「あー。だりぃ・・・。」
思わず呟いた。
「ねぇ、あっくん!こないだのテストどぉだった?」
質問してきたのは祐だった。
「俺全然ダメだったから先生に呼び出された。」
そう、俺はかなりの馬鹿なのだ。
すると祐は急に笑顔になり
「いいこと思いついた!今日僕の家にきてよ!
それで一緒に勉強しよっ!僕が教えてあげるから。」
とにこにこしながら言った。
「えっ。う・・うん。いいの!?」
俺はドキドキしていた。
「うん誰も家にいないし。」
とあっさり言う。
いやいやいや。だって俺はひそかに祐のことが
好きだし、なんかしちゃうかも・・・。
あー。やべぇ。
「じゃぁ、放課後なっ!」
俺はそそくさとその場を後にする。
「うん!」
祐も自分の教室に戻っていく。
「じゃぁ行こっか。」と、言い笑顔で俺の前を歩いていく。
祐はいろいろ楽しそうになにかを話していたが
俺はそんな聞く余裕もなかった。
「もぉ、あっくん!聞いてるぅ?」
俺の顔を覗き込む。
心臓がバクバク音をたてる。
「え?あ、あぁ。」
俺は適当に答える。
「着いたっていってんの!早く靴脱ごうよ。」
と、どんどん部屋の奥に進んでいく。
「へー。以外に綺麗にしてんだな。」
俺と祐は仲が良かったが祐の家に行ったのは
今日が初めてだった。
「でしょー。この辺座って!」
俺は祐が指さした場所に座る。
できるだけ祐から離れてないとな。
「じゃぁ、はじめよっか。」
と、俺の隣に座る。
うわっ。近!肩あたってるし。
祐はそんなことおかまいなしにどんどん
勉強を進めてく。
俺はそんな難問に苦戦しながらもなんとか
問題を解いていく。
何時間か過ぎた。
「はぁー。疲れた・・・。」
もう頭が働かない。
ちらっと祐が何をしているのか見てみると、
祐はケータイをいじっていた。
「おいー!!何してんだよぉ!」
俺は少し怒ったように祐に問いかける。
祐は少し焦ったように
「あっ、うん。ごめん。」
と言って、またケータイをいじりはじめた。
はぁ。んだよ!
俺は少し寂しくなる。
「ゆーうー!!」
俺は頭ん中であれこれ想像してたのに
そんなのとは大違い。
俺は少しイライラして祐に近寄った。
「俺がいるんだからケータイなんかすんな。」
あれっ。俺何言ってんだろ。
「う、うん。」
そう言った祐の顔少し赤かった。
「何してんのか見してみろ」
と半分いじわるそうに言ってみた。
内心結構何してたか気になっていた。
俺は祐のケータイに手をのばす。
「わ、わぁっ!」
・・・ドサッ
「う・・・」
俺は祐と一緒に床に倒れこんでしまった。
しかも俺が上。祐が下。
つまり馬乗りになっている状態だ。
「あ、あっくん・・・?」
祐はうるうるした可愛い瞳で俺を見つめている。
ドキッ・・・
俺はそんな可愛い祐を見ているとなんだか我慢できなくなった。
「俺がいんのにさ、ケータイのほうばっか向いてると
俺すっげー寂しくなるから・・・。」
「あぅ・・・。ごめんね??」
と、また今にも涙がこぼれそうな瞳で俺を見る。
ううううー!!可愛すぎっ!
我慢できなくなった俺は嫌われるのを承知で
キスをしてしまった。
「んっ・・・・・っ!」
ゆっくり唇がはなれた。
「いやぁー今のは・・・その・・・。」
俺はもう顔が熱くなり唇が一気に熱くなった。
「ごめんな。俺もう帰るわ・・・・!」
もう完璧きらわれたわー・・・
はぁ・・・。何やってんだ俺。
「やだっ!やだよぉ。」
振り返ると祐が泣いていた。
「おいおい!どうした!そんな嫌・・・だったか?」
祐は泣きながら、
「うっ・・・・行かないでよぉ・・んっ・・だってぇ・・・
・僕キスされ・・て・・すごぉく・う・れしかった・・んだ」
へぇ!?
「僕、あっくんのこと好きなのにぃ・・・うっ・・
どうして帰っちゃう・・の・・?」
「いやぁ、だってその、祐のこと好きだけど
祐は嫌かなと思って・・・」
俺はどうしていいかわからずおもわずギュッと抱きしめた。
すると、いきなり祐がくるっと振り返った。
「うぉ!?」
顔近っ!
「あっくん好きぃ!」
にこっと笑って言った。
俺は静かに祐を床に倒すとゆっくり顔を近づけた。
「あっん・・・・んんぁっ・・・」
甘い声をだす祐。
すでに俺は理性を奪われていた。
「やべぇ。可愛すぎっ♪」
俺はさらに甘くて溶けてしまいそうなキスを
何度もくりかえした。