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☆開運パワースポット☆

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徳川家康の参謀を祀るお堂

開山堂本堂
開山堂本堂

「今年の『巳成金』行った?」とずいぶん聞かれた。
もちろん行きましたとも。3年連続巳成金の記事書くのもなぁーと思い、何も書かなかったが、そこで、ちょっと可愛らしい手書きの案内書をみつけた。寛永寺さんが作られたのだろうが、清水観音堂、不忍池辯天堂、開山堂の寛永寺3堂の開運めぐりを案内したものだ。それを見て気がついた。
あ!開山堂を紹介するのを忘れてた!

寛永寺三堂めぐり
寛永寺三堂めぐり

○天海と元三大師の二人が本尊

黒門
黒門

開山堂とは、寛永寺を開いた南光坊・天海(徳川家康の参謀)を祀ったお寺である。私は寛永寺にあっては、一番お寺らしい佇まいをしている場所ではないかと思っている。境内はとても静かで、豊かな草木に囲まれ、四季折々の花が美しいのだ。
それから、上野戦争でできた鉄砲跡が残る旧本坊表門(黒門)も境内脇にあって、ちょっとした観光スポットでもある。

この二つのお札に描かれた鬼が元三大師
この二つのお札に描かれた鬼が元三大師

開山堂は別名「両大師堂」ともいうが、これは天海とともに元三大師を祀っているからである。元三大師とは平安時代のお坊さまで、天台宗の座主(一番偉い人)にもなった人である。「厄除大師」と言えばこの人の代名詞のようなもので、鬼のような姿で描かれるお札がいろんなお寺で授与されている。また、今どこの神社やお寺にもある「おみくじ」を最初に考案した人とも言われている。

○虚空蔵さんに十三詣

虚空蔵菩薩が祀られるお堂
虚空蔵菩薩が祀られるお堂

実は開山堂のお坊さまには、取材で1時間以上もお話をうかがったことがある。真夏にもかかわらず、なんだかひんやりとしたお堂の中で、いろんな話を教えていただいたのだが、ほんの数行の記事にしかできず、とても申し訳なかったと記憶している。
お話の中で、とても記憶に残っているのが「虚空蔵菩薩」と「ボケ封じ」の祈願が多いというお話。当時は、まだ仕事の域を出ていない記者程度の知識しかなかったため、「虚空蔵菩薩」が何を意味するのかよく理解していなかった。関西・東北地方以外の人にとって、虚空蔵さまは丑年・寅年生まれの守り本尊くらいの認識しかないだろう。

虚空蔵さんのお守り
虚空蔵さんのお守り

ところが、関西や東北地方の人にとって虚空蔵さんは「十三詣」という13歳になると虚空蔵菩薩にお参りするという重要な人生行事に欠かせない菩薩さまなのである。しかも東京には虚空蔵菩薩を祀るお寺がとても少ない(実は最近軒並み増えてきたのだが)。そのため、関西出身の子どもをお持ちの家庭では、虚空蔵さんを探しに探されて、こちらのお寺にやってくる事が多いのだというお話だった。
そのためか、虚空蔵さんの縁日は毎月13日である。

○ボケ封じ祈願が特に有名

ぼけ封じのお守り
ぼけ封じのお守り

開山堂に祀られている天海僧正は、とても健康で長生き、しかも最後の最後まで頭がしっかりとしていたことから、長寿、健康、ボケ封じのご利益があると言われている。厄除プラスボケ封じ。もっと年配者に知られていてもよいのではないかと思うのだが、「頭がよくなる」ということでわりと小さな子ども連れのファミリーの参拝が多い。
毎月3日には大護摩供で大般若転読というめずらしい光景を見ることができる。大般若転読というのは、大般若経・全600巻を大勢のお坊さんで分担して同時に転読(速読方法)することで、短時間で大般若の法要ができるという利点がある。その様子を実際に見ると荘厳さに圧倒されること間違いなしだ。

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寛永寺一帯は紅葉も楽しめるが、上野と言えば春の桜である。
開運三堂めぐりの清水観音堂の桜はもちろん、開山堂には、御車返し(みくるまがえし)の桜がある。天海の出生については様々な憶測があるが(明智光秀同一人物説なども)、会津出身説がこのところ有力らしい。「御車返しの桜」は「八重一重」と言われる桜なのだが、そういえば2013年の大河ドラマは会津を舞台にした「八重の桜」だったなぁ。あんまり関係ないし、桜を紹介するに適した季節でもないけど、今日(10月2日)は天海さんの命日だから、ま、いっか。