋の先生は、先生というより師匠であり、生徒は弟子である。
また弟子は弟と子と書くので、家族同様に大切にする。
なぜ前田先生が生徒を子供たちと呼んでいるのかがわかった。
現代ではどうだろうか。近頃の人は皆金の持ってる人を尊敬している。多くの人が金を望んでいるからだろう。
しかし金があるからといって徳があるわけではない。
この場合は利害関係が発生するので、徳はないだろう。徳とは生き様や心のことだと考えている。
多くの人々が金欲ばかり考えて、徳を学ぶことを忘れてしまっている。
徳をもつ世界と欲の望みばかりの世界とはたしてどちらが良いのかを考える時代になっているのではないだろうか。我々はより良い社会にするために考えていかなければならない。
五条の徳の中身は「仁、義、禮、智、信」である。これらを積み重ねることで徳を身につけることができる。
これからの世代である若者には学んで徳を身につけていただきたい。




