天機化忌(戊干化忌)
天機化忌については、例えをするのが最も良い・・・
麻雀をしていて、わざと下家に一対の七索を出さないようにしていたが、牌局が終わりに近付いた時、自分がもし七索を打てば、三辣三飛を叫ぶことができるので、運任せに七索を捨てたところ、結果として包牌(役満を確定させる牌で責任払いになる)だった。
天機化忌は、「機深禍更深(人には広い心で接し、あまり策略を巡らせないことだ)」ということわざを心に留めておくべきである。また<紅樓夢>の中にある王熙鳳に関する予言「機關算盡太聰明、算去了卿卿的命(策を尽くして非常に賢く立ち回っても、結局は自分の命を失ってしまう)」に例えることもできる。
だから命宮・福徳宮にある天機化忌は、商売に最も適さず、商売をすれば必ず自分で自分を打ち負かす状況に至り、自分の恨みや憎しみが頂点に達するほど、簡単に勝利者になれる。対処の道は、「平常心」を保ち、何ごとも道理に従って行動し、成敗を天命に委ねることで、かえって成功を手に入れられる。
天機の優点は臨機応変だが、欠点もまた臨機応変にあり、聡明すぎる臨機応変であるために、狡猾に変わる時があり、人に当てにならない感覚を与え、天機化忌の場合、性質は最もこのようになる。後天的な道徳修養は、こうした時にとても重要であるため、同じ天機化忌坐命でも、人生の境遇が大きく異なる可能性があるのは、まさにこの理由による。
天機化忌のもうひとつの欠点は、誹謗されやすいことである。どのように身を立てたり行動したりしても、簡単に誹謗を受け、人から攻撃される。もし精神を費やして対処すれば、煩わしさに耐えられない。しかし化忌が煞曜に出会う場合、誹謗に対処せざるを得ない状況にしばしば直面し、当事者は心身ともに疲れ果てることになる。
女性の天機は、陷宮化忌で火鈴を見れば、昔の人は自殺の傾向があるとしたが、これは家庭内に誹謗が絶えず、昔の婦女はビジネスがなく、家庭が唯一の世界であったため、年月が経つにつれ、人生に喜び楽しみが少ないと感じたからである。
六親宮垣の天機化忌は、直接的な意味は疎遠な関係である。しかしこうした疎遠は、かつては密接な関係だったものが、後に劣悪な関係に発展してしまうことが多く、そのために失望と傷心を感じやすくさせてしまうのである。
さらに不幸なのは、六親宮垣の天機化忌は、小事が大事に変わり、最終的にそれぞれが極端になり、挽回できなくなることを表す。だから関係が壊れた際、もし根底をたどれば、人々の失笑を買い、当事者は水と火のように、関係がますます悪くなり、ついに収拾がつかなくなる。
疾厄宮の天機化忌は、神経系統の疾患を表し、特に不眠・神経衰弱・記憶衰退の類である。
もうひとつの意味は、肝臓病の傾向である。昔の人は「憂則傷肝」と言ったが、これは天機化忌の特性のことである。
天機化忌と刑煞が同行すれば、手足に受傷する兆候で、特に手先足先である。